ロサンゼルス・ドジャースは5日(日本時間6日)、敵地で行われたオリオールズ戦の先発メンバーを発表しました。
本来はタイラー・グラスノー投手が登板予定でしたが、直前に背中の張りを訴えて回避。
その代役として、大谷翔平選手が「1番・DH兼投手」で急きょ先発することになりました。
デーブ・ロバーツ監督は試合開始約5時間前に決定を下したと明かし、会見で詳細を説明しました。
なぜ大谷翔平が緊急先発することになったのか?
ロバーツ監督によれば、グラスノーは前夜から違和感を訴えており、本格的に症状が出たのは試合当日の午後でした。
背中のトラブルは慎重な対応が必要であるため無理をさせず、数日後に登板をスライドさせる方針にしました。
その一方で、体調が回復していた大谷が
と希望を伝えたことで緊急登板が決定しました。
大谷翔平はどのように準備をしたのか?

大谷は元々8日(日本時間9日)のロッキーズ戦に登板予定でした。
登板日が前倒しになることでルーティーンに影響が出るものの、本人は
と監督は評価しました。
午後2時ごろ、マーク・プライアー投手コーチと話し合った後に決定。
トレーナーや関係者全員がゴーサインを出したことで実現した登板でした。
登板イニング数は通常通りなのか?
ロバーツ監督は
と明かしました。
大谷自身はボールを握れることを楽しみにしていたといい、効率的に投げられるかどうかが鍵となります。
チームへの影響は?
監督は
と称賛しました。
選手たちにとっても刺激になるはずだと述べ、大谷の献身的な行動がチームに好影響を与えることを期待しています。
ロバーツ監督 一問一答全文
――グラスノーに代わり大谷が先発することになった経緯は
「今日の午後早く、タイラーが背中の張りを訴えてきた。無理をして運を試すようなことはしたくなかったし、背中のことは慎重に扱わないといけない。数日間先延ばしにして来週の頭に登板できればという考えだった。危険にさらしたくなかった。その一方で、翔平は身体の調子も良くて、今夜ボールを握りたいと言ってくれた」
――週末の先発は山本とカーショウで変わらないか
「その通り。週末の予定は変わらない」
――グラスノーの故障はいつ起こったのか
「昨夜遅く、飛行機を降りた後あたりに違和感があったと思う。ただ、本格的に症状が出たのは今日の午後だ」
――大谷には急な登板になるが
「確かに短い準備期間ではあるけど、病気で登板を延ばしていたこともある。本人は調子がいいと言っているし、トレーナーや必要な関係者全員がゴーサインを出した」
――通常通り5回を投げる予定か
「状況を考えると、少し短くなるかもしれない。本人はボールを握れることを楽しみにしていたけど、どれだけ効率よく投げられるか次第だ」
――大谷に伝えたのはいつか
「今日の午後2時か2時半ごろ、彼はマーク・プライアー投手コーチと話した」
――月曜先発予定だった大谷はルーティーンを変えることになるが
「彼自身、学んでいると思うけど、適応できる力を持っている。ルーティーンは大事だが、その場で反応して調整する意志や力もまた大事。翔平はチームのために自分を犠牲にしてくれた。そこは本当に尊敬している」
――この登板がチームに刺激になることを期待しているか
「そうなると思う。先発投手は決まったルーティーンがあるのに、それを変えてまで登板するというのは、彼がチームをどう思っているかを物語っている。だからチームの選手たちも必ず応えると思っている」
大谷翔平緊急登板ロバーツ監督一問一答まとめ
今回の大谷翔平の緊急登板は、ドジャースにとってまさに想定外の状況でした。
しかし、彼の柔軟性とチームへの献身は監督や選手たちに大きな刺激を与えるはずです。
異例の試合5時間前の通達にも動じず、適応力を発揮する姿は、まさに二刀流スターの真骨頂といえるでしょう。
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よくある質問 Q&A
Q1. なぜ大谷翔平は急きょ登板することになったのですか?
A1. 本来先発予定だったグラスノーが背中の張りを訴え登板回避となり、大谷が代役として志願しました。
Q2. 通知はいつ大谷に伝えられたのですか?
A2. 試合開始約5時間前、午後2時ごろに伝えられました。
Q3. 登板数は通常通りですか?
A3. 通常5回を投げる予定でしたが、緊急登板のため短くなる可能性があります。
Q4. チームへの影響はありますか?
A4. 大谷の行動はチームに刺激を与え、士気を高めるとロバーツ監督は期待しています。