なぜ大谷翔平とアーロン・ジャッジは2年連続でMVPを受賞したのか?

2025年のMVPは前年に続き、ナ・リーグが大谷翔平、ア・リーグがアーロン・ジャッジという結果になりました。
両リーグで前年と同じ選手が受賞するケースは極めて珍しく、
「2人揃って連続MVP」
という組み合わせはMLB史上初の快挙です。
大谷は2021年、2023年もMVPを獲得しており、今回で通算4度目。
2023年から数えて3年連続の受賞です。
一方ジャッジも通算3度目で、2022年に初受賞して以降、リーグを代表する打者として評価を確立しています。
このように両者が並行してリーグを支配し続けた事実こそ、今回の歴史的な結果を生み出した最大の理由です。
過去の連続MVPと比べて何が異例なのか?
これまでMVPの連続受賞は延べ16人が達成しています。その中でもバリー・ボンズは1992~93年、2001~04年の2度の連続受賞という圧倒的な記録を残しています。
しかし、これらはすべて
「同一リーグ」「単独選手」
の連続受賞であり、“両リーグで同時に前年と同じ選手が受賞”というケースは存在しませんでした。
唯一ストリークが重なった例は、1992~93年のボンズと1993~94年のフランク・トーマスですが、それでも
「同時に2人が連続」
という形ではありません。
こうした背景から、今回の大谷とジャッジの連続受賞は、従来のMVP史と比較しても極めて特異かつ歴史的価値の高い記録だと言えます。
MVPの流れから見える“大谷×ジャッジ時代”の支配力とは?
2021年以降のア・リーグMVPは、大谷→ジャッジ→大谷→ジャッジ→ジャッジと、ほぼ大谷とジャッジの2人で独占してきました。
ナ・リーグではハーパー→ゴールドシュミット→アクーニャJr.→大谷→大谷と推移し、大谷が2年連続でトップに君臨しています。
この5年間の結果を俯瞰すると、両リーグにおいて
「リーグの顔が固定される」
という、かつてない現象が起きています。
特に大谷は投打双方で圧倒的な存在感を示し、ジャッジは打撃成績でNo.1評価を連続して獲得。
両者が“時代の象徴”としてMLB全体を牽引していることが明確に浮かび上がります。
地区別受賞の歴史が示す今回の記録の価値とは?
過去を振り返ると、特定の地区がMVPを席巻する時代もありました。
例えば2001~04年のア・リーグでは、西地区の4チームが1度ずつMVPを輩出。
同時期、ナ・リーグは2000~04年の5年間をサンフランシスコ・ジャイアンツが“独占”し、ボンズとケントが受賞しています。
しかし今回のように
「リーグ全体が2人のスターに収束する」
現象は前例がなく、MLBの構造が大きく変わりつつあることを示しています。
スター選手の存在が、かつてないレベルでリーグの顔を決定づけているのです。
大谷翔平ジャッジ史上初2人揃って連続MVPまとめ
大谷翔平とアーロン・ジャッジが2人揃って連続MVPを達成したのは、MLB史上初めての出来事です。
過去の連続受賞者とは異なり、両リーグで同時に連続受賞が起きた点は非常に特別であり、ファンにとって記憶に残る瞬間となりました。
ここ5年のMVP推移から見ても、MLBは完全に「大谷×ジャッジの時代」に突入しており、今後もこの2人を中心に歴史が動いていくことが期待されます。
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よくある質問/Q&A
Q1:なぜ今回の2人同時の連続MVPが史上初なのですか?
A:連続受賞そのものは過去にもありますが、両リーグで同時に“前年と同じ選手”が受賞するケースはこれまで一度もなかったためです。
Q2:大谷とジャッジ、どちらのMVPの価値がより高いですか?
A:どちらも歴史的価値がありますが、大谷は両リーグで複数回MVPを受賞した初の選手であり、3年連続受賞も含めると希少性が非常に高いです。
Q3:今後もこの2人の時代が続くと考えられますか?
A:はい。近年の成績推移を見る限り、健康である限り2人がMVPレースの中心に立ち続ける可能性は非常に高いです。

