ドジャースは“死の29試合スケジュール”をどう乗り越える?
しかも対戦相手のほとんどが勝率5割以上の強豪ばかり。この期間は、今季最大の正念場になるといっても過言ではありません。
【過密スケジュール一覧】
- 5月23〜25日:@メッツ(ナ・リーグ東地区3位、好調維持中)
- 5月26〜28日:@ガーディアンズ(ア・リーグ中地区首位)
- 5月30日〜6月1日:ヤンキース(ア・リーグ東地区1位、最強打線)
- 6月2〜5日:メッツ(再戦)
- 6月6〜8日:@カーディナルス(ナ・リーグ中地区2位)
- 6月9〜11日:@パドレス(地区ライバル)
- 6月13〜15日:ジャイアンツ(直接対決、地区2位)
- 6月16〜19日:パドレス(再戦)
- 6月20〜22日:ナショナルズ(唯一の非コンテンダー)
このスケジュールで特に注目すべきは、ヤンキース戦とガーディアンズ戦。
どちらも現在リーグ首位を走る強豪で、短期間に遠征とホーム戦が交互に続く体力的にも厳しい構成です。
故障者続出…ドジャース投手陣に何が起きている?
ドジャースは現在、14人が故障者リスト(IL)に入っており、その大半が投手です。
特に先発陣では以下の選手が離脱中です。
- ブレイク・スネル:左肩の炎症で離脱、復帰時期未定
- タイラー・グラスナウ:右肩の違和感でIL入り、キャッチボール再開済み
- 佐々木朗希:右肩インピンジメント症候群でIL入り、再調整中
これにより、ここまでドジャースの先発陣の投球イニング数は230.1イニング。
MLB30球団中で最も少なく、1位のロイヤルズとは60イニング以上の差があります。
つまり、先発が長い回を投げられず、その分ブルペンが疲弊しているということです。
ブルペンの主力も次々と離脱、その影響は?
リリーフ陣も深刻です。現在離脱中の主力は以下の通りです。
- エバン・フィリップス(守護神)
- カービー・イェーツ
- ブレイク・トライネン
- マイケル・コーペック
- ブルスダー・グラテロル
フィリップスの不在は9回の勝ちパターンに大きな穴を空けており、スコットやビジーニが急遽クローザー役を担う状況。
コーペックはマイナーでリハビリ登板を開始していますが、打ち込まれる場面もあり復帰は慎重に進める必要があります。
山本由伸は孤軍奮闘、若手投手にかかる期待とは?
その中で、山本由伸は今季ドジャース先発陣の支柱として安定した投球を続けています。
5月20日の試合では7回1安打無失点の快投で防御率もナ・リーグ2位に浮上しています。
加えて、マイナーから昇格してきた若手たち――
- ジャスティン・ロブレスキー
- ボビー・ミラー(昨年の経験者)
- ニック・フラッソ
といった有望株が、オープナーやスポット先発で起用される予定です。
ロブレスキーは5月16日のアスレチックス戦で好投を見せ、ブルペン陣からの信頼を得ています。

トレード補強の可能性はあるのか?
現時点(5月下旬)では、トレード・デッドラインまでまだ2ヵ月あり、売り手のチームも不明確です。
そのため、即戦力を補強するには時期尚早。フリードマン編成責任者も
「投手層はいくらあっても足りない」
と語っており、当面は現有戦力でのやりくりが続く見込みです。
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ドジャース死の29試合まとめ
2025年5月23日から始まるドジャースの“死のスケジュール”は、強豪相手の連戦が続く試練の1ヵ月です。
主力投手の相次ぐ故障でチーム状況は万全とはいえませんが、山本由伸の安定感と若手投手の台頭が光明となっています。
この厳しい状況を乗り越えられれば、ドジャースの優勝争いはより現実味を帯びてくるでしょう。
今こそチーム一丸となった粘り強い戦いが求められています。
よくある質問(Q&A)
Q1: ブレイク・スネルとグラスナウの復帰はいつ頃ですか?
A1: 両選手ともキャッチボールを再開していますが、実戦復帰の目途は立っていません。慎重な調整が続いています。
Q2: 山本由伸はどれくらい信頼されていますか?
A2: 山本は防御率ナ・リーグ2位という安定した成績を残しており、エースとして完全に信頼されています。
Q3: 若手投手で注目されているのは誰ですか?
A3: ジャスティン・ロブレスキーやボビー・ミラーが注目されています。ロブレスキーは既に好投で結果を残しています。
Q4: トレード補強の可能性はありますか?
A4: トレード市場はまだ活発化しておらず、即時補強は困難です。7月に向けて動きが出る可能性はあります。
Q5: この過密日程で最も重要なカードは?
A5: ヤンキースとの交流戦とジャイアンツとの直接対決が特に重要です。いずれも勝敗が地区順位に直結します。
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