ドジャースはなぜポストシーズンで連覇できたのか?
ロサンゼルス・ドジャースは、今季ワイルドカードから勝ち上がり、見事ワールドシリーズ連覇を達成しました。
レギュラーシーズンでは救援陣が打ち込まれる場面も目立ち、不安要素を抱えた状態でのポストシーズン突入でしたが、短期決戦ならではの柔軟な選手起用と役割分担が功を奏し、頂点に立ちました。
このドジャースの戦いぶりに注目したのが、宿敵サンディエゴ・パドレスを専門とする米メディア。
彼らは
「パドレスがドジャースから学ぶべき3つの教訓」
として、来季の巻き返しに不可欠なポイントを明確に提示しています。
以下では、その3つの教訓を整理し、チーム作りにどう応用できるのかを詳しく解説します。
教訓1:スター選手は“必ず1人”圧倒的な働きをしていますか?

パドレス専門メディアがまず挙げたのは、
「スター選手が高いレベルのプレーでチームを引っ張る必要がある」
という点です。
ドジャースでは、大谷翔平選手が投打の両面で圧倒的な存在感を発揮し、特に打撃面では突出した数字を残しました。
この“絶対的な軸”がいることが、短期決戦の戦術選択やチーム全体の安心感につながったのです。
一方パドレスでは、主力選手がポストシーズンで十分な結果を出せなかったと指摘されています。
つまり、
「スターが爆発するかどうか」=短期決戦の勝敗を左右する最大要因
だということです。
教訓2:ブルペンは“層の厚さ”ではなく“柔軟かつ創造的な起用”が重要ではありませんか?
2つ目の教訓は、救援投手の起用方法についてです。
パドレス専門メディアは、
「ブルペンの層が厚いことより“柔軟性と創造性”のある起用の方が重要」
と明確に述べています。
ドジャースは実際に、レギュラーシーズンとは大きく異なる布陣でポストシーズンに臨みました。
佐々木朗希投手をリリーフに回すなど、デーブ・ロバーツ監督は大胆で柔軟な起用を繰り返し、それが見事に勝利へ結びつきました。
短期決戦では、
「誰を」「どの場面で」「どの役割で」起用するか
が勝負を分けるため、固定観念にとらわれない采配が鍵となります。
教訓3:スターを支える“勝負強いロールプレイヤー”はそろっていますか?
3つ目の教訓は、スター選手以外の“脇役”の存在です。
このメディアは、
「ドジャースの脇役は決して優秀ではないが、要所で結果を残した」
と高く評価しています。
象徴的なのが、ワールドシリーズ第7戦で同点弾を放ったミゲル・ロハス選手。
記事では、
「ロハスは決して良い選手ではない。しかし勝負強い」
とズバリ表現しています。
短期決戦では、この“勝負強さ”が何よりも価値を持つのです。
スターメンバーに加えて、
「ここぞで一打を放つロールプレイヤー」
を確保し育てることが、優勝チームの絶対条件と言えます。
パドレス専門メディアが指摘したドジャースポストシーズンで勝つための3つの教訓まとめ
ドジャースのポストシーズン連覇には、以下の3つの勝利方程式が存在しました。
- スター選手が高いレベルのプレーでチームを牽引すること
- ブルペンは“層”よりも“柔軟かつ創造的な起用”を重視すること
- 勝負強いロールプレイヤーが要所で結果を出すこと
パドレスが来季巻き返すためには、ドジャースの戦い方から学び、自軍の強化ポイントとして取り入れることが不可欠です。
短期決戦では、“準備された強さ”と“隠れた勝負強さ”が、勝者の扉を開くカギとなります。
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よくある質問/Q&A
Q1:スター選手が好調でなくても勝てるチームはありますか?
A:例外はありますが、短期決戦で勝つチームの多くは、必ずスター選手が最高のパフォーマンスを発揮しています。
Q2:ブルペンを柔軟に使うとは具体的にどういうことですか?
A:レギュラーシーズンとは異なり、先発投手を中継ぎで使う、特定の打順だけ登板させるなど、状況に合わせて起用することです。
Q3:ロールプレイヤーはどう発掘すれば良いですか?
A:年間を通して役割を明確化し、重要な場面での経験値を積ませることで“勝負強さ”が育ちます。

