なぜ大谷翔平の「1試合2発」が歴史的な瞬間になったのか?
ドジャースの大谷翔平選手が、ロサンゼルスで行われたナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)第4戦で圧巻のパフォーマンスを披露しました。
「1番・投手兼指名打者」で先発出場した大谷選手は、初回のマウンドで3者連続三振を奪った直後、自身の打席でフルカウントからの6球目を右翼最上段へ運ぶ特大ソロ本塁打。
打球速度116.5マイル(約187.5キロ)、飛距離446フィート(約135.9メートル)、角度25度という圧倒的な一発で、スタジアムを騒然とさせました。
さらに第3打席では、ポストシーズン第4号となる2発目を放ち、1試合2本塁打をマーク。
不振からの完全復活を鮮やかに印象づけ、本拠地は歓喜に包まれました。
大谷翔平は松井秀喜の記録にどう並んだのか?
今回の2発により、大谷選手は今季ポストシーズンで4本塁打に到達。
これは2009年にヤンキース時代の松井秀喜選手が記録した日本人最多4本塁打に並ぶ快挙です。
初戦となったワイルドカードシリーズ(9月30日)ではレッズ戦で2本塁打を放ち、好調なスタートを切りましたが、フィリーズとの地区シリーズでは18打数1安打と苦しみました。
しかし、ブルワーズとのNLCSに入り、14日(第2戦)で復調の兆しを見せると、練習でのフリー打撃では32スイング中14本を柵越えするなど調子を取り戻していました。
本拠地に戻った第3戦では右翼線三塁打を放ち、打撃内容が明らかに上向きに。
第4戦ではついに爆発し、打撃・投球の両面でチームを勢いづけています。
大谷翔平はなぜ“完全復活”と言われるのか?
復活を印象づけた最大の理由は、打撃だけでなく投球面でも圧倒的な存在感を示したことです。
初回のマウンドでは100マイルを超える速球を連発し、相手打者を立て続けに打ち取る完璧な立ち上がりを見せました。
これまでポストシーズンでは打率.158(38打数6安打)、2本塁打、6打点と苦戦していましたが、この試合での活躍により、打撃成績も一気に上向く可能性が高まっています。
ドジャースはシリーズ3連勝で2年連続のワールドシリーズ進出に王手をかけており、大谷選手の爆発がチーム全体のムードを押し上げる大きな要因となっています。
ドジャースはこの勢いでワールドシリーズ進出を決めるのか?

ドジャースは強力な先発陣と中軸打線に支えられ、ポストシーズンで無類の強さを発揮しています。
大谷選手の二刀流での貢献は、チームにとってまさに“ラストピース”といえる存在です。
特に大谷・山本・スネル・グラスノーという4本柱は、ポストシーズンで相手チームの打線を完全に封じ込め、今や敵地でも無敗を誇る投手陣に成長しています。
大谷選手の復活弾は、その投打のバランスをさらに強固なものにしました。
大谷翔平ポストシーズン4号松井秀喜日本人最多記録に並ぶまとめ
大谷翔平選手は、NLCS第4戦で1試合2本塁打を放ち、松井秀喜選手の日本人ポストシーズン最多記録に並ぶ4本塁打をマークしました。
投打の両面でチームを牽引し、完全復活を印象づけたこの活躍は、ドジャースのワールドシリーズ進出に向けた大きな推進力となるでしょう。
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よくある質問(Q&A)
Q:大谷翔平のポストシーズン本塁打記録は何本ですか?
A:今季ポストシーズンで4本塁打を放ち、松井秀喜選手の日本人最多記録に並びました。
Q:1試合2本塁打を放ったのはいつですか?
A:10月17日(日本時間18日)に行われたNLCS第4戦(対ブルワーズ)です。
Q:大谷翔平は投手としても活躍しましたか?
A:はい、初回に3者連続三振を奪う完璧な立ち上がりを見せました。
Q:ドジャースはワールドシリーズ進出にあと何勝必要ですか?
A:この第4戦の勝利でシリーズ3連勝となり、あと1勝で進出が決まる状況です。