大谷翔平選手は、2024年に打率.310を記録しながら、2025年は打率.282と数字だけ見ると下がりました。
それでもOPSはどちらの年も1.000を超えており、打撃の総合力が高い状態を維持しています。
ここでは「打率とOPSの関係」を軸に、なぜ打率が下がってもOPSが高水準になるのかを整理します。
2024年と2025年の数字を並べると「OPSの作り方」が見えてくる

OPSは「出塁率(OBP)+長打率(SLG)」です。
つまり打率(AVG)だけで決まる指標ではありません。
- 2024年:打率 .310/出塁率 .390/長打率 .646/OPS 1.036
- 2025年:打率 .282/出塁率 .392/長打率 .622/OPS 1.014
打率は下がっても、出塁率は高いまま、長打率もトップクラスのままです。
この2つが揃うと、OPSは簡単には落ちません。
OPSは「ヒットの数」より「出塁の質」と「長打の厚み」で伸びる指標です
打率は「安打÷打数」ですが、出塁率は四球なども含めて評価します。
さらに長打率は、単打より二塁打・三塁打・本塁打が多いほど上がります。
そのため、打率が少し下がっても
- 出塁(特に四球)を積み上げる
- 長打で一気に塁を稼ぐ
この形ができると、OPSは高水準に保たれます。
理由① 出塁率(OBP)が高い|打率よりも「四球の価値」が効く
2025年の大谷選手は出塁率.392と非常に高水準です。
打率だけでなく、四球などで塁に出る回数を確保できていることが、OPSの土台になります。
打率は下がっても、出塁率が大きく崩れないと
- チャンスを自分で作れる
- 得点につながる回数が減りにくい
という強さが残ります。
「打率が低い=出塁できない」ではありません
打率はあくまで安打だけの指標です。
一方で出塁率は「アウトにならない力」を評価します。
打率が下がっても、出塁率を高く保てる打者は攻撃の中心になれます。
理由② 長打率(SLG)が高い|“1本の価値”がOPSを押し上げる

2025年の大谷選手は55本塁打を記録し、長打率.622を残しています。
長打率は「ヒットがどれだけ塁打になったか」を示すため、長打が多いほど伸びます。
つまり、安打数が少し減っても
- 本塁打や二塁打が増える
- 単打より“複数塁打”が増える
この形になると、総合的な打撃価値は高いままです。
打率よりも「長打で稼ぐ塁打」が攻撃力を強くする
打率は同じ1安打でも単打も本塁打も同じ“1本”として扱います。
しかし試合へのインパクトは大きく違います。
長打率が高い打者は、少ないヒットでも
- 1打席で状況を変える
- 得点期待値を押し上げる
という強みを持ちます。OPSが強いままなのは、この長打の厚みがあるからです。
理由③ 打率の下落は「総合打撃力の低下」とは限らない
打率は分かりやすい反面、打者の価値をすべて表す数字ではありません。
OPSは「出塁」と「長打」を合算するため、得点に直結しやすい能力をまとめて見られます。
2025年の大谷選手は
- 出塁率が高い(塁に出る)
- 長打率が高い(塁を稼ぐ)
この2点が同時に成立しています。
その結果、打率が下がっても「攻撃の中心にい続ける数字」としてOPSが1.000を超えています。
「打率を見る」から「OPSで全体像を見る」へ
打率は入口として便利ですが、OPSを見ると
- 出塁で攻撃を回す力
- 長打で試合を動かす力
が同時に見えてきます。
大谷翔平選手のように、選球眼と長打力が揃うタイプは、打率が多少変動してもOPSが強く出やすいのが特徴です。
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大谷翔平2025年打率が下がってもOPS1.000超まとめ
大谷翔平選手が2025年に打率.282でもOPS1.014と高水準を維持できたのは、OPSが打率だけで決まらない指標だからです。
出塁率(OBP)を高く保ち、長打率(SLG)もトップクラスで積み上げた結果、打率の下落以上に「出塁と長打」が攻撃力を支えています。
打率の数字に加えてOPSを見ることで、大谷翔平選手の打撃が“総合力で強い”ことがよりはっきり分かります。

