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ドジャース大谷翔平の縦スライダーとスイーパーはなぜ“完全に別物”として一線級で機能しているのか?

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ドジャース大谷翔平選手は、打者としてだけでなく投手としても“異次元”の存在です。その中でも注目されているのが、「縦スライダー」と「スイーパー」という2種類のスライダー系ボールを、あえて“別物”として使い分けている点です。

どちらも一線級のクオリティを持ちながら、役割も狙いもまったく違うボールとして機能しているため、打者にとっては対応が極めて難しい投球スタイルになっています。

  • 縦スライダーがどんな軌道で打者を抑えているのか
  • スイーパーがなぜMLB屈指と評価されるのか
  • なぜこの2つを“完全に別物”として投げ分けられるのか
  • そのことがドジャースとMLB全体にどんな影響を与えているのか

を、データと技術の両面から分かりやすく解説していきます。


目次

大谷翔平の縦スライダーはどんなボールで打者をねじ伏せているのか?

引用元:X.com

大谷翔平の「縦スライダー」は、一般的な横滑り型のスライダーとは異なり、“縦方向の変化量”を最大限に生かしたボールです。

縦スライダーの基本的な特徴とは?

大谷の縦スライダーは、速球とほぼ同じ腕の振りから投げ込まれ、打者の手元でストンと落ちる軌道が特徴です。

球速は中速〜やや速めのレンジで、打者から見ると「ストレートだと思って振り出したら、バットの下をくぐっていた」という結果になりやすいボールです。

この縦スライダーは、

  • 右打者には膝元からストライクゾーンの下へ消えていく球
  • 左打者にはバックドア・バックフットの両方を狙える球

として機能しやすく、空振りとゴロを同時に狙える決め球クラスのボールになっています。

カウント別の使い方はどうなっているのか?

縦スライダーは、主に以下のようなシーンで多用されやすいボールです。

  • 投手有利カウントでの“三振狙い”の一球
  • ランナーが出た場面でゴロを打たせたいとき
  • 高めの速球を見せた直後に、縦に落として目線をずらしたい場面

高めのフォーシームやスプリットと組み合わせることで、打者の視線を「上と下」に強烈に揺さぶることができ、同じフォームから落差の大きな縦スライダーが来ることで、打者は対応に苦しみます。

縦スライダーはどんな打者に特に効果的なのか?

縦スライダーは、

  • フライボール傾向の強いスラッガー
  • 上から叩きにいくスイング軌道の打者
  • 高めストレートへの対応力はあるが、ゾーン下には弱い打者

と相性が良いボールです。大谷はスカウティングデータをもとに、「ゴロを打たせたい打者」「空振りを取りたい打者」をきっちり分けながら、縦スライダーを効果的に投入していると考えられます。


大谷翔平のスイーパーはなぜMLB屈指の決め球と評価されているのか?

引用元:X.com

一方で、大谷翔平の「スイーパー」は、今やMLB全体でも代表的な“横変化特化型スライダー”として知られています。縦スライダーとは対照的に、“横の幅”で勝負するボールです。

スイーパーは通常のスライダーと何が違うのか?

スイーパーは、いわゆる“フリスビーのように大きく横に曲がるスライダー”と言われるボールです。
一般的なスライダーが「斜めに落ちながら曲がる」のに対し、スイーパーは「縦の落差を抑え、横の変化を最大化したボール」というイメージです。

大谷翔平のスイーパーは、

  • 打者から見て、ストライクゾーンの端からさらに外に逃げていく軌道
  • 同じ腕の振りから、フォーシームや縦スライダーとはまったく違う方向に滑っていく軌道

を描くため、「空振りさせる」「芯を外させる」どちらにも使える武器になっています。

スイーパーはどのようなカウント・状況で威力を発揮するのか?

