ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(31)が今季、ついにポストシーズンでの二刀流復活を果たす見込みとなり、そのルール運用を巡って他球団から「不公平だ」との声があがっていると、USAトゥデー紙名物記者ボブ・ナイチンゲールが報じている。
この記事では、現行ルールの仕組み、他球団が感じる不満の中身、そして大谷が二刀流でポストシーズンに出場する際の可能性と注目ポイントを整理する。
大谷翔平がポストシーズンで二刀流復活!その意味とは?

大谷翔平選手は、ドジャース移籍後、今季初めて二刀流(投手と野手、あるいは打者としての役割を兼務)として実戦復帰を果たした。
ポストシーズンでもそのスタイルで起用されるのは今シーズンが初という点で、野球ファン・メディアの注目を集めている。
この展開は彼のキャリアだけでなく、MLBの起用ルールや戦略を考える上でも画期的な動きとなっている。
なぜ他球団は“ドジャースだけ得をしている”と感じるのか?
投手1人を余分に抱えているような状況
ナイチンゲール記者は、他球団が
と感じており、その点に不公平感を抱いていると伝えている。
即ち、二刀流で投手としてマウンドに立ちながら、打者として打席にも立つことができる大谷の存在が、通常の枠組みを超えた戦力的アドバンテージをドジャースに与えている、ということだ。
ルールの“穴”がもたらす戦術的選択肢
記事によれば、現行ルールでは以下のような使い方が可能であり、これが他球団の懸念を招いている:
- 先発投手兼DHとして出場する場合、投手として降板した後もDHとして試合に残ることができる。
- ただし、DHのみでスタメン出場し、その後リリーフとして投げることになった場合には、投球終了後DHとして残ることは原則として認められず、外野など野手の守備に就くか交代する必要がある。
このようなルール運用の差によって、
が最も現実的な二刀流起用のパターンとナイチンゲール記者は予想している。
大谷の二刀流ポストシーズン出場、どの形が最も可能性が高いか?
有力なシナリオは“先発投手兼DH”
上述のルール運用を踏まえると、大谷がポストシーズンで投打両方をこなすなら、先発投手としてマウンド → 投手を降りた後もDHとして打席に立つ形式が最も現実的である。
これなら戦略性が保たれ、他球団からの批判をある程度かわしやすい。
難しいが可能性のあるパターン
- DHのみで先発出場 → 後で投手として登板する形式:ルール上は投球を終えるとDHとしては残れず、守備に就くか交代となるため、負荷や戦術リスクが高い。
- リリーフ投手としての登板 → 打者として出場する形式:これも同様に、投球後にDH起用を継続できないため、運用が複雑になる。
これから注目すべきポイントは?
- MLBやポストシーズンを管轄する組織がこの二刀流運用に対して異議申し立てやルール見直しを行うかどうか。
- ドジャースがどの試合で、どのタイミングで大谷を投手兼DHとして使うかという戦術判断。
- 他球団がこれをどう迎え、リーグ内での競争環境にどのような影響が出るか。
大谷翔平ポストシーズン二刀流他球団なぜ不公平と感じているのかまとめ
大谷翔平選手がポストシーズンで投打両方をこなすというのは極めて注目度が高く、野球ルール・戦術のあり方に新たな議論を投げかけている。
他球団が「不公平だ」と感じている背景には、ルールの運用の柔軟さがドジャースに戦術的なアドバンテージを与えていることがある。
現実的なのは「先発投手兼DH」の起用形態であり、それがポストシーズンの大舞台でどのように機能するかが見ものだ。
※大谷翔平選手やドジャースの最新情報発信!ショウタイムズ【公式】はコチラ
よくある質問/Q&A
Q1:なぜ他球団は「ドジャースだけ得をしている」と感じるのですか?
A1:大谷が投手として投げた後でもDHとして打席に残れる可能性があることが、投手枠を1人多く使っているような戦術的な優位性をドジャースに与えていると見られているためです。
Q2:もし大谷がDHのみで先発スタメン出場して、投手として後から登板したらどうなりますか?
A2:その場合、投球後はDHとして試合に残れず、守備位置に就くか交代する必要があります。DHとして残ることはルール上認められていません。
Q3:ポストシーズンで二刀流が完全に認められる可能性はありますか?
A3:ルールそのものを変更するか、明確な“二刀流対応”の例外を設ける必要があります。現状ではナイチンゲール記者も「先発投手兼DH」が最も可能性が高い形と予想しており、完全自由な二刀流起用は難しいように見えます。
Q4:ファンやメディアはこのルール運用をどう見ていますか?
A4:多くは好意的で、大谷のようなスーパー選手ならではの挑戦として興味津々という雰囲気があります。ただし、公平性や他球団との競争バランスという観点から、慎重な声も少なくありません。