大谷翔平はどのような快投でポストシーズン初勝利を掴んだのか?
ドジャースの大谷翔平投手(31)が、日本時間10月5日(現地4日)、敵地フィラデルフィアで行われたナ・リーグ地区シリーズ第1戦に先発登板し、史上初の「1番・投手兼DH」でポストシーズン(PS)のマウンドに立ちました。
6回を3安打3失点、今季最多タイの9奪三振と力投し、PS初登板で見事な初勝利をマークしました。
DHとしても5打席に立ちましたが、4打数無安打4三振1四球。
しかし、チームは終盤の逆転劇で5―3と勝利し、シリーズの先勝に大きく貢献しました。
初回、敵地の大ブーイングの中で登板した大谷は、先頭のターナーを空振り三振、シュワバーを右飛、ハーパーを投ゴロと圧巻の三者凡退。
立ち上がりから圧倒的な存在感を見せつけました。
2回にはボームへの四球とマーシュの中前打で無死一、二塁とされ、リアルミュートの適時三塁打で2点、ベーダーの犠飛で計3点を失いましたが、ここからの修正力が圧巻でした。
3回以降はスプリットを解禁し、再び支配力を発揮。
シュワバー、ハーパーを連続三振に仕留め、5回のピンチではカーブでシュワバーから空振り三振を奪い、右拳を握って雄叫び。
6回には元同僚マーシュをカーブで空振り三振に封じ、満員の敵地を静まり返らせました。
ドジャースはどのようにして逆転劇を演じたのか?
打線は序盤、フィリーズ先発に抑え込まれましたが、6回にE・ヘルナンデスの適時二塁打で1点を返すと、7回にT・ヘルナンデスが逆転の3ランを放ちました。
右中間スタンドに着弾した打球を見届けた大谷もベンチから身を乗り出して絶叫。
チーム全体が一体となった象徴的な瞬間でした。
8回にはグラスノーが2死満塁のピンチを招きましたが、ベシアが代打ソーサを中飛に打ち取り無失点で切り抜けました。
フィリーズの反撃ムードを断ち切った継投策も見事でした。
佐々木朗希はどんな投球で試合を締めくくったのか?
9回、5―3の2点リードの場面でマウンドに上がったのは、若き守護神・佐々木朗希投手(23)。
圧巻のストレートとスプリットでフィリーズ打線をねじ伏せ、無失点で試合を締めくくりました。
緊迫した敵地の大舞台で、堂々たるポストシーズン初セーブをマーク。
“大魔神”の異名にふさわしい堂々としたクローザーぶりでした。
大谷翔平の二刀流はなぜ「史上初」となったのか?

大谷の「1番・投手兼DH」でのPS登板は、DH制導入後のポストシーズンでは史上初。
同一年度のPSで先発投手として登板し、別の試合で投手以外のポジションで先発出場するのも史上初の快挙です。
1918年のベーブ・ルース以来、投手が5番以上の打順に入る例もなく、まさに歴史的なマウンドとなりました。
この試合は、大谷にとってMLB8年目にして初のPS登板。
待ちわびた大舞台での快投と勝利は、ドジャースファンのみならず全米を熱狂させました。
大谷翔平PS初登板初勝利史上初二刀流まとめ
大谷翔平が史上初の「1番・投手兼DH」でPS初登板し、6回3失点9奪三振で初勝利をマーク。
打線は終盤の逆転劇でチームを後押しし、最後は佐々木朗希が堂々の無失点セーブ。
ドジャースは敵地で重要な初戦を逆転勝利で飾りました。
投打ともに歴史的な瞬間が詰まった一戦であり、シリーズの流れを大きく引き寄せた試合となりました。
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よくある質問/Q&A
Q1:大谷翔平のPS初登板はどんな記録を打ち立てたのですか?
A1:DH制導入後のポストシーズンで「1番・投手兼DH」で登板したのは史上初。同一年度に投手と野手で先発出場するのも初めてです。
Q2:T・ヘルナンデスの逆転3ランはどの回で飛び出しましたか?
A2:7回に放たれ、試合を2―3から5―3とひっくり返す一打でした。
Q3:佐々木朗希の登板はどんな場面でしたか?
A3:9回2点リードのセーブ機会で登板し、敵地の重圧の中を無失点で締めました。
Q4:次戦の先発予定は誰ですか?
A4:地区シリーズ第2戦は山本由伸が先発予定です。日本人投手リレーによる連勝が期待されています。