年末年始にコンディションが崩れるとき、多くの人は体重の増減に目が行きます。
ですが「調子の入口」を見たいなら、体重より体温リズムのほうが説明力が高い、という見立てができます。
ここでのポイントは「体温を上げる」ではなく、体温の波を“いつも通りに戻す”ことです。再現性は最高値ではなく、同じ形に戻る力だからです。
なぜ体重は“指標として弱い”のか|ブレの正体が脂肪とは限らない

年末年始の体重は、想像以上に簡単に動きます。
食事量・塩分・糖質・水分・移動・睡眠不足が重なると、脂肪が増えたわけではなくても数日単位で上下します。
体重は「結果の数字」で、立ち上がりを説明しにくい
体重は便利ですが、コンディションの立ち上がりを直接示しにくい指標です。
同じ体重でも「朝から動ける日」と「寝てもだるい日」が起きます。年末年始に欲しいのは、結果より“入口の安定”です。
体重で焦るほど、判断が荒くなる
数字に引っ張られると、食事を極端に削る、運動を詰め込むなど、短期の帳尻合わせに寄りやすくなります。
すると回復が遅れ、さらにリズムが崩れる、という悪循環が起きやすいです。
体温は“エンジンの暖まり具合”の指標|深部体温リズムが整うと、いつも通りに入れる
体温の中でも注目したいのは「深部体温のリズム」です。
深部体温の波が安定していると、身体は“いつも通りに動けるモード”へ入りやすくなります。
乱れると出るサインは、出力ではなく「立ち上がり」
深部体温の波が乱れると、次のような“出力以前”が崩れます。
・寝てもだるい
・朝の動き出しが重い
・集中が乗らない
・身体が冷えたまま練習に入る
この状態では、フォームや根性の前に「入れる状態」が作れません。
「大谷仕様」にするなら、見ているのは体温そのものではなく“安定性”
この説の核心は、単発の体温ではなく“ブレ幅”です。
・毎朝のブレ幅が小さいか
・起床直後に自然に温まっていくか
・手足の冷えと深部のズレが大きくないか
・寝起きの重さと体温の関係が崩れていないか
同じ形に戻れる日が増えるほど、練習は同じ感覚で入りやすくなります。
年末年始は体温リズムが崩れやすい|ズレる要因が一気に揃う季節

年末年始は、体温リズムを崩す材料が分かりやすく揃います。原因が“努力不足”ではなく、環境側に寄っているのが特徴です。
崩れる原因は「時間」と「光」と「温度差」
・就寝・起床の時刻がズレる
・飲食が夜に寄る
・入浴の時間が遅くなる
・移動で朝日を浴びる時間が変わる
・暖房と寒暖差で末端冷えが増える
体重より先に「体温の波」が乱れやすいのは、このセットが同時に起きるからです。
夜の過ごし方が翌朝の“動ける感”を決める
夜が遅くなるほど、翌朝は立ち上がりが重くなりやすいです。
年末年始はイベントが続くからこそ、毎日完璧ではなくても「戻す日」を用意しておくと安定します。
体温が整うと“練習の質が戻る”|フォーム修正より先に「同じ感覚で入れる」を取り戻す
体温リズムが整うことは、回復が進むこととつながります。
回復が進むと、神経の出力が戻りやすくなり、練習が同じ感覚で入りやすくなります。
まず戻るのは「再現性」で、最高値ではない
良い日を作るより、普通の日を増やすほうが強いです。
年末年始に必要なのは、ド派手な追い込みより「毎日同じ状態に戻る」設計です。
末端を温めるのは、入力装置の復旧
手足が冷えている日は、身体の中心が起きていても“入力”がズレます。
練習前に末端を先に温めるだけで、同じフォームでも感覚が戻りやすくなります。
読者が真似できる「体温優先」チェック項目|誰でもできる再現性の作り方

ここで大事なのは、根性で頑張るより、環境を整える方向に寄せることです。続く形に落とし込むほど、再現性は上がります。
チェック項目(年末年始の基本セット)
・起床時刻を固定(±30分以内)
・朝イチで光を浴びる(外に出る)
・入浴は寝る直前にしすぎない(温めて落とす時間を作る)
・夜食、遅い糖質を減らす(リズムが乱れやすい)
・手足が冷える日は、練習前に末端を先に温める(入力装置の回復)
記録は「数字」より「傾向」で見る
体温も体重も、単発の上下より“連続した傾向”が大事です。
今日は乱れていても、戻し方が分かっていれば不安は小さくなります。
ウェアラブル活用の考え方|「平熱」より「自分の基準からのズレ」を見る
最近は、睡眠中の皮膚温や手首温の“基準からのズレ”を見られるデバイスも増えています。
ここでも重要なのは、絶対値の正しさより「自分の通常運転からどれだけ外れたか」です。
体温データは、生活のズレを可視化しやすい
・寝る時間が遅いとズレやすい
・飲食が夜に寄るとズレやすい
・朝の光が少ないと戻りにくい
こうした“原因の候補”が見えやすくなり、戻す手順が作りやすくなります。
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大谷翔平年末年始は体重より体温を見ているまとめ
年末年始は、体重がブレやすい季節です。体重は結果の数字で、調子の入口を説明しにくい場面があります。
一方で体温リズム、特に深部体温の波の安定は、睡眠の質・自律神経・回復の状態とつながりやすく、立ち上がりの質を整えるヒントになります。
「体温を上げる」より「体温の安定を取り戻す」。
起床の固定、朝の光、夜の食事と入浴、末端の温め直し。こうした環境設計を積み上げるほど、練習は同じ感覚で入りやすくなります。
年末年始こそ、再現性を守る整え方が、次の好調につながります。

