ドジャースのアーロン・ベイツ打撃コーチが語る大谷翔平選手の打撃は、「速く振れる」という一点だけで語り尽くせない完成度があります。
確かに大谷翔平選手の平均バットスピードはリーグ最上位の“最速グループ”というより、上位帯に位置するタイプです。
それでも、わずかなミスさえ本塁打に変えられるのは、正確性を落とさずに高速で振り抜ける「安定した強さ」を持っているからです。
さらに、2年連続50本塁打という結果の背景には、用意周到な準備と、日々の微調整でタイミングを合わせ込む技術が積み重なっています。
平均バットスピードが“最速”ではなくても飛ぶ理由

バットスピードは「最速値」より「安定して速い」が効きます
バットスピードは速いほど有利ですが、試合で価値になるのは「毎打席で再現できる速さ」です。
大谷翔平選手は、ただ力任せに振るのではなく、ミートの確度を保ったまま強く振り抜けます。
だからこそ、芯を外した“わずかなズレ”でも、角度と打球速度が噛み合えば一気にスタンドまで運べます。
“速いスイング”を高い頻度で出せることが武器です
バットスピードの指標は平均だけでなく、「速いスイングをどれだけの割合で出せるか」も重要です。
大谷翔平選手は、この“速いスイングの出現率”でも上位帯に入り、強い打球を量産できる土台になっています。
平均値だけでは見えにくい「打席ごとの再現性」が、長打の安定感につながります。
ベイツ打撃コーチが評価する「大谷翔平の再現性」
効率的でブレにくいフォームが、強さを毎日持ち込みます
好不調の波はどの打者にもありますが、大谷翔平選手は大崩れしにくいタイプです。
それは、打撃フォームが効率的で、動きが大きく崩れにくいからです。
体の使い方が整っているため、少しの違和感があっても、別の部分で微調整して“当たる形”に戻せます。
長いリーチを「当てる技術」に変換できる希少性です
長身でリーチが長い打者は、パワーを出しやすい一方で、ミートが難しくなることもあります。
それでも大谷翔平選手は、長いリーチを「角度と強さを作る武器」に変換できます。
ベイツ打撃コーチが語る魅力は、身体能力の高さだけでなく、その能力を打席で機能させる“操作性”にあります。
2年連続50本塁打を支える「準備」と「タイミング調整」

打席の前から勝負は始まっています
大谷翔平選手の本塁打は、打席の中だけで生まれるものではありません。
試合前の準備、相手投手の球質や配球の想定、コンディションの確認など、打席に入る前の積み重ねが、スイングの迷いを減らします。
迷いが減るほど、振り遅れや差し込まれが減り、強い打球の確率が上がります。
「合う日を待つ」のではなく「合わせに行く」調整力です
トップ打者ほど、タイミングが合わない日でもゼロにしません。
大谷翔平選手は、わずかなズレを放置せず、練習の中で原因を特定し、打席で修正できる範囲まで落とし込みます。
この“合わせ込み”があるから、少しのミスが本塁打になり、長いシーズンでも数字が積み上がります。
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ベイツ打撃コーチが語る打者大谷翔平まとめ
大谷翔平選手の打撃の真髄は、平均バットスピードの順位そのものではなく、正確性を犠牲にせず高速で振り抜く「再現性」にあります。
ベイツ打撃コーチが語るように、優れた身体能力に加えて、フォームの効率性、微調整のうまさ、準備の質が噛み合うことで、わずかなミスでも本塁打に変える打撃が成立します。
だからこそ、2年連続50本塁打という結果は、偶然ではなく、日々の準備とタイミング調整が生んだ必然の積み重ねだと言えます。

