山本由伸はなぜ第3戦でブルペン待機を志願したのか?

ドジャースの山本由伸投手が見せた“献身の姿勢”が、チームメイトのマックス・マンシーを驚かせました。
ワールドシリーズ第3戦、スコア5―5のまま延長戦にもつれ込んだ死闘の中で、山本は
「自らブルペンに行かせてほしい」
と志願したのです。
第2戦で9回105球を投げ抜き完投勝利を収めた直後のことでした。
それでも
「チームのために何かできるなら」
とブルペンに立った姿勢に、マンシーは
「この男は本当に集中している」
と感銘を受けたといいます。
ブルペンで100マイルを計測?驚愕の“伝説エピソード”とは
マンシーが語ったエピソードによると、延長18回に突入した時点で山本はキャッチボールを始めたものの、最初は球が少し浮いていたそうです。
第2戦の完投の疲労が残っていたのでしょう。
しかし、登板準備の電話がかかり
「次のイニングで行くぞ」
と伝えられた瞬間、山本の体が一変。直後の投球練習でなんと100マイル(約160.9キロ)を計測したといいます。
結局、18回裏にフリーマンのサヨナラ本塁打で試合が終わったため出番はありませんでしたが、マンシーはその姿を
「これまで見た中で最も印象的な光景だった」
と振り返りました。
山本由伸の集中力と覚悟がMVPへの道を切り開いた
この“伝説の待機”はチームに大きな影響を与えました。
山本は第6戦で6回1失点、第7戦では中0日で登板し、試合を締めて勝利投手に。
チームの4勝のうち3勝を記録し、日本人投手として初めてワールドシリーズMVPに輝きました。
マンシーの言葉どおり、山本の
「完全な集中力」
がチームを精神的にも支え、勝利への原動力となったのです。
チームメイトが見た“ヨシノブ・ヤマモト”という存在
ドジャースの選手たちは口をそろえて
「山本は勝つためにすべてを捧げる男」
だと語ります。
ブルペン待機や中0日登板といった常識を超えた行動は、チーム全体に緊張感と信頼をもたらしました。
ベテランのマンシーでさえ
「彼の姿勢はチームを鼓舞する」
と語るほど、その存在感は群を抜いています。
マンシー語るこいつは完全に集中している山本由伸まとめ
ワールドシリーズ第3戦のブルペン待機で見せた山本由伸の姿は、単なるエピソードではなく、勝利の象徴です。
完投翌日の志願登板、100マイルの直球、そしてMVP受賞。
すべてが「集中」「覚悟」「信念」に貫かれています。
マックス・マンシーの言葉「こいつは完全に集中している」は、山本のキャリアそのものを表す言葉といえます。
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よくある質問/Q&A
Q1:なぜ山本由伸はブルペン待機を志願したのですか?
A:延長戦が長引き、投手陣が尽きかけていた状況で「チームを助けたい」という想いから自ら志願したためです。
Q2:ブルペンで100マイルを出したというのは本当ですか?
A:公式記録ではありませんが、マンシーが番組で語った“伝説の噂”として広く知られています。
Q3:この出来事がMVP受賞に影響しましたか?
A:直接の要因ではありませんが、山本の精神力とチームへの献身が高く評価され、MVP受賞を後押ししたとみられます。
Q4:マンシーが語った「完全に集中している」とはどんな意味ですか?
A:肉体的な疲労を超えて、勝利に向けて精神的に極限まで集中していた山本の姿勢を称賛する言葉です。
Q5:このような選手は他にいますか?
A:過去にはランディ・ジョンソンやマディソン・バンガーナーなど短期間で複数登板した伝説的投手がいましたが、山本のように日本人投手で実現した例は初めてです。

