なぜ今、山本由伸が価値を証明したのか?
今年のワールドシリーズ第7戦で、27歳の右腕 山本由伸 が驚異的な連投をやり遂げ、まさに“価値の証明”となりました。
前夜の先発で6回96球を投げた直後、8回からブルペンで待機。
そして9回一死一・二塁という崖っぷちの場面で登板。
さらに延長10回も三者凡退で締め、11回にはその裏の打線が勝ち越し。
2日間で実に130球を投げ切る異例の連投を成し遂げた中で、
「世界一の投手」
と称された山本の存在感は、契約額を遥かに超える働きを示しています。
これは、単なる勝利だけでなく、契約時の“出し惜しみ”を振り返らせる大きな証左になったと言えます。
ヤンキースが見送った“機会”とは?
実は ニューヨーク・ヤンキース(ヤ軍)も山本の獲得に参戦していました。
報道によれば、ヤ軍側は「3億ドル(約495億円)という金額が入札の中では非常に良いオファーだと確信していた」と明かしています。
しかし最終的には、12年契約325 百万ドル(約495億円)を提示した ロサンゼルス・ドジャースが勝利しました。
ヤ軍の出し渋りが“歴史的名捕手”を逃した理由と、交渉中の山本の志向性(「ドジャースが好きだった」との指摘)を併せて振り返ると、彼らが手放した魚の大きさが改めて際立ちます。
ドジャースが掴んだ超大型契約、その真価は?

ドジャースが山本と結んだ契約は12年総額3億2500万ドル。
投手としてのMLB史上最高額となり、アベレージ年俸約2700万ドルという長期大契約です。
当時、山本は日本の オリックス・バファローズ で圧倒的成績を残していたものの、メジャー実績は皆無。
にもかかわらず、ドジャースが
「将来を買った」
判断が、今回の活躍によって一段と正当化されていると言えます。
今回の活躍が意味する“価値”とは?
山本はこのワールドシリーズでまさに“戦場を制する投手”として君臨しました。
- 9回登板からの延長投球で無失点で締めた
- 2日間で130球という極めて異例な投球記録(現代MLB基準ではタブー視されがちな連投)
- 大舞台での“怖れを知らぬ”姿勢が、チームを世界一へと導いた
以上の点から、契約額に対する“費用対効果”は既に十分に回収されたと言って差し支えありません。
このように「契約額を超える活躍を見せた」投手は、長期契約時のリスクヘッジを問い直す材料にもなります。
ヤンキース見誤った山本由伸まとめ
山本由伸は、ヤンキースが渋った「3億ドルクラス」のオファーを逃しながらも、ドジャースで真価を発揮しました。
今回のワールドシリーズでの連投劇は、契約額に対する“出し惜しみ”という言葉を逆照射するほどのインパクトを残しました。
今後、同様の大型契約を検討する球団にとって、「出し惜しみ=機会損失」という教訓になり得る一例と言えるでしょう。
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Q&A
Q1:山本由伸の契約金はいくらですか?
A:12年総額3億2500万ドル(約495億円相当)です。
Q2:ヤンキースはどれだけのオファーを出していたのですか?
A:報道によれば約3億ドルを提示しており、最終契約額に約2500万ドルの差だったとされます。
Q3:なぜドジャースを選んだのでしょうか?
A:交渉段階でドジャース側が“国際スカウティングのDNA”を持つことをアピールしており、山本自身も同球団に惹かれていたと報じられています。
Q4:今回のワールドシリーズでどのような貢献をしましたか?
A:第7戦で9回から登板し、延長10回まで無失点で締め、11回の裏には打線が勝ち越し。2日間で130球を投げ切る異例の投球回となりました。
Q5:この契約が他球団に与える示唆とは?
A:「出し惜しみ=機会逸失」という観点から、類似状況での大型契約検討において、慎重さだけでは済まされないリスクが浮かび上がります。

