メジャーリーグ・ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は、2025年9月26日(日本時間27日)、敵地シアトルでのマリナーズ戦でこのシーズン20盗塁目をマークしました。
この瞬間、彼は「投手として5試合以上先発登板」と「20盗塁以上」を同一シーズンで成し遂げた MLB史上唯一の選手 に再び名を刻んだのです。
しかも、「50本塁打+20盗塁」を2度達成しているのも、彼だけ。
以下、最新情報を踏まえながら、この驚異的な記録とその意味を解説します。
投手として5試合以上先発+20盗塁?それってどれほどすごいのか?
ドジャース公式メディア「Dodger Insider」は、大谷について次のように紹介しています:
というものです。
この記録の意義を整理すると:
- 投手と打者(走者)としての役割の全方位性
通常、投手として起用される選手は打席・走塁には大きな制約があります。それにもかかわらず、20個以上の盗塁を記録するというのは、驚異的な身体能力と試合状況判断、起用の柔軟性が重なって初めて可能になるものです。 - 2度達成した“唯一性”
“1回だけならまぐれ”とも言えますが、それを2回成し遂げているのは誰もまねできない証。しかも2021年と2025年という時期のズレを越えて、複数年で同じ偉業を成すということが、意外性と継続性を兼ね備えた記録です。
このように、ただ「珍しい」では済まされない、野球界の常識を揺るがす二刀流記録というわけです。
「50本塁打+20盗塁」を2度達成?なぜこれが“さらに”凄いのか?
2025年9月26日の試合で、大谷は今季54本塁打を記録しており、20盗塁に到達したことで、シーズン 50本塁打+20盗塁(通称“50‑20”) を達成しました。
これは今季が初めてではなく、実は 2度目の快挙 になったのです。
この「2度の50-20」達成がなぜ注目されるのか。その背景を整理します:
- 過去にMLBで“50本塁打+20盗塁”を達成した選手は 6例のみ という非常に狭い枠です。
- そのなかで 2度もこの達成をしているのは大谷翔平だけ という事実。
- 「長打力(本塁打)」と「機動力(盗塁)」という正反対とも取れる能力を、同じシーズンで両立させるのは難易度が極めて高い。そのうえ複数回実現しているのです。
さらに言えば、2025年シーズン中に投手としても起用されながら、これだけの打撃・走塁成績を残している点が、大谷だからこその記録といえます。
他選手には真似できない?大谷だけの“衝撃の2つの記録”とは

今回明らかになった “ほかには不可能に近い” 二つの記録を改めて整理します。
記録 | 内容 | 意義/ユニークさ |
---|---|---|
投手として5試合以上先発登板 + シーズン20盗塁以上 | 同一シーズン内でこの両達成 | MLB史上唯一、かつ2度達成した選手 |
50本塁打+20盗塁 を 2度 達成 | 本塁打と盗塁の両立という希少組合せを二度 | 他に同様の記録を持つ選手なし |
これらは単なる数字の偉業ではなく、 二刀流というスタイルそのものの正当性・可能性を証明する記録 と言っても過言ではありません。
一般選手とは異なる起用法、トレーニング、休養管理、精神面など多方面で整合性が取れていなければ成立しない記録です。
大谷翔平50本塁打20盗塁だけじゃない史上初の偉業まとめ
大谷翔平が2025年シーズンで成し遂げた “20盗塁目” は、単なる盗塁到達ではありませんでした。それは、
- 投手起用も含めた複合的な能力 を証明する記録
- 50本塁打+20盗塁を2度達成する唯一の選手という地位 の確立
- MLB全体に対し「二刀流」が単なる話題性ではなく、成り立ち得るスタイルであることを示す実証
として、今後も語り継がれるべき偉業だといえます。
残りの試合、そしてポストシーズンも大谷の打撃・走塁・投球に注目が集まりそうです。
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よくある質問(Q&A)
Q. なぜ投手として起用されながら盗塁数を稼げるのか?
A. 通常投手は走塁機会が限られますが、大谷はDH(指名打者)としての出場機会も多く、その中で走塁も行える起用がされているため可能性が開かれています。
Q. 50本塁打+20盗塁を達成した過去の選手は?
A. アレックス・ロドリゲス(2007年)、ケン・グリフィーJr.(1998年)、ブレイディ・アンダーソン(1996年)、ウィリー・メイズ(1955年)などが過去に達成例として挙げられます。
Q. 今後もこのような記録は打ち破られる可能性はあるか?
A. 理論上は可能性がありますが、打撃力と走力、そして投手起用という複雑な条件を同時に満たす選手は極めて希少で、容易には再現できるものではありません。
Q. この記録はMLB記録として公式に残るのか?
A. はい。球団公式メディア含め複数報道で言及されており、MLBの統計記録にもその価値が認められるものです。