ミゲル・ロハスとは?なぜ“伏兵”と呼ばれたのか?

ロサンゼルス・ドジャースはブルージェイズとのワールドシリーズ第7戦で延長の末に勝利し、球団史上初、そしてメジャーリーグ25年ぶりとなる2年連続の世界一を達成しました。
その勝利の立役者となったのが、36歳の内野手ミゲル・ロハスです。
シーズンを通して大きな注目を浴びる選手ではなく、むしろ守備固めや控えの立場でした。
しかし、この最終決戦で彼は攻守にわたりチームを救う存在となりました。
9回に放った同点ホームランとは?
9回1死の場面、1点を追うドジャースの打席に立ったロハス。
今季7本塁打の9番打者が、フルカウントから相手守護神ホフマンの甘いスライダーを完璧に捉えました。
打球は左翼フェンスを越える劇的な同点ソロ。
実況のジョー・デービスは
「No way!ミゲル・ロハスだ!」
と絶叫し、全米中継が驚きに包まれました。
この一撃でドジャースは土壇場で追いつき、流れを完全に引き寄せました。
解説のスモルツ氏も
「ホフマンはヒットは許してもいいが、四球はダメだ。次の打者は大谷だから」
と語っており、まさに一瞬の判断が勝敗を分けた場面でした。
守備でも魅せた“完璧な本塁送球”とは?
同点直後の9回裏、ドジャースは1死満塁の絶体絶命のピンチを迎えます。
ここでロハスはバーショーの放ったゴロを半身でキャッチし、体勢を崩しながらも本塁へストライク送球。走者を封殺し、サヨナラを阻止しました。
実況は
「48時間前にはチームの青写真にも入っていなかった男が、これで2度チームを救いました」
と驚きを隠しませんでした。
ロハス本人は試合後、
「人工芝ではボールが弾むので、前に出すぎるのは危険だった。待って捕って、完璧な本塁送球をしなければと思った。信じられない気分だ」
と語り、感情を抑えきれない様子でした。
ロハスの勝負強さが示す“チームの深み”とは?
ロハスの2つのプレーは、スター選手だけでなくベテラン控え選手の存在がチームの勝敗を左右することを証明しました。
「48時間前は青写真に入っていなかった」
という言葉の通り、想定外の男が最高の瞬間に輝く――それがドジャースの強さの本質です。
そして、その裏で延長11回にウィル・スミスが決勝ソロを放ち、山本由伸が無失点リリーフで締めくくり、ドジャースは25年ぶりの連覇を成し遂げました。
ロハスの一打と守備が、まさに“王朝ドジャース”の象徴となったのです。
ドジャースを救ったロハスの奇跡まとめ
9回同点弾、9回裏のサヨナラ阻止、そして涙のインタビュー。ミゲル・ロハスは“伏兵”の枠を超え、チームの歴史に名を刻みました。
彼のプレーは、どんな立場でもチャンスを掴む覚悟の大切さを物語っています。
ロハスの名は、2025年のワールドシリーズ第7戦の象徴として語り継がれるでしょう。
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Q&A
Q1:ミゲル・ロハスは普段どんな役割の選手ですか?
A1:主に守備固めやベテランリーダーとしてチームを支える内野手です。打撃よりも守備に定評があります。
Q2:なぜロハスの本塁打が特別だったのですか?
A2:右投手相手に今季2本目という貴重な本塁打で、しかもワールドシリーズ第7戦の9回に放った劇的な同点弾だったからです。
Q3:守備での本塁送球はどんなプレーでしたか?
A3:1死満塁の場面でサヨナラを阻止する完璧なストライク送球。チームを救う決定的な守備でした。
Q4:この勝利でドジャースはどうなったのですか?
A4:ドジャースは2年連続でワールドシリーズを制覇。メジャーでは1998~2000年のヤンキース以来となる快挙です。
Q5:ファンやメディアの反応は?
A5:「48時間前は青写真に入っていなかった男がヒーローになった」と全米の実況やメディアが称賛し、SNSでも“奇跡の伏兵”として話題になりました。

