なぜドジャースはロハスと再契約を決断したのか?

ロサンゼルス・ドジャースは、日本時間4日にミゲル・ロハスと1年550万ドルで再契約を結んだと報じられています。
来季いっぱいで現役引退する意向を示しているロハスですが、契約には引退後の選手育成部門でのポストが保証されているとも伝えられています。
再契約は単なる「戦力補強」ではなく、チームがロハスの存在価値に強い敬意を示した決断であり、大きな注目を集めています。
WS第7戦の“同点ホームラン”はどれほど影響したのか?
あの劇的な一発が再契約の決定打になった?
ロハスが再契約に至った背景で最も大きな要因と指摘されるのが、ワールドシリーズ第7戦の9回に放った同点ホームランです。
あの一発がドジャースを救い、WS連覇への流れを完全に引き寄せました。
米メディアは、
「もしあのホームランがなかったら、このオフにロハスと決別していた可能性もあった」
と分析しています。
ドジャースには若手内野手のプロスペクトが豊富におり、ベンチ枠を空けるためにロハスを放出する選択肢も十分にありました。
それでも残留となったのは“WSのヒーローへの敬意”という意味が大きいと言えます。
ロハスはなぜ“割高”と言われながらも残されたのか?
クラブハウスでの価値が評価された?
年俸550万ドルはユーティリティ内野手としては高めです。しかし、それでもドジャースがロハス続投を望んだのは、彼のクラブハウスでの貢献が非常に大きかったからです。
ロハスは若手からもベテランからも信頼される“空気を整えるベテラン”。
守備のアドバイス、試合中の的確な声がけ、ロッカールームのまとめ役──数字にならない価値を数多く持っています。
チームとしては、
「代わりを獲得することより、ロハスを残す方が総合的にプラス」
と判断したと考えられます。
来季のロハスはどんな役割を担うのか?
ロハスは2026年の引退を見据えながら、来季もユーティリティ内野手として起用される見通しです。
期待されるポイントは以下の通りです。
- 内野4ポジションを守れる守備力
- 若手内野手のメンターとしての役割
- ベンチでのムード作り
- 試合終盤の守備固め
- チームに安定感を与える存在
さらに引退後は選手育成部門に加入予定であり、ドジャースがロハスを“人材”として高く評価していることがうかがえます。
ミゲルロハス再契約した本当の理由まとめ
ロハスとの再契約は、
「WSのヒーローへの敬意」+「クラブハウスでの価値」+「引退後も含めた人材投資」
という3つの要素が重なった結果と言えます。
確かにユーティリティとしては高額ですが、ドジャースにとってロハスは“単なる控え選手”ではなく“チーム文化の担い手”。
若手が多いドジャースにおいて、2026年に彼が指導者として残ることも大きな意味を持っています。
ロハスの来季は、成績以上に「存在そのもの」がチームに良い影響を与える年になるはずです。
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よくある質問(Q&A)
Q. なぜユーティリティ選手に550万ドルも払ったのですか?
A. 守備力や経験以上に、ロッカールームでの影響力や若手育成など“目に見えない価値”が非常に高く評価されています。
Q. WS第7戦のホームランは本当に再契約に影響した?
A. 大きな影響があります。メディアも「もしあれがなければ放出していた可能性が高い」と報じています。
Q. ロハスは来季どれくらい試合に出る?
A. レギュラーではありませんが、守備固めや左投手対策で安定した出場が見込まれます。
Q. 引退後もドジャースに残るのですか?
A. はい。選手育成部門に加入予定とされており、指導者として期待されています。
Q. キケ・ヘルナンデスではなくロハスを優先した理由は?
A. 守備位置の多様性よりも、チーム文化・リーダーシップを重視した結果と考えられます。
