佐々木朗希はどんな状況でマウンドに上がったのか?

ナ・リーグ地区シリーズ第2戦(フィリーズ3―4ドジャース、現地10月6日)で、ドジャースの佐々木朗希投手(23)が再びチームを救いました。
1点リードの9回2死一、三塁という、まさに一打逆転の絶体絶命の場面で登板。
相手打者はナ・リーグ首位打者トレイ・ターナー。
超満員の敵地シチズンズバンク・パークでフィリーズファンが大歓声を送る中、佐々木はわずか2球でターナーを二ゴロに打ち取り、2試合連続のセーブを記録しました。
これでポストシーズン3試合連続登板、しかも連日のハイレバレッジ(高圧)な局面で結果を出し続けています。
わずか1か月前までマイナーで救援転向を始めたばかりとは思えない落ち着きぶりで、チーム内外から信頼が急上昇しています。
ピンチでの心境は?「打たれても仕方ない」と割り切る強さとは?
試合後の会見で、佐々木は9回の登板について
と冷静に語りました。
この発言からは、若干23歳とは思えないメンタルの強さと、クローザーとしての覚悟がにじみ出ています。
また、ターナーの打球を二塁手エドマンが好守備で処理し、一塁へハーフバウンド送球した際に
と振り返ると、会場には笑いが起きました。
緊張感あふれる場面でもユーモアを交えて語る姿に、記者たちも和やかな空気となりました。
敵地の激しいヤジにはどう対応した?「何言ってるか分からない」
シチズンズバンク・パークといえば、全米屈指の“ブーイングの聖地”。
特にポストシーズンではフィリーズファンの熱狂とヤジが強烈になることで知られています。
しかし、佐々木は動じることなく
と淡々とコメント。
圧倒的な敵地の空気をものともせず、自分のピッチングに集中する姿勢が際立ちました。
これは、彼が国際大会や日本での大舞台で積み重ねてきた経験の賜物といえるでしょう。
若き守護神は、環境やプレッシャーを言い訳にせず、マウンド上で実力を発揮しています。
会見の“オチ”で通訳が赤面?チームとの信頼関係も明らかに
最後に
という質問に対し、佐々木は
と発言。
隣に座っていた通訳のアイアトン氏を赤面させる一幕もありました。
この「ウィルさん」とは捕手ウィル・スミスのこと。
バッテリー間の信頼関係が深まりつつあることを感じさせるコメントで、チームの雰囲気の良さも伝わってきます。
佐々木朗希敵地で見せた強心臓まとめ
佐々木朗希投手は、敵地フィラデルフィアの極限のプレッシャー下で見事な火消しを見せ、2試合連続のセーブを記録しました。
「打たれても仕方ない」という割り切り、ヤジを意に介さない冷静さ、そしてチームメイトとの信頼関係。
すべてが噛み合い、今やドジャースの“守護神”として存在感を放っています。
ポストシーズンの大舞台で急成長を見せる佐々木朗希は、この先のシリーズでもさらに注目を集める存在となるでしょう。
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よくある質問(Q&A)
Q1:佐々木朗希はなぜクローザーとして起用されているのですか?
A:9月中旬に救援転向して以降、マイナーとレギュラーシーズンで安定した投球を見せたこと、さらに高い奪三振能力とメンタルの強さが評価され、ロバーツ監督がポストシーズンで重要な場面を任せるようになりました。
Q2:敵地のヤジはプレーに影響しないのですか?
A:佐々木は英語が分からないことを逆に強みにし、ヤジを気にせず投球に集中できると語っています。日本でも似た環境を経験しており、冷静さを保つ力があります。
Q3:ウィル・スミスとの関係は?
A:試合後のコメントからも分かるように、捕手ウィル・スミスとの信頼関係は非常に強いものになっています。連日の接戦でバッテリーとして結果を出し続けており、チームの勝利に直結しています。