山本由伸が導いた2年連続の世界一とは?
ロサンゼルス・ドジャースは11月1日(日本時間2日)、カナダ・トロントで行われたワールドシリーズ第7戦でブルージェイズを5-4で破り、球団史上初の2年連続世界一を達成しました。
この試合でMVPに輝いたのは、エース・山本由伸投手です。
前日の第6戦で96球を投げて勝利投手となった翌日、“中0日”での登板にもかかわらず、2回2/3を1安打無失点の圧巻の投球を披露しました。
その完璧な投球によりチームを勝利へ導いた山本投手ですが、試合中には“ある判定”をめぐってブルージェイズ側が異議を唱える場面がありました。
問題のプレーはどんなシーンだった?
試合は4-4で迎えた9回。ドジャースのスネル投手が1死一、二塁のピンチを招いた場面で、山本由伸がマウンドへ。
死球で満塁とした直後、ブルージェイズのバーショが放った打球を二塁手ロハスが驚異的な反応でキャッチ。
そのまま本塁へ送球し、三塁ランナーが突っ込むタイミングと交錯しました。
捕手ウィル・スミスの左足がホームベースから一瞬離れたようにも見えましたが、審判はアウトを宣告。
ブルージェイズ側はチャレンジを要求しましたが、リプレー検証の結果、判定は覆りませんでした。
ファンの間で沸き起こった「足が離れていた?」論争とは?
試合直後、SNS上ではブルージェイズファンから不満の声が噴出しました。
「ウィル・スミスの足がベースから離れていた!」「セーフだったはず」「あのプレーで試合が決まった」
など、怒りや驚きの投稿が相次ぎました。
一部では、
「もしセーフならブルージェイズが勝っていた」
との声も上がるなど、この判定が試合の行方を大きく左右したと見る意見が広まりました。
メディアや記者の見解は?
米カリフォルニア州の有力紙「ロサンゼルス・タイムズ」のジャック・ハリス記者は、自身のX(旧Twitter)で
「ウィル・スミスの足は“ほとんど”ホームベースから離れかけたが、リプレー検証後も判定は覆らなかった」
と指摘。
一方で、アメリカの放送局「FOX」もこのプレーを繰り返しリプレーし、実況席でも
「わずかに離れていた可能性はあるが、明確な証拠にはならない」
とコメント。
最終的に“判定通り”という結論で落ち着きました。
この判定の意義は?

今回の“足が離れていた疑惑”は、わずか数センチの差が勝敗を分けることを改めて示しました。
審判団は明確な証拠がない限り判定を覆さない方針を貫いており、結果的にドジャースの守備は
「ギリギリで成立した完璧なプレー」
として記録されました。
ブルージェイズ側にとっては悔しさの残る場面でしたが、これもまた“勝負の厳しさ”を象徴する一幕です。
足がベースから離れていたブルージェイズ抗議まとめ
山本由伸のMVP級の投球と、ドジャースの堅実な守備が生んだ2年連続の世界一。
ブルージェイズ側の抗議が示すように、勝敗を分けたのはほんの一瞬のプレーでした。
野球の魅力は、このような“紙一重の攻防”にこそあります。
今回の一戦は、世界中のファンの記憶に残る歴史的な瞬間となりました。
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Q&A
Q1:ウィル・スミスの足は本当にベースから離れていたのですか?
A1:映像では一瞬離れたように見えましたが、リプレー検証の結果、明確な証拠がなかったため判定は「アウト」のままとなりました。
Q2:ブルージェイズ側は正式に抗議したのですか?
A2:チャレンジによる検証は行われましたが、審判団は判定を維持しました。正式な再抗議はありませんでした。
Q3:山本由伸はどんな成績でMVPを獲得したのですか?
A3:ワールドシリーズで3勝、防御率1.02、2試合完投を含む17回2/3を投げ、圧巻の数字を残しました。
Q4:ファンの反応はどうでしたか?
A4:ドジャースファンは守備と投球を称賛する一方、ブルージェイズファンの間では「セーフだった」との声が今も拡散されています。
Q5:この判定は今後のルールに影響しますか?
A5:現時点ではルール改正の動きはありませんが、今回のような際どい判定はリプレー制度の重要性を改めて浮き彫りにしました。

