ロサンゼルス・ドジャースはワールドシリーズ連覇を狙ってシーズンを戦っていますが、投打ともに不安定さを抱えています。
そんな中で、山本由伸投手(27歳)はただ一人ローテーションを守り抜き、まさに「エース」と呼ぶにふさわしい存在感を放っています。
本記事では、2024年と2025年の成績を比較し、山本の進化を解説します。
なぜ山本由伸だけがローテーションを守れているのか?

今季のドジャース先発陣を見ると、規定投球回に到達したのは山本のみです。
カーショウ、グラスノー、スネルといった実績十分の投手陣も離脱が相次ぎ、安定感に欠けています。
大谷翔平も今季から先発復帰していますが、まだ登板数は限られています。
唯一シーズンを通して投げ続けているのが山本であり、その存在はチームにとって計り知れない価値があります。
昨年と比べてどんな成績の変化があったのか?

2024年と2025年の主要成績を比較すると、以下のような進化が見られます。
- QS(クオリティースタート):39% → 58%
- WHIP:1.11 → 1.05
- H9:7.8 → 6.5
- SO9:10.50 → 10.24
- SO/BB:4.77 → 3.47
四球は増えたものの被安打は減少し、QSの割合が大幅に上昇しました。
安定感の向上が数値にも表れています。
小柄ながらもSO9が10を超えており、メジャーでも屈指のパワーピッチャーとして打者を圧倒しています。
「勝ち味」が遅いとはどういうこと?

山本は好投を続けながらも、リリーフ陣の乱調で勝ち星が消える試合が目立ちます。
例えば直近のダイヤモンドバックス戦でも、7回1失点10奪三振の快投を見せながら勝利投手にはなれませんでした。
このように
が成績面で唯一の課題となっています。
ただし、球数の多さやイニングの制限はロバーツ監督の方針によるものです。
日本時代に200回近く投げていたスタミナを考えれば、今後さらなる投球回増加も期待できます。
球種配分や捕手別防御率から見える進化とは?
山本はメジャー2年目で球種配分を柔軟に変化させ、打者への対応力を高めています。
特にカーブやスプリットの使い方に進化が見られ、捕手とのコンビネーションでも安定した防御率を記録しています。
捕手陣が苦しいドジャースにあっても、大崩れしない点は大きな強みです。
山本由伸唯一ローテを死守する男まとめ
停滞気味のドジャースにおいて、山本由伸は圧倒的な安定感でエースの座を確立しています。
四球の増加という課題はあるものの、被安打の減少やQSの増加は投球内容の進化を物語っています。
勝ち星以上に、チームに与える安心感が山本の最大の武器といえるでしょう。
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よくある質問/Q&A
Q1:山本由伸の最大の強みは何ですか?
A1:SO9が10を超える三振能力と、規定投球回を守り抜く安定感です。
Q2:弱点はありますか?
A2:四球の増加とリリーフ陣に勝ち星を消される点が課題です。
Q3:今後さらに成長できる要素は?
A3:投球数の効率化と、長いイニングを投げ続ける持久力の活用です。
Q4:ドジャースにとって山本の存在は?
A4:停滞するチームにおいて、唯一計算できる「エース」であり、優勝争いの生命線となっています。