なぜカーショーはポストシーズンで5失点を喫したのか?
ロサンゼルス・ドジャースのクレイトン・カーショー投手(37)が、2025年10月8日(日本時間9日)に行われたナ・リーグ地区シリーズ第3戦(対フィリーズ)で救援登板し、2回6安打5失点という屈辱の結果となりました。
今季限りでの現役引退を表明しているカーショーにとって、ポストシーズンでの登板は特別な意味を持つものでしたが、結果は厳しいものになりました。
7回は2死一、三塁のピンチを招きながらも無失点で切り抜け、スタンドから大歓声を浴びました。
しかし8回に流れが一変。
先頭のリアルミュートにスライダーを痛打され左中間席への本塁打を許すと、四球と失策が重なり1死二、三塁のピンチを背負い、ターナーには右前への2点打、続くシュワバーにはこの試合2本目となる本塁打を浴び、一気に5失点。
試合の趨勢を決定づけるイニングとなりました。
コマンド不調の原因は?ベテランが語った率直な胸中とは?
試合後のカーショーは
「タフだった。この2イニングはきつかった。7回はテオ(ヘルナンデス)のナイスプレーに助けられたけど、それでもいい球を投げきれなかった。コマンド(制球)に苦しんでいた」
と率直に語りました。
さらに
「ストライクを投げようとしてる時点で、本来“打者を抑えよう”としてる状態じゃなくなってる」
と、自らの投球内容を厳しく分析しました。
不調の原因については
「わからない。できることは全部やった。登板の間が空いてたけど、フラット(平地での投球練習)もやったし、地道に準備はしてきた。でも今夜は、単にうまくいかなかっただけだ」
と淡々と振り返りました。
記者から
「悔しいか」
と問われた際には
「それはあんまりいい質問じゃないね」
と語気を強め、感情を抑えながらも悔しさをにじませました。
引退目前のカーショー、第4戦へどんな姿勢で臨むのか?
223勝のレジェンドは、厳しい結果にもかかわらず前を向いています。
「明日はグラスノーが投げる。私たちはそれでいい気分で臨める。まだ2勝1敗でリードしてるし、悪くない状況だ」
と冷静に語りました。
さらに
「野球のいいところは毎日試合があること。だから明日の第4戦、しっかり準備して臨むだけだ」
と力強く言い切りました。
引退シーズンのラストポストシーズン。
カーショーがどんな形で再びマウンドに立つのか、ファンの注目が集まります。
カーショー屈辱2回5失点まとめ
カーショーの地区シリーズ第3戦は、2回5失点という屈辱的な内容でした。しかし、37歳のベテランは冷静に課題と向き合い、チームの勝利を第一に考える姿勢を崩していません。
第4戦を前に、ドジャースはシリーズ2勝1敗と依然として優位な状況にあります。カーショーが再び輝く瞬間が訪れるのか、次戦以降も注目が集まります。
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よくある質問(Q&A)
Q1. カーショーはなぜ救援登板だったのですか?
A. 山本由伸の降板後、継投策の一環として7回から登板しました。これは6年ぶりのPSリリーフ登板でした。
Q2. なぜ8回に大量失点してしまったのですか?
A. 先頭打者の本塁打から制球が乱れ、四球や守備のミスも重なって一気に崩れました。
Q3. カーショーは今後また登板しますか?
A. チーム状況次第ですが、第4戦以降での再登板の可能性は残されています。
Q4. ファンの反応はどうでしたか?
A. 8回の失点時には球場を後にするファンも見られましたが、登板時にはスタンディングオベーションが起こるなど、レジェンドへの敬意が強く感じられました。
Q5. 第4戦の先発は誰ですか?
A. タイラー・グラスノー投手が予定されています。