なぜ佐々木朗希は「格安」でドジャースに加入できたのか?
ドジャースの佐々木朗希投手が、ポストシーズンで一躍「最強のコスパ補強」として注目を集めています。
9日(日本時間10日)に行われたフィリーズとの地区シリーズ第4戦では、8回から延長10回まで3イニングを投げ、1人の走者も許さない“完全投球”を披露しました。
36球で強打者を次々と打ち取り、チームのシリーズ突破に大きく貢献しました。
その背景には、メジャーリーグ独自の
があります。
佐々木は23歳での挑戦となったため、メジャー球団はマイナー契約しか結べません。
このルールにより、ドジャースは獲得コストを大幅に抑えることができたのです。
契約金は650万ドル(約9億8200万円)、さらに千葉ロッテへの譲渡金162万5000ドル(約2億4600万円)を支払ったのみ。
年俸は最低保証の76万ドル(約1億1000万円)と、メジャー屈指の金満球団にしては破格の金額です。
ドジャースの“超大型契約軍団”の中でどう際立っているのか?

ドジャースは大谷翔平(10年7億ドル/約1058億円)、ムーキー・ベッツ(12年3億6500万ドル/約551億7000万円)、フレディ・フリーマン(6年1億6200万ドル/約244億9000万円)、ブレイク・スネル(5年1億8200万ドル/約275億1000万円)と、MLBでも屈指の超大型契約を並べています。
その中で、わずか1000万ドル未満(約15億円以下)の投資でチームの地区シリーズ突破に貢献した佐々木の存在は際立っています。
リリーフ陣が苦しむ中、シーズン終盤からポストシーズンにかけての6試合連続無失点は、まさに救世主的なパフォーマンスです。
ポストシーズンでの信頼度はどこまで上がっているのか?
前半戦こそメジャーの壁に苦しみましたが、後半戦以降はリリーフとして覚醒。
特に10月に入ってからは制球面と球威の両面で進化を遂げ、ブルペンの最重要戦力として評価されています。
第4戦では8回から登板し、延長10回まで完全に抑える離れ業。
強打者シュワーバー、ハーパー、ボームらを圧倒し、球場は「ROKI」コールに包まれました。
新戦力のタナー・スコットやマイケル・コンフォートが苦戦するなか、佐々木の安定感は群を抜いており、ポストシーズンのブルペンで最も信頼される存在になっています。
佐々木朗希たった1億円でドジャース救世主まとめ
佐々木朗希は、「25歳ルール」を活かしたマイナー契約でドジャースに加入し、年俸1億円強という“格安”の条件ながら、ポストシーズンで圧倒的な存在感を放っています。
金満ドジャースのなかでも際立つコストパフォーマンスと投球内容は、今後の球団戦略にも大きな影響を与える可能性があります。
23歳の若き右腕は、契約面でも投球面でも球界の注目を集める存在となっています。
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よくある質問(Q&A)
Q1:なぜ佐々木朗希はメジャーでマイナー契約しかできなかったのですか?
A1:「25歳ルール」により、25歳未満の海外選手はメジャー契約ではなくマイナー契約しか認められていないためです。
Q2:年俸はどれくらいですか?
A2:現在の年俸はリーグ最低保証の76万ドル(約1億1000万円)です。
Q3:ポストシーズンでの起用法は?
A3:ブルペンの主力として8回以降の重要な場面で登板し、複数イニングを任されています。
Q4:将来的には大型契約の可能性もありますか?
A4:25歳を過ぎてFA権を得たタイミングで、メジャー契約の大型延長が結ばれる可能性は高いです。