プロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長(84)が、テレビ朝日のニュース番組「有働Times」に出演し、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30)との打撃の共通点について語りました。
王氏は現役時代、巨人で「一本足打法」を駆使し、通算868本塁打という世界記録を樹立しました。
一本足打法の誕生秘話とは?
1959年に巨人へ入団した王氏は、当初なかなか結果を残せませんでした。
しかし、3年目に打撃コーチとなった荒川博氏の指導を受け、一本足打法を編み出しました。
「僕は体も中くらいで、腕の力もなかった。ただ、ボールを打つとそれなりに飛んでいた。しかし、高校生とプロでは相手のボールが違い、どうしても詰まってしまう。そこで、早く振り出せるタイミングを求めて一本足打法を始めると、前でさばけるようになった」
と語っています。
大谷翔平選手のステップの秘密とは?
王氏は自身と大谷選手の共通点について、
「大谷くんも普通の人より右足のステップが早い。だから速い球を打てる」
と指摘しています。
さらに、
「投手も打たせまいといろんなことをしてくるので、いつも理想的なスイングでは打てない。フォームはあまり考えなくていい。距離感が一番大事」
と述べています。
フォームよりも重要なものとは?
王氏は、「フォームはあまり考えなくていい」と強調し、打撃において最も重要なのは「距離感」であると述べています。
これは、投手の多様な投球に対応するためには、完璧なフォームよりも、適切なタイミングと距離感が重要であるという考え方です。
王貞治氏と大谷翔平選手の共通点とは?
王氏と大谷選手は、打撃フォームこそ異なりますが、早めのステップで投球に対応する点や、フォームに固執せず柔軟に対応する姿勢など、多くの共通点があります。
これらの共通点が、両者の卓越した打撃成績につながっていると言えるでしょう。
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王貞治大谷翔平共通点まとめ
王貞治氏は、自身の経験を踏まえ、大谷翔平選手の打撃について深い洞察を示しました。
フォームにとらわれず、タイミングや距離感を重視する姿勢が、両者の成功の鍵であることが伺えます。
よくある質問/Q&A
Q1: 王貞治氏の一本足打法とは何ですか?
A1: 一本足打法とは、打撃時に片足を高く上げてタイミングを取る王氏独自の打撃フォームで、これにより通算868本塁打を記録しました。
Q2: 大谷翔平選手のノーステップ打法とは何ですか?
A2: ノーステップ打法とは、打撃時に足を上げず、ステップを最小限に抑える打撃フォームで、大谷選手はこれにより速球や変化球に対応しています。
Q3: 王氏と大谷選手の打撃の共通点は何ですか?
A3: 両者とも、早めのステップで投球に対応し、フォームに固執せず、タイミングや距離感を重視する点が共通しています。
Q4: フォームよりも重要な「距離感」とは何ですか?
A4: 距離感とは、投手との間合いやタイミングを適切に計ることで、これにより多様な投球に柔軟に対応できるとされています。
Q5: 王氏の指導者である荒川博氏とは誰ですか?
A5: 荒川博氏は、元プロ野球選手であり、王貞治氏の打撃コーチとして一本足打法を指導し、王氏の才能を開花させた名コーチです。
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