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「バットはより長く、重く…」ドジャース 大谷翔平が今季取り組む“打撃改革”とMVPへの挑戦 ~構え重視・技術調整の全貌に迫る~

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目次

今季、大谷翔平は何を変えたのか?

昨季54本塁打59盗塁という圧倒的成績を残し、

「最強打者」

として迎えられた今シーズン。

ドジャース移籍後8年目を迎える大谷翔平は、投手復帰を果たす一方で、打撃面でもさらなるアップデートに挑んでいます。

中でも注目されるのが、

「バットの長さ・重さの改良」

と、

「打席での構えと見え方へのこだわり」

です。

バットは昨季の約31.5オンス(約893g)、34インチ(約86.4cm)から、今季は32オンス(約907g)、35インチ(約88.9cm)へと “2.5cmの長尺化と約14gの増量” を図りました。

さらに、場面や体調に応じて、長さ34.5インチと35インチの2本を使い分ける戦略も採用しています。

この改良によって、理論上はバットヘッドの走りが良くなり、打球速度や飛距離の向上を目指しています。

ただし実際には、現時点では昨季のバレル率(=打球が最も強く当たりやすい角度・速度帯)や平均打球速度、最大飛距離、打率など、複数指標で昨年をやや下回る数値も見られ、この新バットへの適応が道半ばであることも示唆されています。

また、昨秋のワールドシリーズ第2戦で左肩を脱臼したことがあり、手術を経ての復帰である点も、調整の難度を高めている要因として指摘されています。

なぜ“構え”を変えるのか?再現性を重視したルーティン導入

引用元:X.com

大谷は一貫して

「構え=スイングの軌道を決める根幹」

と考えてきました。

「構えた時・踏み込んだ時ともに同じ見え方であること」

が、打撃の好調さを支えるという視点です。

彼は昨季6月から、再現性を重視した新ルーティンを取り入れています。

具体的には、打席に入る際にホームプレートの捕手側の先端(逆三角形の頂点にあたる部分)にバットヘッドを軽く触れさせ、三塁線から真っ直ぐ伸びるライン上にバットを置き、グリップ位置に左足を合わせて構える、というもの。

こうしてプレートとの距離を一定化し、構え時の見え方を安定させようという意図があります。

さらに、打席後にはタブレットで撮影映像を確認し、

「今のスイング」「ボールの見え方」「次の理想軌道イメージ」

を映像と感覚で擦り合わせる作業も欠かしません。

これにより、変化を数値・映像で検証しながら修正を積み上げているのです。

また、過去には

「低い打球を打ちたい」「ミート面積を意識する」

などの打撃感覚を語ってきましたが、今年はより

「角度重視・ホームラン延長線を意識したアプローチ」

へと自らの打席設計をアップデートしていることも注目点です。

二塁打クラスの当たりを本塁打に変えうる打球角度を逆算して構えるという意識が、打席での狙いを微調整させているようです。

打撃数値にどんな変化が出ているか?

以下は、8月31日時点での大谷の主な打撃指標と、昨季との比較です。

指標今季(8/31時点)昨季
バレル率13.2%14.1%
平均打球速度94.8マイル(約152.5km)95.8マイル(約154.1km)
最大飛距離448フィート(約136.5m)476フィート(約145.0m)
打率.276.310
三振数158162

これらはいずれも、昨季の成績をやや下回る数値です。

ただし、長く重いバットへの対応、中断や調整期間、肩のリハビリなどを踏まえれば、これらの数値は “新しい挑戦の途上” を示しているとも言えます。

また、得点、長打率、OPS、塁打数はいずれもナ・リーグトップに位置しており、WAR(打者+投手の合算値)では対抗馬と比して大きくリードしている状況です。

もし3年連続MVPを果たすことができれば、バリー・ボンズの連続受賞記録に並ぶ快挙となります。

この“打撃改革”がもたらす可能性は?

引用元:X.com

今季の打撃改革にはリスクも存在します。

重く長くしたバットは操作性を犠牲にすることが多く、速球への対応、コントロール、タイミングの取りやすさなどに影響を及ぼす恐れがあります。

一方で、それを克服できれば、より力強いスイング、より飛距離を伸ばす打球を生みやすくなります。

大谷ほどの実力と蓄積された経験を持つ選手だからこそ、自信をもって“重く長く”という難しい挑戦を選べるのでしょう。

彼自身も、この変化を

「構え・見え方・再現性」

という軸で丁寧に検証しながら、着実に進化を目指しているようです。

今後、残りの試合数やポストシーズンを通じて、この改革が完全にかみ合えば、タイトル獲得だけでなく “完成度の高い打者像” がさらに鮮明になるはずです。

大谷翔平バットはより長く重くまとめ

大谷翔平は、今季において バットの長さ・重さをアップ しながら、構え・見え方・再現性 を重視した新ルーティンを導入することで、打撃の更なる進化を探求しています。

現時点では昨季の数値を上回れていない指標もありますが、数値以上に “挑戦する姿勢” と “技術の深化” が際立っています。

これが最終的に“さらなる飛躍”へつながる可能性は十分にあります。

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よくある質問(Q & A)

Q1. なぜバットを重く長くしたのですか?
A1. 重さと長さの増加によってバットヘッドが走りやすくなり、打球速度・飛距離の向上につながる可能性があるためです。ただし操作性の低下リスクも伴うため、使い分け・調整が重要となります。

Q2. 数値が昨年より下がっているのは失敗なのでしょうか?
A2. 一概に失敗とは言えません。打撃改革は変化の過程であり、肩のリハビリや適応期間も含めて評価すべきです。残り試合で修正できれば、逆転の可能性も十分にあります。

Q3. 一般の打者も「重く長くする打撃改革」を真似すべきですか?
A3. 大谷のような体格・技術・経験を持つ選手が選べる選択肢です。万人向けとは言えず、自分の体力・スイング感覚に合ったバットを使うことが基本です。

Q4. 打撃改革によって三振が増えるリスクはありますか?
A4. はい。バットの慣性が大きくなるとタイミング合わせが難しくなり、ミスショット・空振りが増える可能性があります。ただし大谷はそこも映像分析・調整によって克服を試みています。

Q5. 今後この改革が成功したら何が起きそうですか?
A5. より強力な当たり、長打の増加、タイトル競争での優位性、さらには「完全な打者像」の確立と評価のさらなる上昇が期待できます。

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