山本由伸がワールドシリーズ第2戦で見せた圧巻のピッチングとは?
ドジャースの山本由伸投手(27)が、ワールドシリーズ第2戦で再び圧倒的な投球を披露しました。
敵地トロントで行われた一戦に先発し、9回を投げ抜き105球、被安打4・失点1・無四球・8奪三振という完璧に近い内容で勝利を飾りました。
この結果、シリーズは1勝1敗のタイに。
山本はポストシーズンで2試合連続完投勝利という快挙を成し遂げ、チームを救う存在感を見せつけました。
初回、無死一・三塁のピンチを切り抜けると、2回以降は圧巻のテンポで打者を封じました。
中盤からはスプリットとカーブが冴え渡り、相手打線を完全に支配。ブルージェイズ打線が沈黙する中、山本は笑顔で9回のマウンドに立ち続けました。
捕手ウィル・スミス「この2試合はこれ以上ないほど支配的だった」
この2試合の山本の快投を間近で受けたのが、捕手ウィル・スミス(30)です。
試合後のインタビューでスミスはこう語りました。
「この2試合は球を受けるのが楽しかった。すべてがはまっていた。速球の制球が本当に良かったし、カーブとスプリットも素晴らしく、カットもツーシームもすべて良かった。特に今夜はスプリットとカーブがベストピッチだった。彼のこの2試合は、これ以上ないというほど支配的だった」
スミスの言葉からもわかるように、山本の投球は単なる好調ではなく、球種すべてが機能した
「完全支配」
状態でした。
速球でストライクを先行させ、変化球で緩急をつける理想的な配球。
スミスとのコンビネーションも抜群で、投手と捕手の信頼関係がこの完投劇を支えたのです。
なぜ山本由伸は2試合連続完投という快挙を達成できたのか?

2試合連続の完投勝利は、メジャーの長い歴史の中でも極めて珍しい快挙です。
山本は球威と制球を両立させる能力に加え、相手打線の弱点を見抜く冷静な分析力を発揮しました。
試合全体を通じて無四球。
つまり、一人の打者にも余計な走者を出さなかったのです。
また、スプリットとカーブのコンビネーションで相手打者のタイミングを狂わせ、速球は常にゾーンぎりぎりに決まる。
相手からすれば、どの球種も
「打ちごろ」
が存在しない状態でした。
この完成度の高さが、捕手スミスに
「支配的」
と言わせる最大の理由です。
ドジャースにとってこの勝利の意味とは?
ドジャースは第1戦で大敗を喫していましたが、山本の完投勝利によってチームは完全に立て直しに成功しました。
ブルペンを休ませることができたことも大きく、次戦以降に余力を残す理想的な展開となりました。
ロバーツ監督も試合後、
「彼はまさに我々が期待していたエースそのものだった」
と賛辞を送っています。
この勝利によってシリーズは振り出しに戻り、ロサンゼルスに凱旋するドジャースにとって流れを引き寄せる重要な一戦となりました。
山本由伸の圧巻の投球は、チーム全体の士気を一気に高めたのです。
山本由伸スミスが語ったこれ以上ない支配的な投球まとめ
山本由伸投手が見せた2試合連続完投という偉業は、MLB史上でも極めて稀な快挙です。
捕手ウィル・スミスが語った「これ以上ないほど支配的だった」という言葉どおり、山本の投球はスピード・変化・制球すべてが高次元で噛み合っていました。
ワールドシリーズという最大の舞台で、この完璧なピッチングを披露したことは、彼の名をメジャーの歴史に刻むものとなったと言えるでしょう。
次回登板では、さらに伝説を更新する可能性すら感じさせます。
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よくある質問/Q&A
Q1:山本由伸の2試合連続完投はどれくらいすごいことですか?
A1:ポストシーズンでの連続完投は、2001年のカート・シリング以来24年ぶりの快挙であり、MLB史に残る偉業です。
Q2:スミス捕手が「支配的」と語った理由は?
A2:全ての球種が完璧に機能し、打者が的を絞れなかったことが理由です。スプリットとカーブの切れ味が特に際立っていました。
Q3:この完投でドジャースにどんな影響がありましたか?
A3:ブルペンを温存できたことでチーム全体の戦力管理が容易になり、シリーズ後半に大きな余裕を生み出しました。
Q4:山本由伸の次の登板に注目すべきポイントは?
A4:球数の配分、スプリットとカーブの精度、そしてスミス捕手との呼吸のさらなる進化が見どころです。
Q5:日本人投手としての評価は上がりますか?
A5:間違いなく上がります。メジャーでも“エース級の存在”として確固たる地位を築いた証と言えるでしょう。

