CH2OHとは？アルデヒドやアルコールとの関係を徹底解説！

2023年9月18日2024年6月18日

こんにちは、今回はch2ohという構造式についてお話ししたいと思います。

ch2ohとは、ヒドロキシメチル基と呼ばれる1価の官能基のことです。

官能基とは、有機化合物の性質や反応を決める部分のことです。

ch2ohは-CHOHとも表されます。

ch2ohは、アルデヒドやアルコールという有機化合物の一部として見られます。

アルデヒドとは、カルボニル炭素に水素原子が一つ置換した構造を持つ有機化合物の総称です。

カルボニル炭素とは、二重結合で酸素原子に結合した炭素原子のことです。

アルデヒドの一般式はR-CHOで表されます。

Rは炭素や水素などの原子や基を表します。

アルコールとは、ヒドロキシ基が炭素原子に結合した有機化合物の総称です。

ヒドロキシ基とは、酸素原子と水素原子が結合した基のことです。

アルコールの一般式はR-OHで表されます。

では、ch2ohを含むアルデヒドやアルコールについて具体的な例を見てみましょう。

CH2OHを含むアルデヒド

ch2ohを含むアルデヒドの中で最も単純なものはホルムアルデヒドです。

その構造式はHCHOです。

HCHOは、R-CHOのRが水素原子になった場合です。

HCHOは無色で刺激臭のある気体で、殺菌剤や防腐剤などに使われます。

ch2ohを含む他のアルデヒドには、以下のようなものがあります。

グリオキサール: 分子式はOCHCHOです。OCHCHOは、R-CHOのRがヒドロキシメチル基になった場合です。グリオキサールは無色で刺激臭のある液体で、有機合成や染料などに使われます。
グリセリンアルデヒド: 分子式はHOCH2CHOです。HOCH2CHOは、R-CHOのRが水酸化メチレン基になった場合です。水酸化メチレン基とは、二つの水素原子が置換したヒドロキシメチル基のことです。グリセリンアルデヒドは無色で甘味のある液体で、糖類や核酸などの生体分子の前駆体となります。

ch2ohを含むアルコールの中で最も単純なものはメタノールです。

その構造式はCH3OHです。

CH3OHは、R-OHのRがメチル基になった場合です。

メチル基とは、三つの水素原子が置換したヒドロキシメチル基のことです。

メタノールは無色で毒性のある液体で、燃料や溶媒などに使われます。

ch2ohを含む他のアルコールには、以下のようなものがあります。

セリン: アミノ酸のひとつで、側鎖がヒドロキシメチル基です。アミノ酸とは、アミノ基とカルボキシ基を持つ有機化合物のことです。セリンは無色で固体で、タンパク質やリン脂質などの生体分子の構成要素となります。
エチレングリコール: 二価のアルコールで、分子式は(CH2OH)2です。二価のアルコールとは、二つのヒドロキシ基を持つアルコールのことです。エチレングリコールは無色で甘味のある液体で、ポリエステル繊維や不凍液の原料として使われます。