Netflixが独占!来年開催の2026年WBC日本向け配信権とは?
Netflixは、2026年3月5日から17日まで開催されるWorld Baseball Classic(第6回WBC)の日本国内における放送/配信権を独占的に取得しました。
全47試合を、ライブ中継およびオンデマンド配信の形で、日本国内のNetflix加入者向けに提供する予定です。
これはNetflixが日本で初めて手掛けるライブスポーツ中継となります。
なぜNetflixが配信権を獲得できたのか?放映権料の“5倍高騰”の背景とは?

日本が2023年WBCで優勝し、人気と注目度が極めて高まったことを背景に、今回の放映権料は従来の約30億円から約5倍の150億円規模へと急上昇したと報じられています。
地上波テレビ局にとって、この規模のコスト負担は現実的ではなく、財政力と資本力に勝るNetflixが優位に立ったと見る分析もあります。
日本の既存メディア業界はどう反応したか?“地上波消滅”“黒船来襲”の声
今回のNetflix独占配信決定は、日本の新聞・テレビ業界にとって「黒船来襲」と評されるほどの衝撃です。
WBCの中継は地上波の王道だっただけに、その完全排除は未曽有の事態といえます。
特に東京プール主催の読売新聞社は、従来は
「WBCIとの間で橋渡し役を担ってきた自社を通すことなくNetflixへ直接権利が渡った」
ことに強い反発を示しており、業界内部には
「裏切られた」
との怒りが広がっているようです。
野球人気への影響は?“暗い影”ではなく新たな可能性へ展開
2023年WBC準々決勝・イタリア戦では、日本における視聴率が関東地区で平均48.7%(世帯)という驚異的な数字を記録しました。
この人気を背景に、
「地上波見られないのは暗い未来?」
との懸念もあります。
しかし一方で、Netflixによる全国的かつ柔軟な視聴が可能な配信体制は、新たな野球ファン層の取り込みや利便性向上につながる可能性を秘めています。
なぜ今のタイミングでNetflixが熱視線?アジア戦略と資金力の強さ
Netflixはすでに190以上の国と地域に展開しており、日本国内でも加入者数は1,000万人を突破し、アジア太平洋地域における売上は前年比23%増と急成長しています。
この強力な資金力と、地域戦略の一環として
「アジア市場攻略の布石」
として今回のWBC配信が位置付けられていると見られます。
なぜ地上波ではなくNetflixなのか?未来のスポーツ視聴の形を見据えて
近年、スポーツ中継はライブストリーミングに移行しつつあります。
NetflixはWWEやNFL、ボクシングなどですでにライブ中継を成功させており、今回のWBCを通じて“次世代の視聴体験”を提供する狙いがあります。
視聴者はいつでも、どこでもスマートデバイスで観戦できるという利便性は、今後のスポーツ配信の主流となる可能性を象徴しています。
2026WBC地上波消滅まとめ
Netflixによる2026年WBC日本国内独占配信は、放映権料の高騰や地上波の排除といった衝撃的な展開を伴いながらも、日本のスポーツ中継の未来を示す“転換点”とも言える動きです。
視聴環境の変化を歓迎し、野球人気の新たな展開を期待したいところです。
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よくある質問/Q&A
Q1 地上波でWBCは見られないのですか?
A1 現時点では、2026年WBCの日本における放送権はNetflixが独占しており、地上波や衛星テレビでの放送予定はありません。ただし、一部報道などでハイライト映像が使われる可能性はあるとされています。
Q2 放映権料が5倍になったというのは本当ですか?
A2 報道では、2023年大会の地上波が中心だったときの放映権料(約30億円)に対し、今回は約150億円と“5倍”ともされており、資金力のある配信事業者であるNetflixがそれを担えると評価されています。
Q3 Netflixに加入していなかった人はどうすればいいですか?
A3 視聴にはNetflixの契約が必要になります。加入していない場合は、この機会に新規契約を検討される視聴者も増えることが予想されます。
Q4 Netflix以外で視聴する方法はありますか?
A4 現時点では日本国内での他の視聴手段は確認されていません。海外在住者の場合、現地の権利ホルダー(例えば米国ではFox Sportsなど)が配信する可能性があります。
Q5 2026年WBCはいつ、どこで開催されるのですか?
A5 2026年3月5日から17日にかけて開催され、東京、サンフアン(プエルトリコ)、ヒューストン、マイアミが試合会場となります。