なぜこの一球が“タイトル”となったのか?

2025年6月19日(日本時間6月20日)、本拠地で行われたドジャース対パドレス戦で、山本由伸投手が投じた1球が再び脚光を浴びています。
3回、下位打線の2人を3球三振に仕留め、フェルナンド・タティスJr.を迎えた場面。
追い込んでからのフォーシームはストライクゾーンに完璧に収まり、見逃し三振と思われましたが、球審マーヴィン・ハドソンの判定はまさかの
「ボール」でした。
この1球により
「イマキュレート・イニング(9球連続3奪三振)」
を逃した山本。
その後6回1/3を投げ3失点で敗戦投手となりましたが、この“誤審”がきっかけで、米投球分析家ロブ・フリードマン氏が独自に選ぶ
「ロボット審判を連れてこい大賞」
の年間“最悪の誤審賞”に選ばれました。
どんな誤審だったのか?
問題の1球は明らかにストライクゾーンを通過していました。
テレビ中継のリプレイ映像やトラッキングデータでも完全にストライクと判定される軌道を描いており、実況や解説者も
「これはストライクだ」
と声を上げたほどです。
フリードマン氏はSNSでその動画を再投稿し、
「勝者:マーヴィン・ハドソン。山本由伸からイマキュレート・イニングを奪う」
と皮肉たっぷりにコメント。
多くのファンが
「これこそ最悪の誤審」「思い出しても腹が立つ」
と反応しました。
SNSでは瞬く間に拡散され、審判制度への批判が再燃しました。
なぜ“誤審”がここまで話題になったのか?
この一件が特に注目を集めたのは、いくつかの理由があります。
まず、山本が
「3者連続3球三振」
という希少な記録にあと一人まで迫っていたこと。
そしてその1球が、誰の目にもストライクと分かる完璧な球だったことです。
さらに、山本がこの年のワールドシリーズで3勝を挙げ、MVPに輝くほどの圧倒的な存在感を放っていたことも関係しています。
「あの山本ですら誤審に泣かされた」
という構図が、米国と日本の両ファンの間で話題を拡大させました。
また、近年議論が続く自動ボール・ストライク(ABS)システム導入への関心を再び高めるきっかけにもなりました。
ファンと専門家の反応は?
SNS上では
「完全にストライク」「山本が気の毒すぎる」「ロボット審判を今すぐ導入すべき」
といったコメントが殺到しました。
一方で、米メディアは
「人間味が残るのも野球の一部」
と擁護する声もありましたが、多くの解説者は
「この誤審は技術の時代に許されない」
と厳しく指摘。
山本自身は試合後も冷静に対応し、審判を非難することはありませんでした。
その紳士的な振る舞いが、ファンの間でさらに評価を高めています。
山本由伸最悪の誤審タイトルまとめ
ドジャース・山本由伸投手の完璧なフォーシームが“ボール”と判定された1球は、結果的に「ロボット審判を連れてこい大賞」の“最悪の誤審”に選ばれるという、意外な形で再び注目を集めました。
誤審により歴史的記録を逃しながらも、山本はその後ワールドシリーズMVPに輝き、真の実力を証明しました。
この一件は、誤審の是非を超えて、野球界におけるテクノロジー導入の重要性を示す象徴的な出来事となりました。
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よくある質問/Q&A
Q1:この1球は本当にストライクだったのですか?
A:映像解析や投球データによると、完全にストライクゾーン内を通過していたとされています。
Q2:「イマキュレート・イニング」とは何ですか?
A:1イニングを9球で打者3人を全て三振に仕留める極めて珍しい記録です。
Q3:この誤審が今後のMLBに影響する可能性はありますか?
A:今回のような事例を受けて、自動判定システム(ABS)導入の議論がより加速しています。
Q4:山本由伸投手はこの件にコメントしましたか?
A:本人は試合後も冷静で、審判を責めることはなく、プロフェッショナルな対応を見せました。
Q5:ロブ・フリードマン氏とは誰ですか?
A:「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる米国の投球分析家で、SNSを通じて投球データと審判の判定を独自に検証・発信しています。

