2025年メジャーリーグを舞台に戦う佐々木朗希投手(ロサンゼルス・ドジャース)は、5月中旬に「右肩のインピンジメント(衝突症候群)」で負傷者リスト入りして以降、復帰へ向けて静かに歩みを進めてきました。
ファンにとって気になるのは、“怪物”がいかにしてメジャーの高い壁を乗り越え、再びマウンドに戻ってくるのかという点です。
この記事では、佐々木朗希の最新のリハビリ状況やメジャー適応に向けた進化、復帰時期の見通しを徹底解説します。
佐々木朗希はなぜ戦線離脱したのか?
2025年シーズンの開幕を華々しく飾った佐々木朗希ですが、東京ドームで行われたカブスとの開幕シリーズ第3戦では、最速100.5マイル(約161.7キロ)という驚異的な速球を披露。
順調なスタートに見えましたが、その後は平均球速が96.1マイル(約154.6キロ)にまで低下。
5月13日、右肩のインピンジメントが判明し、長期離脱を余儀なくされました。
ドジャースはその時点で、ただの
「コンディション不良」
ではなく、体づくりから見直す必要があるという判断に舵を切りました。
これまでの「怪物」のキャリアにおいても、故障との戦いは続いており、メジャーの激しい登板スケジュールに耐えうる肉体を作り上げる必要があると考えられたのです。

現在の佐々木朗希の肩の状態はどうなっている?
現地時間7月23日、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が記者会見で語ったところによれば、佐々木はブルペンでの投球を順調にこなしており、次回はアリゾナで打者相手に実戦形式の登板を予定しているとのことです。
これが成功すれば、8月下旬にも復帰が見えてくるとの見通しが語られました。
投手コーチのマーク・プライアー氏は、
「まだキャッチボール程度で軽めの練習にとどめているが、今は自信を持ってボールを投げられる体と心の準備が重要だ」
と語っています。
この方針は、焦って完全復帰を急ぐよりも、再発防止と確実な競争力回復を狙ったものです。

「メジャー仕様の肉体」とは?進化する佐々木朗希のフィジカル
今回の故障によるリハビリ期間中、佐々木は単なる肩の治療だけでなく、体全体の強化にも注力してきました。
ロバーツ監督も
「投球フォームは安定してきており、筋力も向上している」
と明言しています。
これまでの佐々木はロッテ時代から故障と隣り合わせで、規定投球回に到達したことはありませんでした。
メジャーリーグでは中4~5日での先発登板が求められることも多く、従来の体づくりでは適応が難しいと判断されたのです。
その意味で、今の佐々木はまさに
「メジャー仕様の肉体」
への進化を遂げている段階にあります。
復帰はいつになる?実戦登板へのステップは?
ロバーツ監督の発言によれば、次のブルペン登板後にアリゾナで打者との実戦対戦が予定されており、これが問題なく進めば、8月下旬のメジャー復帰が現実味を帯びてきます。
これまでノースロー期間が続いていた佐々木にとって、90マイルを超える投球をブルペンで行えるまでに回復しているのは大きな進歩です。
地元メディア「Dodgers Nation」も
「慎重論はあるが、すでにブルペンではその才能を垣間見せている」
と報じており、期待値は非常に高まっています。
メジャー初年度で得た教訓とは?佐々木の覚悟に注目
ポスティングによってドジャースと契約した際、佐々木は
「マイナー契約から這い上がって世界一の選手になれるよう頑張ります」
と語っていました。
その覚悟は今、試されている真っ只中です。
実際にメジャーの壁は高く、体力、精神力、技術のすべてが問われる厳しい舞台です。
その中で、佐々木が一歩ずつ階段を上がっている姿勢は称賛に値します。
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佐々木朗希メジャー仕様の肉体まとめ
佐々木朗希投手は、右肩のインピンジメントというアクシデントを経て、現在はリハビリと体づくりを通じて「メジャー仕様の肉体」へと進化しようとしています。
ブルペンでの投球はすでに90マイルを超え、アリゾナでの実戦登板も間近。
8月下旬の復帰に向けて着実に歩を進めており、再びメジャーのマウンドに立つ日も遠くはありません。
ドジャースと日本のファンが待ち望む“完全体・佐々木朗希”の復活は、球界全体に新たな衝撃を与えることでしょう。
よくある質問(Q&A)
Q1. 佐々木朗希の復帰時期はいつですか?
A1. 現地時間7月23日時点で、8月下旬の復帰を目指して調整中とドジャースのロバーツ監督が明言しています。
Q2. 右肩の状態はどの程度回復していますか?
A2. 現在はブルペンで90マイル超の球を投げており、アリゾナでの打者との実戦登板が予定されています。
Q3. メジャー仕様の肉体とは具体的にどういう意味ですか?
A3. メジャーの登板スケジュールに耐えうる筋力・スタミナ・可動域を備えた体づくりのことを指します。
Q4. 今後のリスクは?
A4. 再発のリスクを避けるため、慎重な調整が続けられており、焦らずに競争力ある状態での復帰を目指しています。
Q5. 復帰後はどのような役割が期待されていますか?
A5. ローテーションに加わり、チームの後半戦とポストシーズンで重要な役割を担うことが期待されています。