なぜロバーツ監督は佐々木朗希を“予定外”で3イニング起用したのか?

ナ・リーグ地区シリーズ第4戦で、ドジャースは1−1の同点で迎えた8回に佐々木朗希投手をマウンドに送りました。
ロバーツ監督は当初「2回(イニング)を想定していた」と語っていますが、実際には9回、そして延長10回も続投させるという大胆な判断を下しました。
その背景には、試合の流れや佐々木投手の球威、そしてここまで積み重ねてきた信頼があります。
監督は
「彼なら3回目も対処できると感じた」
と話し、日本人選手特有の準備力やメンタル面の強さも決断を後押ししたと明かしています。
佐々木朗希の投球はどのような内容だったのか?
佐々木投手は8回から登板し、シュワーバー、ハーパー、ボームという強力な打線をわずか8球で三者凡退に抑える完璧な立ち上がりを見せました。
9回にはマーシュを二ゴロ、リアルミュートを161.2キロのフォーシームで空振り三振、ケプラーを三飛に抑え、メジャーで初のイニング跨ぎ救援も難なくこなしました。
さらに延長10回のマウンドでも、カステヤノスを三ゴロ、ストットを見逃し三振、ターナーを右翼ライナーに打ち取り、打者9人を相手に走者を一人も許さない“完全投球”を披露しました。
36球で3イニングを投げ切り、被安打0、四死球0、奪三振2という圧倒的な内容です。
ドジャースタジアムは大歓声と
「ROKIコール」
に包まれ、スタンド全体が総立ちになるほどの熱狂ぶりでした。
ファンも選手も、その瞬間を忘れられない夜になりました。
なぜ「史上屈指の救援登板」と呼ばれるのか?
ロバーツ監督は試合後の会見で
「私の記憶にある限り、ブルペンからの登板としては史上最高クラス」
と力強く語りました。
通常、ポストシーズンでリリーフが3イニングを完全に抑えることは非常に稀であり、特に延長戦での3回目の登板で打者を圧倒し続けた内容は、球史に残るレベルのパフォーマンスといえます。
アメリカの複数メディアも
「ポストシーズンを制するクローザーを得た」
と称賛し、佐々木投手の評価は一気に高まりました。
チーム内でも
「彼が流れを変えた」「勝利を呼び込んだ」
という声が相次ぎ、この登板はただの好投ではなく、チーム全体の士気を押し上げる特別な一夜となりました。
今回の登板が持つ意味とは?
今回の3イニング完全投球は、佐々木投手がメジャーリーグの救援でもトップクラスで通用することを証明する内容でした。
これまで先発として注目されてきましたが、終盤戦やポストシーズンではクローザー的な役割を担う可能性も高まっています。
ロバーツ監督は
「この上なく彼のことを誇りに思う」
と称え、チームにとっても今後の戦い方を大きく変えるきっかけになったと語りました。
彼の存在は、ポストシーズンを勝ち抜くための“切り札”として位置付けられています。
ロバーツ監督佐々木朗希史上屈指の救援まとめ
佐々木朗希投手の3イニング完全投球は、ナ・リーグ地区シリーズ第4戦の勝利を引き寄せただけでなく、メジャーリーグでも歴史に残る救援登板として高く評価されています。
ロバーツ監督は「史上屈指の救援」と激賞し、チームとファンはその姿に熱狂しました。
日本から挑戦した若き右腕が、ポストシーズンの大舞台で圧倒的な存在感を示したことで、今後の起用やチーム戦略にも新たな広がりが見えてきています。
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よくある質問/Q&A
Q:今回の登板で最も印象的だった場面はどこですか?
A:8回の立ち上がりで8球で強打者3人を抑えた場面と、延長10回でストットを見逃し三振に仕留めたシーンが特に印象的です。
Q:ロバーツ監督はなぜ3イニング投げさせたのですか?
A:当初は2イニングの予定でしたが、佐々木投手の状態と試合の流れを見て、3回目も任せる決断をしました。監督の信頼の大きさが表れています。
Q:この登板で佐々木投手の役割は変わりますか?
A:今後はクローザーや長めのリリーフとして起用される可能性が高まります。今回の圧倒的な内容が、その可能性を一気に引き上げました。
Q:日本の反応はどうですか?
A:日本では「令和の怪物がまた伝説を作った」と大きく報じられ、ファンもメディアも誇らしい気持ちで受け止めています。ポストシーズンでの活躍は大きな話題となっています。