MLB史上20人目となる3000奪三振を達成したロサンゼルス・ドジャースのレジェンド、クレイトン・カーショー投手。
その偉業の舞台裏には、チームメイトや家族、そしてファンとの深い絆がありました。
彼が試合後に繰り返し口にした「感謝」の言葉には、長年にわたってチームを支え続けた誠実な姿勢と、イチロー氏とも通じ合うような思いが込められていました。
3000奪三振達成の瞬間、なぜスライダーを選んだのか?
7月6日(日本時間7日)のアストロズ戦、5万3千人を超えるファンの大歓声が響く中、カーショーはMLB通算3000奪三振の金字塔を打ち立てました。
最後の1球、6回2死カウント1−2から選んだのは、直球でもカーブでもなく、外角低めのスライダーでした。
バットは空を切り、見逃し三振。
記念すべき100球目での達成となりました。
カーショーは試合後、
と語りました。
実際、この日球場には妻エレンさんと4人の子供たち、そして彼女の胎内に宿る5人目の命が揃って応援に駆けつけていたのです。
カーショーが試合後に繰り返した「感謝」の意味とは?
試合後の会見でカーショーが何度も口にしたのは、「感謝」という言葉でした。
6回のマウンドに立った際に沸き起こったスタンディングオベーションや、スタジアムの空気が一球ごとに集中していたことを彼自身が感じ取っていたのです。
とコメントしました。
フレディ・フリーマンとの絆が支えに?
3000奪三振達成までの道のりは平坦ではありませんでした。
カウントダウンは思った以上に進まず、時には思い悩む日もあったといいます。
そんな中、カーショーを気遣い続けたのが、同僚のフレディ・フリーマン内野手でした。
と語っています。

ファンの存在がカーショーに与えた影響とは?
フリーマンをはじめとするチームメイトの気遣いもさることながら、カーショーはなによりもファンの反応が特別だったと話します。
と強調。
記録だけではなく、ファンや仲間と共有する瞬間こそが、アスリートにとって最大の報酬であると感じているのです。
イチローも語った“記録の本質”とは?
カーショーの感謝の言葉からは、元メジャーリーガー・イチロー氏の過去のコメントを思い出さずにはいられません。
2016年、メジャー通算3000安打を達成した際、イチロー氏はこう語っています。
カーショーとイチロー。立場も時代も違う2人のレジェンドが、同じように「周囲への感謝」を語った背景には、記録だけでは決して得られない“リスペクト”の本質があるのではないでしょうか。
なぜ個人記録ではリスペクトを得られないのか?
野球は個人競技ではなくチームスポーツです。個人の記録に目を向けるあまり、チームやファンとの関係を軽視するようでは、真のリスペクトは得られません。
カーショーが記録達成時に周囲からこれほどまでに祝福されたのは、彼が18年間一貫してチームに貢献し、地道に努力を重ねてきたからに他なりません。
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カーショーイチロー重なる感謝まとめ
クレイトン・カーショーの3000奪三振という偉業の裏には、フリーマンをはじめとするチームメイト、愛する家族、そして熱狂的なファンとの深い絆がありました。
彼の口から幾度も語られた「感謝」の言葉は、単なるセレモニーではなく、18年にわたる積み重ねと信頼関係の証です。
個人記録の先にあるもの——それは「誰かと喜びを分かち合えること」。それこそが、カーショーが心から大切にしている“価値”なのです。
よくある質問/Q&A
Q1:カーショーの3000奪三振はMLBで何人目の記録ですか?
A1:カーショーはMLB史上20人目の3000奪三振達成者です。
Q2:達成した球種は何ですか?
A2:外角低めのスライダーで見逃し三振を奪いました。
Q3:なぜフリーマンとの絆が話題になっているのですか?
A3:記録達成までの過程で常に気遣い、支え続けた姿勢がカーショーの心に強く残っていたためです。
Q4:なぜイチローの話が引き合いに出されたのですか?
A4:カーショーと同じく、イチローも記録より“周囲との喜びの共有”を大切にしていたためです。
Q5:カーショーは今後どのような記録を目指すのでしょうか?
A5:明言はしていませんが、今後はさらにチームの勝利とポストシーズンでの活躍に集中していくと見られます。
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