ロサンゼルス・ドジャースは、メジャーリーグベースボールのナショナルリーグ西地区に所属するプロ野球チームです。
日本では、1995年に野茂英雄がメジャーリーガーとしてデビューした球団としても有名です。
しかし、ドジャースという名前は、どこから来たのでしょうか？
その意味や歴史について、詳しく解説します。
ドジャースとは「よける人たち」の意味
ドジャースという名前は、英語の動詞「dodge」が由来となっています。
「dodge」は「よける、かわす」という意味で、子どもの頃に遊んだ「ドッジボール」は「dodge ball」と書きます。
この「dodge」に、「するもの、する人」という意味を表す接尾辞「er」を付けて「dodger」とすると、「よけるもの、よける人」という意味になります。
さらに、複数形にするために「s」を付けて「dodgers」となります。
これが、ドジャースという名前の基本的な意味です。
では、一体何をよける人たちなのでしょうか？
それは、路面電車です。
ドジャースの名前の由来を理解するには、チームの歴史を少し辿る必要があります。
ドジャースの歴史と名前の変遷
ドジャースは、現在のロサンゼルスに本拠地を移したのは1958年のことです。
それ以前は、ニューヨークのブルックリンに本拠地を置いていたチームが前身で、その歴史は1884年まで遡ります。
その頃のブルックリンでは、路面電車が多く走っており、住民たちは路面電車をよけるように歩いていました。
このことから、ブルックリンの人たちは「路面電車をよける人たち」を意味する「トロリー・ドジャース」と呼ばれるようになりました 。
この呼び名は、1890年代後半からスポーツ記者たちがチーム名として使い始めました。
当初は「ブルックリン・トロリー・ドジャース」という長い名前でしたが、やがて「トロリー」の部分が省略されて「ブルックリン・ドジャース」となりました。
1933年には、ユニフォームに「ドジャース」という文字がプリントされるようになり、公式なチーム名として定着しました。
1958年にチームがロサンゼルスに移転したときには、チーム名も「ロサンゼルス・ドジャース」と変更されました。
しかし、ドジャースという名前は、チームの歴史と伝統を表すものとして残りました。
ドジャースの実績とライバル
ドジャースは、メジャーリーグ屈指の名門であり、人気・実力いずれもリーグトップクラスです。
リーグ優勝24回はナショナルリーグ1位（MLB全体ではニューヨーク・ヤンキースが1位）、ワールドシリーズ優勝は7回を数えます。
ワールドシリーズ初優勝を遂げる1955年までに10回のリーグ優勝をしているにもかかわらず、ワールドシリーズではことごとく敗れ続けました。
特に当時本拠地を同じとしていたヤンキースとの対戦が多く、1955年に6回目の挑戦で初めてヤンキースを破りました。
ロサンゼルス移転後のワールドシリーズ優勝は、ジャッキー・ロビンソンが活躍した1950年代、ロサンゼルスに本拠地を移した後サンディ・コーファックス、ドン・サットンら名投手が在籍した1960年代、ウォルター・オルストンの後を継ぎ、20年にわたって監督を務めたトミー・ラソーダの下、1980年代に各2回ずつ成し遂げました。
最近では、2020年に32年ぶりのワールドシリーズ優勝を果たしました。
ドジャースの宿敵は、同じ西海岸に本拠地を移したサンフランシスコ・ジャイアンツです。
両チームは互いに前身のニューヨーク時代から激しい争いを繰り広げており、現在に至るまでライバル関係にあります。
レギュラーシーズンの対戦成績は、通算でほぼ五分である。
ワールドシリーズでは、ドジャースが7回、ジャイアンツが8回優勝しており、僅差でジャイアンツが上回っています。
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ドジャース意味まとめ
ドジャースという名前の意味や由来は、チームがかつてニューヨークのブルックリンに本拠地を置いていた時代に、路面電車をよける人たちと呼ばれていたブルックリンの住民にちなんでいます。
ドジャースは、メジャーリーグの名門であり、ワールドシリーズ優勝7回を誇ります。
ドジャースのライバルは、サンフランシスコ・ジャイアンツであり、両チームは長年にわたって熾烈な戦いを展開しています。
2024年もドジャースの応援宜しくお願いします。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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