スイーパーは特に以下のような場面で真価を発揮しやすいボールです。

  • 右打者の外角に対して、ボールゾーンに逃がしながら振らせるとき
  • 左打者の内角ギリギリに“えぐる”ように投げて詰まらせるとき
  • 2ストライク後、見逃しか空振りのどちらかしか選択肢がない状況を作りたいとき

横方向への変化が大きいため、打者は「ボールだと思って見送ればストライク」「ストライクだと思って振ればバットの先や根本に当たる」というジレンマに陥りやすくなります。

なぜ大谷翔平のスイーパーはMLBでもトップクラスと見なされているのか?

大谷のスイーパーが高く評価される理由は、単に変化量が大きいだけではありません。次のような要素が組み合わさっているからです。

  • フォーシームとの“トンネル”が長く、見極めが非常に難しい
  • リリースポイントがほぼ一定で、打者側の視覚情報が少ない
  • カウントを取るスイーパーと、空振りを奪うスイーパーを投げ分けられる

つまり「見分けづらく、曲がり始めが遅く、なおかつ狙いどころに投げ分けられる」という、エリートレベルのスイーパーになっているのです。


なぜ大谷翔平は縦スライダーとスイーパーを完全に“別物”として投げ分けられるのか?

大谷翔平が特異なのは、「スライダー系のボールが2種類ある」のではなく、「縦スライダー」と「スイーパー」を“役割の違う2つの武器”として明確に切り分けている点です。

変化方向と狙いのコンセプトが明確に違うから?

縦スライダーとスイーパーは、変化方向と球種コンセプトがはっきり異なります。

  • 縦スライダー:縦の落差メイン → 三振 or ゴロ量産型
  • スイーパー:横の広がりメイン → 空振り or 芯外し・弱い当たり量産型

大谷はこの違いを明確に理解したうえで、「縦」「横」という2軸を使い分けて打者を崩しています。そのため、同じ打者に対しても

  • 1打席目:スイーパーで横に見せる
  • 2打席目:縦スライダーで下に落とす
  • 3打席目:フォーシームやスプリットを交えて、さらに読みをずらす

というように、ゲームプランを立体的に組み立てることができます。

リリースとフォームの再現性が高いからこそ成立している?

縦スライダーとスイーパーを別物として使える背景には、「フォームとリリースの再現性の高さ」があります。

  • 全ボールでほぼ同じ腕の振り・体の使い方を保つ
  • リリースポイントのブレが少ない
  • フォーシーム、縦スライダー、スイーパーを同じトンネルに通す意識

これにより、打者は「ボール種の判別」をリリース直後には行えず、「曲がり始めてからではもう遅い」という状況に追い込まれます。
同じフォームから“縦にも横にも一線級の変化球が飛んでくる”こと自体が、大谷翔平という投手の最大の武器のひとつになっていると言えます。

データ分析とゲームプラン能力も一流だから?

大谷翔平は、自身の感覚だけで投げているわけではなく、データや映像を徹底的に分析して投球プランを組み立てていると考えられます。

  • 打者ごとのスイング軌道や弱点ゾーン
  • 球種ごとの空振り率・被打球傾向
  • カウント別・状況別の最適な球種選択

こうした情報を踏まえた上で、「この打者には横(スイーパー)を多め」「この打者には縦(縦スライダー)と高めフォーシームで勝負」というように、縦スライダーとスイーパーを戦略的に投げ分けています。


縦スライダーとスイーパーの2種類を持つことはドジャースにどんな恩恵をもたらしているのか?

大谷翔平が「縦」と「横」の2方向に一線級のスライダー系ボールを持っていることは、個人だけでなくチームにとっても大きなアドバンテージです。

ポストシーズンでの“対策困難なエース”としての価値は?

短期決戦では、相手チームは全力で大谷翔平対策を行います。
しかし、縦スライダーとスイーパーという2種類の一線級スライダーを完全に別物として使い分けられる投手はほとんどいないため、スカウティングレポートを作る側も非常に苦労します。

  • 「スイーパー待ち」で外を意識すれば、足元で縦スライダーが消える
  • 「縦スライダー待ち」でゾーン下を意識すれば、横に逃げるスイーパーが来る
  • 両方を警戒すれば、ストレート系のボールに反応しきれない

という“選択肢のジレンマ”を、1人の投手で生み出せることは、シリーズ全体の流れを左右するほどのインパクトがあります。

ローテーションのバランスにもプラスに働いている?

