ノーヒットノーラン目前で何が起きたのか?
ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手(27)は、2025年9月6日(日本時間7日)の敵地オリオールズ戦に先発し、8回まで無安打無失点の圧巻の投球を披露しました。
あと1人で日本人3人目(4度目)のノーヒットノーラン達成という場面で、ホリデーに痛恨のソロ本塁打を浴び、歴史的快挙は惜しくも逃しました。
さらにリリーフ陣が乱調を見せ、まさかの逆転サヨナラ負け。
山本の力投は勝利に結びつかず、チームは連敗を5に伸ばしました。
しかし本人は「悔しい」としながらも、大きな収穫を感じ取った様子です。
山本由伸は試合をどう振り返ったのか?
試合後に行われた一問一答の中で、山本は自身の投球内容について冷静に振り返っています。
――今日は何が一番良かった?
「キャッチャーと初めてだったんですけど、試合前も試合中もしっかりコミュニケーション取っていいコースに思い切って腕を振って投げていけた。その思い切りが良かったかなと思います」
――サヨナラ負けしたが、今日の収穫は?
「試合に勝ちきれなかったのは悔しいです。チームも凄い苦しい状況ですけど、何とか全員で戦っていって残りの試合を1つでも多く勝っていけたらなと思います」
――ホリデーに打たれたカットボールは思ったところに投げられなかった?
「いいコースにはいってましたけど、ちょうどカットボールにタイミングが合ってしまった」
――今日は自分でピッチコムを使ってサインを出していた?
「ところどころ自分で。基本はベン(ロートベット)がリードしてという感じでした」
――打たれた後も投げたかった?
「ヒットが出たら交代だろうと思っていました」
――今日の負けについては?
「凄く悔しく思いますし、とにかく全員でやっていくしかないなと思います」
ノーヒットノーランを意識したのはいつから?

――どの辺からノーヒットノーランを意識した?
「序盤はそんなに球数が特別少なくいっているわけではなかったので、まさか9回のマウンドに上がれるとは思っていなかった。とにかく1イニングに集中して投げていました」
――後半に入っても97、98マイル出ていた要因は?
「最近は凄くいい感覚で投げられている試合が多い。今日もどんどん調子を上げて思い切って投げていけた。調子がいい証拠かなと思います」
――マウンドから降りるときは大歓声だった。どんな気持ちだった?
「凄く悔しかったです。最後は僕が選んだ球だったんですけど、悔しさと、やられたかという感じです」
ホリデーとの対決では何を選んだのか?
――9回2死からのホリデーの打席は全部自分で球種を選択した?
「もともとどういくかは相談していた。それ通りいっていたんですけど、ボールになったので。カットボールを選んで投げました」
――打球がライトに上がった瞬間は?
「打たれたなと思いました。(入ったなと?)はい」
――気持ちのおさめ方は?
「チームが勝つのがうれしいといいますか、それがみんなの目指しているところなので。今日は勝てたら最高でしたけど、負けてしまったので凄く悔しいです。またこういったピッチングができるように頑張りたいと思います」
チームに与えた影響とは?
――チームを前向きにさせる投球ができた。
「しっかり集中して投げていけました。チームの雰囲気は分からないですけど」
――ピッチングコーチとはどういうやりとりを?
「特にその会話はなく、そのままマウンドに上がりました」
――イニングが進むにつれて、ベンチでは誰からも声をかけられなくなった?
「いつも通りの雰囲気でした」
山本由伸ノーヒットノーラン目前被弾一問一答まとめ
山本由伸投手は、あと一歩で歴史的快挙に届きませんでしたが、8回2/3を無安打に抑える圧巻の投球で球場を魅了しました。
本人は「悔しい」としながらも「思い切り投げられたことが収穫」と語り、前向きな姿勢を崩していません。
ドジャースの苦しい状況の中で、彼の快投はチームを奮い立たせる大きな力になったことは間違いありません。
今後もさらなる進化に期待が高まります。
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よくある質問/Q&A
Q:山本由伸はなぜ降板になったのですか?
A:9回2死でホリデーにホームランを打たれた時点で交代となりました。山本自身も「ヒットが出たら交代だろうと思っていた」と語っています。
Q:投球数はどれくらいだったのですか?
A:自己最多となる112球を投げ、最後まで力強いストレートを維持していました。
Q:ノーヒットノーランを意識したのはいつからですか?
A:序盤は意識せず、1イニングごとに集中して投げていたとのことです。歓声や状況から後半に入って意識するようになったと話しています。
Q:今回の試合から得られた収穫は何ですか?
A:「思い切り腕を振って投げられたこと」「調子を上げていけたこと」が収穫だったと本人はコメントしています。
Q:今後の意気込みは?
A:「またこういったピッチングができるように頑張りたい」と前向きな姿勢を示しました。