カーショウの苦境から復活の軌跡とは?

ロサンゼルス・ドジャースのレジェンド、クレイトン・カーショウ投手(37歳)は、現地9月7日にボルティモア・オリオールズ戦に先発し、5回2/3を投げ、83球で8奪三振、2失点、4被安打、1四球という堂々たる内容で今季10勝目(2敗)をマークしました。
これにより、今季13度目の二桁勝利を達成しました。
ファンの誰もが彼の復活に驚きと賞賛を贈っています。
なぜ「多くの人がカーショウは“終わった”と思っていた」のか?
昨季は左肩手術などの影響でわずか7登板にとどまり、さらには左膝・左足の手術も重なり、今季開幕を大きく出遅れていました。
5月17日の今季初登板以降は4試合15回2/3で防御率5.17、奪三振8、勝ち星0と調子が上がらず、ファンからは
「引退すべきでは」
という声も出るほどの苦しい状況でした。
米スポーツ専門メディア『FanSided』の記者ザカリー・ロットマン氏も、
「私を含め、多くの人がカーショウは実質“終わった”と思っていた」
と振り返ります。
怪我と紙一重の中での驚くべき復活とは?
苦しんだ序盤から一転、その後の4試合すべてで勝利投手に!
23回で防御率1.57、奪三振21、四球わずか4という見事な投球でまさにエースの働きを見せ、8月に5勝0敗という圧巻の快進撃も記録しました。
現在は19登板10勝2敗、ERA(防御率)3.27、驚異の勝率83.3%という安定した成績を残しています。
米記者が語る「ドジャースにとって彼の存在意義」とは?
ロットマン記者は、
「怪我だらけのドジャースは、あらゆる面で彼の貢献を必要としていた」
と述べ、カーショウの復調と働きを高く評価しています。
昨季には“引退を考えた”と語っていたカーショウですが、プレーを諦めたくないという強い意思で今季契約を結び、MLB史上20人目の通算3000奪三振を達成、オールスターにも出場し、以降は大きな怪我もなくシーズンを送っています。
ロットマン記者は
「これが最後のシーズンになる可能性もある」
と指摘しつつも、
「引退しなければ当然ドジャースに復帰するだろう」
と、今オフのFAでも移籍せず残留すると見ています。
カーショウ米記者終わったと思わせた復活まとめ
クレイトン・カーショウ投手は、一度は「終わった」とまで言われた状況を驚異的な復活へと変え、今やドジャースの投手陣に欠かせない存在となっています。
怪我を乗り越えた強さ、そして豊富な経験が、ポストシーズンでも重要な武器となることは間違いありません。
ファンも記者も再び彼のプレーに胸を熱くしています。
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よくある質問/Q&A
Q1:カーショウは今季何勝していますか?
A:現時点で10勝(2敗)を記録しています。
Q2:なぜ「終わった」と評価されたのでしょうか?
A:昨季は怪我によりわずか7登板にとどまり、今季も序盤は不調で勝ち星がなかったため、多くの人が「終わった」と見ていました。
Q3:復活のきっかけは何ですか?
A:5月以降の登板で好調なピッチングを続け、4試合連続で勝利を挙げるなど、ここぞの投球が復活の起点となりました。
Q4:カーショウの今後についてはどう見られていますか?
A:ロットマン記者らは今季が最後のシーズンになる可能性も推測しつつ、引退しなければドジャースに残るだろうと見通しています。
Q5:彼のポストシーズンでの役割は期待されていますか?
A:はい。エース級の活躍を続けており、ポストシーズンでの先発投手としても大きな期待が寄せられています。