2025年の大谷翔平選手は、平均打球速度(Avg Exit Velocity)94.9mphという数字で、打撃の“地力”そのものを見せつけました。
ここで重要なのは、派手な一発の速さではなく、すべての打球を平均しても94.9mphに到達している点です。
つまり、芯を外したように見える打球や、ライナー・フライ・ゴロまで含めて「速い打球が日常的に出ている」状態だと言えます。
平均打球速度94.9mphが“異常値”と呼ばれる理由

平均打球速度は、打者の打球品質の土台を示す基礎指標です。
ここが高い打者は、ヒットや長打が増えやすいだけでなく、凡打に見える当たりでも野手を強く揺さぶれます。
大谷選手の94.9mphは、「良い当たりが混ざっている」ではなく、「最低ラインがそもそも高い」という強さです。
速い打球が“習慣化”していると何が起きるか
平均値が高い打者は、次のような流れを作れます。
- 詰まっても打球が伸び、アウトがヒットに変わりやすいです
- ライナーが外野の間に落ちやすく、二塁打が増えやすいです
- ゴロでも内野の処理が難しくなり、失策や内野安打が生まれます
結果として、本塁打や長打といった“派手な成果”だけでなく、出塁・進塁の総量が底上げされます。
Hard Hit・Barrelが同時に高いから94.9mphが成立します
平均打球速度94.9mphは、打撃の再現性がなければ到達しません。
大谷選手の2025年は、Hard Hit%とBarrel%がどちらも高水準で推移しており、強い打球が「たまたま」ではなく「設計として積み上がっている」ことを示します。
Hard Hit%が示すのは「強打の頻度」です
Hard Hitは、一定以上の速度で打たれた打球の割合を表します。頻度が高いほど、「強く叩ける打球が多い」ということになります。
大谷選手は2025年においてHard Hit%が非常に高く、強い打球を量産するタイプであることが数値で裏付けられます。
Barrel%が示すのは「強さ×角度の一致」です
Barrelは、速度だけでなく角度も揃った“価値の高い打球”の割合です。Barrel%が高い打者は、長打になりやすい打球を安定して作れます。
大谷選手の2025年は、平均打球速度の高さに加えてBarrel%も高く、「速いだけではない、飛ぶ形を作れている」点が大きな強みです。
Baseball Savant文脈で見る94.9mphの位置づけ

Baseball Savantの打球指標は、結果(本塁打・OPSなど)を“後追い”で語るのではなく、結果を生む打球品質を捉えるためのものです。
平均打球速度はその中心にある指標で、打者の出力をストレートに映します。
大谷選手の94.9mphは、ハイライト映えする一撃の背景にある「毎打席の打球の強さ」を示しています。
2025年の大谷翔平:打球品質の主要指標
2025年の大谷選手は、平均打球速度94.9mphに加え、Hard Hit%・Barrel%も高水準です。
この組み合わせは、「強い打球が多い」だけでなく「理想的な打球も多い」ことを意味し、打撃の安定感を支える強い材料になります。
2025年平均打球速度ランキング|トップ層に入る意味
平均打球速度は、毎試合コツコツ積み上がる指標です。2025年の平均打球速度リーダーを見ると、大谷選手がリーグ最上位にいることが分かります。
2025年 平均打球速度(Avg Exit Velocity)上位(例)
- 1位:オニール・クルーズ 95.8mph
- 2位:アーロン・ジャッジ 95.4mph
- 3位:大谷翔平 94.9mph
- 4位:ジェームズ・ウッド 94.3mph
この並びに入るということは、身体能力だけでなく、シーズンを通して出力を落としにくい打撃の安定性も備えている、という評価につながります。
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大谷翔平平均打球速度2025まとめ
2025年の大谷翔平選手の平均打球速度94.9mphは、「一部の打球が速い」という話ではなく、「すべての打球の平均がすでに最上位」という事実を示す数字です。
Hard Hit%の高さが“強打の頻度”を支え、Barrel%の高さが“飛ぶ形の再現性”を支えます。
この土台があるからこそ、本塁打やOPSといった目に見える結果が、勢いではなく安定した打撃出力として積み上がっていきます。

