どんな試合だったのか?

米大リーグ(MLB)において、大谷翔平選手(31=ロサンゼルス・ドジャース)がリーグ優勝決定シリーズ(NLCS)第4戦で見せた「投手&打者」の二刀流による圧巻のパフォーマンスが、世界中の野球ファンを驚かせました。
投げては7回途中1安打無失点・10奪三振、打っては3本塁打。
まさに“でき過ぎ”とも言える出来栄えです。
この試合で、MLB公式サイトのデータ専門記者であるサラ・ラングス氏が、新記録を5つに整理して報じています。
どんな新記録を達成したのか?
ラングス記者が挙げた「5つのメジャー新記録」は以下の通りです。
- 投手として 初回先頭打者本塁打(MLB史上初)を記録。
- ポストシーズン史上で、投手が1試合で複数本塁打を放ったのは 史上初。
- メジャー全体で、1試合に “3本塁打+10奪三振” を同時に達成したのは 初めて。
- スタットキャスト導入(2015年以降)において、1試合で “打球速度116マイル(約186.6km)以上の本塁打を2本” を打ったのも 初。
- 1試合2発(本塁打2本以上)と10奪三振をキャリアで 2度達成した投手としても 初。
これらの記録が一夜にしてお膳立てされたこの試合は、言葉で言い尽くせないほどの偉業と言えます。
なぜこの試合が「二刀流の真価」を示すのか?
この試合は、大谷選手が“投げる+打つ”という二刀流の立場で、まさに“両方で勝負できる”ことを証明したものです。
- 投手としてゼロに抑え、10奪三振という圧倒的な数字を残し、相手打線を封じる役割を果たしました。
- 打者としては3本塁打で攻撃面でも圧倒的なインパクトを与え、リードを広げる決定打となりました。
この「投げて抑え、打って塁を越える」という両立は、これまでのMLB史において“常識を覆す”ものであり、まさに二刀流選手が成し得る最高峰の瞬間となりました。
さらに試合後、本人も
と語り、自身のスーパーパフォーマンスについて
と冷静に振り返りました。
あれほどまでに完成度が高かったという自覚も感じられます。
この偉業が残すものは?
この試合で示したことは、単なる「1試合の大活躍」ではありません。
- 二刀流が理論だけでなく、現実に機能して勝利を導けるという証明。
- 過去に誰も達成したことのない複数の“記録の同時達成”によって、今後の選手像や役割の枠を変える可能性。
- 日本出身選手としても世界舞台で「最高峰の場」でトップパフォーマンスを出せるという大きなメッセージ。
こうした意味合いが、この試合と大谷選手の偉業には宿っています。
もちろん
という声もあるでしょう。
しかしながら、その背景には長いキャリア、日々のトレーニング、投打両面での準備があり、まさに才能×努力が噛み合った結果だと言えます。
大谷翔平リーグ優勝決定シリーズ5つの新記録まとめ
この日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は、リーグ優勝決定シリーズ第4戦で「投げて抑え、打ってホームラン3本、10奪三振」という前人未到の偉業を成し遂げ、MLB史上に残る「5つの新記録」を打ち立てました。
二刀流という枠を超えたそのパフォーマンスは、野球というスポーツの可能性を改めて示したものであり、今後も語り継がれるような瞬間となるでしょう。
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よくある質問/Q&A
Q1.今回の試合で大谷選手が達成した新記録とは何ですか?
A1.以下の5つの新記録です:①投手として初回先頭打者本塁打、②ポストシーズンで投手が1試合複数本塁打、③1試合で3本塁打+10奪三振、④スタットキャスト導入後で打球速度116マイル以上の本塁打を2本、⑤1試合2発+10奪三振をキャリアで2度達成。
Q2.この試合で大谷選手はどんな成績を残したのですか?
A2.投手としては7回途中1安打無失点・10奪三振、打者としては3本塁打を放ちました。
Q3.なぜこの試合が“二刀流の真価”を示していると言えるのですか?
A3.なぜなら、投手として抑える役割を果たしながら、打者としても決定的な本塁打3本を放ったという両立が、これまでほとんど例がないからです。投打双方で勝利に貢献できるということを証明しました。
Q4.これから野球界や二刀流選手にどんな影響がありますか?
A4.この偉業は「投打を兼ねて勝負できる選手像」を現実のものとし、将来的には選手育成や起用法、戦略において“二刀流”を視野に入れる機運が高まる可能性があります。また、野球というスポーツそのものが持つポテンシャルの拡大に寄与すると考えられます。
Q5.大谷選手本人のコメントは?
A5.「最高の気分。皆を代表してこれをもらった」と喜びを語り、自身のパフォーマンスには「全体的に出来過ぎ」と振り返りました。冷静に自身の偉業を認めている様子も印象的でした。