DH制がなかったら「ドジャース・大谷翔平」は誕生していなかった?
2025年5月19日、ABEMAのインタビュー企画「おはようロバーツ」に登場したロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が、大谷翔平選手の二刀流実現におけるDH制の重要性について語りました。
ロバーツ監督は、
「DH制が導入されていなかったら、ドジャースの大谷獲得は難しかったのでは」
と述べ、大谷選手が2017年にドジャース入りを見送った理由として、当時ナ・リーグにDH枠がなかったことを指摘しました。

なぜ大谷翔平は当初ドジャースを選ばなかったのか?
2017年オフ、大谷選手がメジャー挑戦を表明した際、ナ・リーグにはDH制が導入されておらず、投手も打席に立つ必要がありました。
日本ハム時代にDH制のもとで二刀流を実現していた大谷選手にとって、DH枠がないナ・リーグでは同様の起用法が難しいと判断し、ア・リーグのエンゼルスを選択したと考えられています。

2022年のDH制導入がもたらした変化とは?
2022年、メジャーリーグはナ・リーグにもDH制を正式に導入しました。
これにより、ナ・リーグの球団でも指名打者を活用できるようになり、投手が打席に立つ必要がなくなりました。
このルール変更は、大谷選手のような二刀流選手にとって、より柔軟な起用が可能になるという大きな意味を持ち、2024年のドジャース移籍を実現させる土台となりました。

ロバーツ監督が語るDH制のメリットとは?
ロバーツ監督は、かつては
「投手が打席に立つのも面白い」
と考えていたものの、今では
「指名打者を使う方がいい」
と自身の考えを変えたと語っています。
その理由として、
「ファンは投手が打つよりも、良い打者が打つ姿を見たいと思うのではないか」
と述べ、DH制が試合の見応えを高めると強調しています。
また、戦術面においても代打の起用や交代のタイミングに自由度が増すことをメリットとしています。
二刀流選手にとってのDH制の重要性とは?
DH制の存在は、登板しない日に打者として出場する大谷選手のような二刀流プレーヤーにとって不可欠です。
投手としての回復や調整の時間を確保しつつ、打者としてのパフォーマンスを最大限に発揮できる環境を整えることが可能になります。
DH枠があることで、負担を軽減しながら選手寿命の延伸にもつながるため、球団にとっても大きな価値を持っています。
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大谷翔平DH制まとめ
大谷翔平選手のドジャース移籍と二刀流継続には、2022年に導入されたナ・リーグでのDH制が大きく関係していました。
ロバーツ監督の発言からも、DH制がもたらした影響の大きさが伺えます。
今後もDH制度の活用が、才能ある選手たちの可能性を引き出す鍵となり、MLB全体の競技レベルや観客満足度の向上に寄与することが期待されます。
よくある質問(Q&A)
Q1: DH制とは何ですか?
A1: 指名打者制(Designated Hitter)は、投手の代わりに打撃専門の選手を起用できる制度です。アメリカン・リーグでは長年採用されており、2022年からナショナル・リーグでも正式に導入されました。
Q2: なぜ大谷翔平選手はエンゼルスを選んだのですか?
A2: 当時ナ・リーグにはDH制がなく、投手であると同時に打者としても出場する「二刀流」の実現が難しかったため、DH枠のあるエンゼルスを選びました。
Q3: DH制の導入は他の選手にも影響がありますか?
A3: はい。打撃に特化した選手に出場機会を与えることができ、また投手のケガのリスクを減らすことにもつながります。
Q4: DH制は今後も続きますか?
A4: 現時点では、両リーグで恒久的に採用されており、今後も継続されると予想されます。選手の健康管理や試合の魅力向上に貢献しているからです。
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