なぜシュワーバーの本塁打・打点2冠でもMVPは大谷翔平なのか?
フィラデルフィア・フィリーズのカイル・シュワーバー選手は今季50本塁打、123打点をマークし、本塁打王と打点王の2冠に輝いています。
さらに8月28日のブレーブス戦ではMLB史上21人目となる1試合4本塁打、球団新記録となる9打点を叩き出し、大きな注目を集めました。
そのため、フィリーズファンを中心に
「シュワーバーこそMVP候補」
という声が上がっています。
しかしMVPの投票基準で最も重視されるのは、単なる数字の派手さではなく
「チームへの勝利貢献度」
です。
この観点で見たとき、大谷翔平選手が圧倒的に優位に立っています。
大谷翔平のWARはどれほど圧倒的なのか?

WAR(Wins Above Replacement:代替可能選手に比べて何勝貢献したか)という指標では、大谷翔平選手は投打合わせて7.9を記録しています。
これは指名打者部門で2位となったシュワーバーの3.5を大きく引き離す数字です。
さらに打者だけで見ても大谷は6.5を記録しており、シュワーバーの4.5とは歴然とした差があります。
OPS(出塁率+長打率)でも大谷はリーグ1位の1.001をマークしており、総合的な打撃能力の高さも際立っています。
米ファンや専門家の反応はどうか?
アマチュア野球研究家でXフォロワー4.7万人を抱えるトーマス・ネスティコ氏は、指名打者WARランキングを公開し、大谷が圧倒的首位であることを強調しました。
米ファンの間でも
「シュワーバーがMVP?笑ってしまう」「オオタニがまた満票でMVPだね」「僅差ですらない」
といった声が多く、ナ・リーグのMVP争いはすでに決着済みとの見方が強まっています。
満票MVPの可能性はあるのか?
大谷翔平選手はすでに2021年と2023年に満票でMVPを受賞しています。
今回もこのペースで行けば、3度目の満票MVPという歴史的快挙が現実味を帯びています。
野球史に残る「圧倒的な選手」としての評価は、もはや数字以上の説得力を持っているのです。
シュワーバー2冠でも大谷翔平圧倒的な差WARまとめ
カイル・シュワーバー選手の2冠は素晴らしい成果ですが、MVPの本質は「勝利への総合貢献度」にあります。
その観点で大谷翔平選手は投打両面から圧倒的な数字を残しており、WARやOPSでも群を抜いています。
米メディアやファンの声を総合しても、「MVPは大谷一択」という結論に疑いはなく、再び満票での受賞も十分にあり得る状況です。
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よくある質問/Q&A
Q. シュワーバーは本塁打王・打点王なのにMVPでは劣るのはなぜですか?
A. 本塁打や打点は重要ですが、MVPでは総合的な勝利貢献度が重視されます。大谷選手はOPSやWARで大きく勝っているため、評価が上回ります。
Q. WARとは何を示す指標ですか?
A. WARは「代替可能な選手と比べて何勝分チームに貢献したか」を示す指標で、攻撃・守備・走塁・投球を総合的に評価できます。
Q. 大谷翔平の満票MVPの可能性は高いですか?
A. 過去に2度満票を獲得しており、今季のWARやOPSで他を圧倒していることから、再び満票で選ばれる可能性は極めて高いです。
Q. 打撃成績だけでなく投手成績も加味されるのですか?
A. はい。今季は登板数が限られましたが、それでも投手としての貢献を加味すればWARはさらに上昇し、大谷選手の総合力は際立っています。