ドジャースは他にも多彩な球種を持つ先発陣を揃えていますが、その中でも大谷の「縦+横の二刀流スライダー」は、相手打線の“慣れ”をリセットする効果があります。

  • 他投手が投げる縦変化主体のボール
  • カッターやツーシーム主体のゴロ量産型の投手
  • そして縦スライダーとスイーパーで空振りもゴロも取れる大谷翔平

このようにローテーション全体で球種の“色”が分かれていることで、相手打線はシリーズを通して対応しきれないまま終わるケースも出てきます。

将来的な進化余地もまだ残されているのか?

興味深いのは、大谷翔平がまだ投手としても“伸びしろ”を残している点です。

  • 縦スライダーとスイーパーの配分バランス
  • フォーシームとの組み合わせ方
  • スプリットやカーブとの使い分けの精度

これらがさらに洗練されれば、「縦も横も世界トップクラス」という唯一無二の投手像が、さらに完成度を増していきます。
つまり、現在ですらトップクラスでありながら、今後も“進化し続けるエース”としての期待値が非常に高いのです。


大谷翔平スライダーとスイーパーは完全に別物まとめ

大谷翔平がドジャースで見せている「縦スライダー」と「スイーパー」の投げ分けは、単に球種が多いというレベルを超えています。

  • 縦スライダー:縦の落差で空振りとゴロを生むボール
  • スイーパー:横の大きな変化で空振りと芯外しを生むボール
  • 両方ともフォーシームと同じフォーム・トンネルから放たれ、一線級のクオリティ
  • 打者は“縦か横か”だけでなく、“速いか遅いか”“ストライクかボールか”まで同時に迷わされる

この結果として、大谷翔平は「球種の多さ」以上に「球種ごとのコンセプトの明確さ」と「投げ分けの精度」で、MLBでも唯一無二の存在になっています。

ドジャースにとっても、ポストシーズンを含めた大舞台で「どんな打線であってもゲームを支配できるエース」を手にしていることになり、チームの優勝確率を押し上げる大きな要因となっています。

今後、縦スライダーとスイーパーのバランスや使い方がどう進化していくのか。
大谷翔平の“投手編”からも、まだまだ目が離せない状況が続きます。

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よくある質問/Q&A

Q1. 大谷翔平の縦スライダーとスイーパーの一番大きな違いは何ですか?
A1. 縦スライダーは“縦の落差”がメインで、ゾーン下で空振りやゴロを量産するボールです。一方、スイーパーは“横の変化”が大きく、ストライクゾーンの端からボールゾーンへ逃げていく軌道で空振りや芯外しを狙うボールです。狙うコースも役割も、はっきりと別物になっています。

Q2. どちらのボールが大谷翔平にとっての決め球なのですか?
A2. 状況によって変わりますが、三振を狙う場面では縦スライダーもスイーパーもどちらも決め球として使われます。右打者の外角にはスイーパー、ゾーン下で勝負したいときには縦スライダーというように、打者のタイプやカウントに応じて最高の一球を選んでいるイメージです。

Q3. アマチュア投手が大谷翔平のように縦スライダーとスイーパーを投げ分けることは可能ですか?
A3. 球速や変化量を完全に再現するのは難しいですが、「縦に落ちるスライダー」と「横に曲がるスライダー」を意識して投げ分けること自体は十分可能です。まずはフォームとリリースポイントの再現性を高め、そのうえで縦・横それぞれの変化軸を意識して練習することが近道です。

Q4. 大谷翔平の縦スライダーとスイーパーは今後さらに変化する可能性はありますか?
A4. 充分完成度は高いものの、大谷翔平は常にフォームや球種配分をアップデートしている選手です。球速帯や変化量、カウント別の使い方などは、今後もデータとフィードバックをもとに微調整されていくと考えられます。その意味で、現在進行形で進化している球種と言えます。

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