敵地で沸いた「ショウヘイ!」コールの裏に何があった?
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(31)は、10月25日(日本時間26日)に行われたワールドシリーズ(WS)第2戦で「1番・DH」として出場しました。
試合前の練習では、トロントのブルージェイズファンが大谷に向けて声援を送り、スタンドは一気に熱気を帯びました。
グラウンドに登場した瞬間、観客席から
「ショウヘイ!ショウヘイ!」
の大合唱。
敵地でありながら、その注目度は完全にスター選手のものです。
大谷がキャッチボールを終え、練習用のボールをスタンドに投げ入れると、観客席では“ボール争奪戦”が勃発。
まるでホーム球場のような盛り上がりを見せました。
ファンとの交流を楽しむように、大谷は客席にボールを掲げ、
「誰が欲しい?」
というジェスチャーを見せるなど、笑顔を交えてファンサービスを展開。
その姿に敵地のファンも魅了されていました。
なぜ「お前なんか要らない」コールが起きたのか?
前日の第1戦では、トロントのファンから大谷に対して大音量のブーイングが浴びせられました。
試合開始前の選手紹介の際にはドーム全体が揺れるほどの反応。
そして第5打席では、観客席から
「We don’t need you(お前なんか要らない)」
という大合唱が響き渡りました。
しかしこのブーイングやコールは、決して敵意だけではありません。
ブルージェイズファンにとって、大谷は“叶わなかった夢”の象徴です。
2023年オフ、FAとなった大谷はブルージェイズを移籍先の最終候補として挙げ、トロントまで飛行機で向かったとの報道が当時大きな話題になりました。
それだけに、
「獲得できなかったスター」
への複雑な感情が、ブーイングや皮肉なコールという形で表れたのです。
ファン心理の奥には、尊敬と嫉妬、そして愛情が入り交じっていました。
敵地でも見せたスターの余裕とファンサービスとは?
敵意を受けながらも、大谷は終始笑顔を崩しませんでした。
キャッチボールではスライダーやスイーパーなどを軽く投げ込み、リラックスした様子で調整を終えると、ファンへのサービスを欠かさない。
この余裕こそが、世界最高の舞台に立つスターの証です。
ブーイングをエネルギーに変え、プレーで魅せる姿は、多くのファンに“本当の強さ”を印象づけました。
また、敵地トロントのファンの中にも
「実はオオタニを応援している」
という声がSNSで続出。
「嫌いになれない」「彼がここにいたらどんな景色を見せてくれただろう」
といった投稿が相次ぎ、“お前なんか要らない”という言葉とは裏腹に、トロントファンの中にも確かな敬意が広がっていることが分かります。
大谷翔平敵地ファンが見せた愛情の裏返しまとめ

大谷翔平選手が浴びた「お前なんか要らない」という大合唱は、単なるブーイングではなく、ファンの複雑な感情の表れでした。
トロントファンにとっては、獲得できなかった悔しさと同時に、今なお憧れの存在である証拠でもあります。
敵地でのブーイングをもファンサービスと笑顔で包み込む——大谷翔平という選手の“人間的な強さ”が、またひとつ証明された夜となりました。
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よくある質問 / Q&A
Q1:トロントファンは本当に大谷翔平を嫌っているのですか?
A1:実際はそうではありません。「We don’t need you」というコールは、愛情の裏返しであり、ブルージェイズファンの多くは今も大谷を尊敬しています。
Q2:大谷翔平は試合前にどんな調整をしていたのですか?
A2:キャッチボールや軽い投球練習を行い、最後にファンに向けてボールを掲げるなど、リラックスした雰囲気で準備を整えていました。
Q3:今回の行動で大谷翔平の評価はどう変わりましたか?
A3:敵地でもファンと交流する姿勢が称賛され、「真のスーパースター」「ブーイングを魅力に変える男」としてさらに評価が高まりました。

