大日本帝国の領土ランキング!歴史上最も広大な帝国の一つだった日本?

こんにちは。今日は、歴史上最も広大な帝国の一つだった大日本帝国についてお話ししたいと思います。

大日本帝国とは、明治時代から第二次世界大戦までの日本とその海外領土の総称です。

その最大版図は、1942年に約740万平方キロメートルに達しました。

これは、世界史上最も領土を広げた帝国の中で15位に相当します。

では、どのようにして日本はこのような広大な領土を獲得したのでしょうか?

そして、その領土はどのように分類されていたのでしょうか?

今回は、大日本帝国の領土ランキングについて、詳しく見ていきたいと思います。

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目次

日本の海外進出の歴史

引用元:紀行地図

日本は、古くから中国や朝鮮と交流がありましたが、近代化が進むまではほとんど海外に進出しませんでした。

江戸時代には、鎖国政策をとり、外国との貿易や交流を制限しました。

しかし、1853年にアメリカのペリー提督が黒船で来航し、開国を迫りました。

これをきっかけに、日本は西洋列強と対等になるために近代化を急ぎました。

明治維新後の日本は、西洋列強に倣って海外進出を始めました。まずは近隣の朝鮮や台湾を狙いました。

1894年から1895年にかけて起こった日清戦争では、中国から朝鮮や台湾を奪いました。

1904年から1905年にかけて起こった日露戦争では、ロシアから樺太や関東州(満州南部)を奪いました。

1910年には、朝鮮を併合しました。

第一次世界大戦では、ドイツ領だった南洋群島(ミクロネシア諸島)を占領しました。

1920年代から1930年代にかけては、満州事変や日中戦争を起こして中国大陸に進出しました。

1941年には、太平洋戦争を開始し、東南アジアやオセアニアの多くの地域を占領しました。

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大日本帝国の領土ランキング

引用元:世界の国々

それでは、大日本帝国の領土ランキングを見てみましょう。

ここでは、人口や面積などの基準で順位付けします。

人口ランキング

人口ランキングでは、以下のような結果になります。

順位領土人口
1内地64,450,005人
2朝鮮21,058,305人
3台湾4,592,537人
4樺太295,196人
5関東州1,890,000人
6満鉄附属地1,000,000人
7南洋群島129,104人
8新南群島66,000人

内地は、本州、四国、九州、北海道、沖縄を指します。

これらの地域は、大日本帝国憲法の下で日本の一部とされていました。

朝鮮は、1910年に併合された半島全体を指します。

台湾は、1895年に日清戦争の結果として割譲された島を指します。

樺太は、1905年に日露戦争の結果として割譲された島の南半分を指します。

関東州は、1905年に日露戦争の結果として割譲された満州南部を指します。

満鉄附属地は、関東州の北に隣接する満州北部の一部で、日本が経営する満州鉄道の沿線地域を指します。

南洋群島は、第一次世界大戦で占領したドイツ領ミクロネシア諸島を指します。

新南群島は、太平洋戦争で占領したフィリピン南部の一部を指します。

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面積ランキング

面積ランキングでは、以下のような結果になります。

順位領土面積
1内地377,975 km²
2満鉄附属地200,000 km²
3関東州114,000 km²
4樺太87,600 km²
5台湾36,193 km²
6南洋群島2,600 km²
7新南群島2,500 km²
8朝鮮N/A

面積ランキングでは、内地が圧倒的に大きいことがわかります。

内地は、日本列島全体を指します。

満鉄附属地は、関東州よりも広いことがわかります。

これは、満鉄附属地が満州北部の広大な地域を含んでいるためです。

樺太は、台湾よりも大きいことがわかります。

これは、樺太が日本最大の島であることからも理解できます。

南洋群島と新南群島は、非常に小さいことがわかります。

これは、これらの領土が多数の小さな島々からなっているためです。

朝鮮の面積は、正確なデータがないためにN/Aとしています。

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大日本帝国の領土の現状

引用元:PIXTA

大日本帝国の領土は、第二次世界大戦後に連合国によって占領され、日本から分離されました。

現在では、内地と沖縄以外の領土はすべて他国の支配下にあります。

  • 朝鮮:1945年に日本から独立しましたが、その後朝鮮戦争1によって南北に分断されました。現在は、北朝鮮と韓国という二つの国家が存在しています。北朝鮮は、中国やロシアと友好的な関係を保ちながら、核兵器やミサイルの開発を進めています。韓国は、アメリカや日本と同盟関係にありながら、経済発展や民主化を遂げています。南北は、軍事境界線や非武装地帯で対峙しており、時々衝突や挑発が起こっています。
  • 台湾:1945年に日本から返還されましたが、その後中国内戦2によって中国共産党と中国国民党との間で争われました。現在は、中国国民党が支配する中華民国として独自の政府を持ち、アメリカや日本などと友好的な関係を築いています。しかし、中国共産党が支配する中華人民共和国は、台湾を自分たちの一部と主張し、武力統一も辞さない姿勢を示しています。台湾海峡は、常に緊張が高まっている地域です。
  • 樺太:1945年にソ連軍に占領されましたが、その後日ソ間で正式な領有権の交渉が行われませんでした。現在は、ロシア連邦の一部としてサハリン州として統治されています。しかし、日本は樺太の南半分を自分たちの領土であると主張し、北方領土問題[3][3]としてロシアと交渉を続けています。樺太には、豊富な天然資源や漁業資源があります。
  • 関東州・満鉄附属地:1945年にソ連軍に占領されましたが、その後中国共産党に引き渡されました。現在は、中華人民共和国の一部として遼寧省や吉林省などとして統治されています。関東州や満鉄附属地には、日本人が建設した多くの鉄道や工場などが残っており、中国の工業化や近代化に貢献しています。
  • 南洋群島・新南群島:1945年にアメリカ軍に占領されましたが、その後連合国の信託統治4下に置かれました。現在は、ミクロネシア連邦やパラオなどの独立国家やアメリカ合衆国の自治領として統治されています。南洋群島や新南群島には、美しい自然や豊かな海洋資源があります。
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大日本帝国領土ランキングまとめ

以上が、大日本帝国の領土の現状に関する情報です。

ご参考になれば幸いです。

最後までご覧いただき本当にありがとうございました!

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