大谷翔平、1試合3本塁打でポストシーズン5号達成!なぜ“伝説のマイアミ”以来の快挙か?
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は、ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦で「1番・投手兼指名打者」として先発出場。
試合後半の7回1死、2打席連続となるこの日3本目のソロ本塁打を放ち、ポストシーズン通算 5号本塁打 を記録しました。
これは日本人選手のポストシーズン通算最多というだけでなく、1試合3本塁打という記録でも歴史に名を刻む偉業です。
この快挙は、大谷が2024年9月19日のマーリンズ戦(マイアミ)で「50本塁打-50盗塁(50-50)」を達成した試合以来の“圧巻の一撃”となり、ファンやメディアを改めて驚かせました。
なぜ“3発”が特別?ポストシーズンと松井秀喜超えの意味

ポストシーズンでの1試合3本塁打は史上 11人目 の快挙であり、日本人としてはもちろん初の試みです。
これまで日本人でポストシーズン本塁打記録トップだった 松井秀喜氏の4本塁打 を超える年間記録となりました。
さらにこの試合で大谷が投手としても 6回1/3を無失点 と好投していたことから、「投打二刀流」の真価がさらに際立つパフォーマンスとなりました。
打席別ハイライト:1本目から3本目までを振り返る
- 第1打席(初回):先頭打者として左腕キンタナの変化球を捉え、打球速度約187.5km/飛距離約135.9mの特大弾。
- 第2打席:四球。
- 第3打席:4回2死、3ボール1ストライクからのカットボールを右翼スタンドへ。飛距離約143.0mで今季最長に。
- 第4打席(7回1死):2打席連続弾。バックスクリーン左に飛ばす一撃。飛距離約130.2m、打球速度182.8km。
投手として降板した直後という極限の状況で放たれたこの一発は、球場を興奮の渦に包みました。
ポストシーズン“先発投手が上位打順で打つ”の歴史的意味とは?
MLBの歴史で、ポストシーズンにおいて「8番・9番以外の打順」で先発投手が打席に立った例は極めて稀です。
1918年ワールドシリーズでのベーブ・ルースが「6番・投手」で出場した例が有名ですが、大谷のように「1番・投手兼指名打者」で先発出場して打席に立つのは現代野球でも極めて異例の存在感を放ちます。
その点で、大谷の今回の起用法・活躍は、野球の常識を塗り替えるものといえるでしょう。
大谷翔平ポストシーズン5号松井秀喜超えまとめ
この試合で大谷翔平は、投手としての好投とともに1試合3本塁打を放ち、ポストシーズン通算5号をマーク。
松井秀喜を超える日本人記録と、MLB全体でも稀な「投打二刀流・上位打順」スタートという歴史的起用を、自らのパフォーマンスで正当化しました。
大谷の“止まらない”勢いは、まだ誰にも止められそうにありません。
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よくある質問 / Q&A
Q1:なぜマイアミの試合が“伝説”と呼ばれるのですか?
A1:2024年9月19日にマーリンズ戦で大谷は「50本塁打-50盗塁(50-50)」を達成しました。その試合は彼のキャリアで象徴的な一戦として語り継がれており、今回の3本塁打の衝撃と重ねて“伝説”として言及されています。
Q2:過去にポストシーズンで1試合3本塁打を達成した選手は?
A2:従来、ポストシーズン1試合3本塁打は非常に稀な記録で、史上11人目の快挙となります。大谷の3発はその中に名を刻むものです。
Q3:松井秀喜の4本塁打記録を超えたとはどういう意味?
A3:松井秀喜は2009年にポストシーズン通算で4本塁打を放っており、日本人選手のポストシーズン最多記録でした。大谷は今回通算5号を放ったことで、この日本人記録を塗り替えました。
Q4:今後も大谷の“二刀流”起用は継続される可能性がありますか?
A4:今回のような起用は非常に強いインパクトを残しました。チームと監督の戦略次第では、今後も状況によって“1番・投手兼打者”という異例の起用が検討される可能性は十分にあります。