ホームチームを取るか、大谷愛を取るか?
2025年のワールドシリーズは、トロント・ブルージェイズとロサンゼルス・ドジャースの対戦に決まりました。
第1戦と第2戦はブルージェイズの本拠地トロントで行われます。
ドジャースはナ・リーグ優勝決定シリーズでブルワーズに4連勝。
一方のブルージェイズはマリナーズとの激戦を制し、32年ぶりにワールドシリーズ進出を果たしました。
そんな中、カナダで活動する
「大谷翔平ファンクラブ」
が難しい問題に直面しています。
それは、地元チームのブルージェイズと、憧れの大谷翔平選手の所属するドジャース、どちらを応援すべきかという選択です。
ファンクラブ設立のきっかけとは?
このファンクラブは2017年、大谷翔平選手がメジャー移籍を目指していた時に設立されました。
当時ブルージェイズは獲得準備を進めており、ファンクラブは
「トロントにはあなたへの愛があふれている」
と伝える活動を始めたのです。
結局、大谷選手はエンゼルスに入団。その後ドジャースへ移籍しましたが、カナダのファンたちは変わらず応援を続けてきました。
ファンクラブの中心メンバーであるホーキンスさんは、
「彼への怒りも恨みも一切なく、ただ純粋な失望感だけでした」
と当時を振り返っています。
それでも“ブルージェイズ愛”を貫く理由とは?
今回のワールドシリーズでの直接対決を前に、ファンクラブ内でも議論がありました。
ホーキンスさんは
「私はブルージェイズファンですが、大谷選手の大ファンです。でも、野球チームへの忠誠心という点ではやっぱりトロント・ブルージェイズを応援し続けます」
と語りました。
地元チームへの誇りと、選手個人への尊敬。
その両方を抱えるファンにとって、このシリーズはまさに“心の板挟み”といえるでしょう。
また、チケット価格の高騰により、実際に球場で観戦できない会員も多く、SNSや地元の集まりを通じて応援を続ける予定だといいます。
カナダに広がる大谷人気

大谷翔平選手の人気は、アメリカだけでなくカナダでも高まっています。
試合のある日は街のカフェやバーで彼のプレーが流れ、多くのファンがユニフォームを着て観戦します。
ブルージェイズファンでありながら大谷を応援する人も少なくなく、
「もしトロントに来ていたら…」
という声も多く聞かれます。彼の存在が、国境を超えて野球文化を繋げていることは間違いありません。
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大谷翔平ファンクラブ直面応援の選択まとめ
トロントの大谷翔平ファンクラブにとって、今回のワールドシリーズは特別な意味を持ちます。
設立当初からの“トロント愛”と、大谷選手への尊敬が交錯する中で、最終的にブルージェイズを応援する決断を下しました。
このエピソードは、野球が単なるスポーツではなく、ファンの心や地域の絆を映す“文化”であることを改めて教えてくれます。
大谷選手の存在が、国を超えて多くの人々をつなげていることに変わりはありません。
よくある質問/Q&A
Q1:なぜブルージェイズではなくドジャースではないのですか?
A:ファンクラブはトロントで設立され、地元チームを応援する文化が根付いています。大谷選手を尊敬しながらも、地元の誇りとしてブルージェイズを応援する決断をした形です。
Q2:ファンクラブの活動は今も続いていますか?
A:はい。SNSを中心に大谷選手の活躍を発信し続けており、カナダ国内でも注目を集めています。
Q3:大谷翔平選手はカナダでも人気がありますか?
A:非常に人気があります。特にブルージェイズ移籍の噂が出た際には、トロント市内で歓迎ムードが広がりました。
Q4:今後のワールドシリーズではどんな応援をする予定ですか?
A:チケット価格の高騰で現地観戦は難しいものの、ファンクラブのメンバーはバーや自宅観戦会でブルージェイズを応援しつつ、大谷選手のプレーにも拍手を送る予定です。
Q5:この話から何が学べますか?
A:ファンとは「好きな選手」と「地元チーム」のどちらを取るかで揺れる存在です。今回のように両者を尊重する姿勢こそ、真のスポーツファンの姿だといえるでしょう。