2017年の入団交渉で生まれた“すれ違い”とは?

ロサンゼルス・ドジャースのクレイトン・カーショー投手は23日(日本時間24日)、ワールドシリーズ前日会見で大谷翔平投手について語り、
「私たちにとても心を開いてくれたと思う」
とコメントしました。
カーショーはドジャース一筋18年。
通算223勝、サイ・ヤング賞3度、ワールドシリーズ制覇2度という輝かしい成績を誇る名投手です。
そんな彼が大谷について語る背景には、過去の“因縁”と呼ばれた出来事がありました。
2017年12月、日本ハムからポスティングされた大谷はメジャー移籍交渉でドジャースとも面談。
その際、カーショーはオフの家族サービス中にもかかわらず、急遽ロサンゼルスで交渉に参加しました。
しかし当時ナ・リーグには指名打者制度がなく、大谷はア・リーグのエンゼルスを選択しました。
大谷翔平との関係はどう変化したのか?
カーショーは
「ショウヘイが来た時は、お互いあまり知らなかった。彼は自らの意思でプライベートを保つことを選んでいた」
と当時を振り返ります。
しかし今季、チームメートとして共に戦う中で関係は一変。
「クラブハウスでは、私たちにとても心を開いてくれた。今年彼と一緒にプレーして本当に楽しかった。彼はグレートで、本当に良いチームメートだ」
と称賛しました。
さらに
「彼はロックスターのようだけど、私たちと比べて誰よりも対応が上手。素晴らしいと思うし、彼とチームメートで嬉しいよ」
と笑顔で語り、大谷の人柄に深い敬意を示しました。
カーショーが感じた“大谷翔平の凄さ”とは?
カーショーにとって今季は現役最後のシーズン。
プレーオフでは中継ぎ待機を続けながら、チームを支えています。
そんなキャリア終盤においても、大谷の存在は彼に新たな刺激を与えています。
カーショーは
「彼は常に冷静で、誰よりもプレッシャーに強い。まさに模範的なプロフェッショナル」
と語り、精神的な強さを強調しました。
“ロックスター”と称されるほどの注目を集めながらも、チーム内で自然に溶け込み、信頼を築く大谷。
その姿勢が、カーショーのような球界のレジェンドの心を動かしたのです。
カーショー大谷翔平が心を開いてくれたまとめ
2017年の交渉では交わらなかった二人の道が、2025年シーズンにドジャースで交差しました。
カーショーが語る「心を開いてくれた」という言葉は、単なる信頼以上に“人間としてのつながり”を示しています。
引退を控えるカーショーと、全盛期を迎える大谷翔平。
二人の関係は、ドジャースというチームを象徴する“世代を超えた絆”としてファンの記憶に刻まれるでしょう。
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よくある質問/Q&A
Q1:大谷翔平はなぜ2017年にドジャースへ行かなかったのですか?
A:当時ナ・リーグには指名打者制度がなく、二刀流を実現しにくかったため、ア・リーグのエンゼルスを選びました。
Q2:カーショーの引退は正式に決まっているのですか?
A:はい。カーショーは2025年シーズン限りで現役を引退することを発表しています。
Q3:大谷翔平とカーショーはどんな関係ですか?
A:かつては入団交渉を通じて“因縁”があった二人ですが、現在は互いに尊敬し合う良きチームメートです。
Q4:カーショーが語った「心を開いた」とはどういう意味ですか?
A:大谷がチームメートとしてよりオープンに交流するようになり、信頼関係が深まったことを意味しています。

