「この数字が続くと調子がいい」「このルーティンをやると勝てる気がする」。
開運や運気の話題で、こうした“ジンクス”はとても魅力的です。けれど本当の敵は、ジンクスそのものではなく、私たちの脳にある「確証バイアス」です。
確証バイアスとは、信じたい情報だけを集めてしまい、都合のいい一致を“運命”のように感じてしまう心のクセです。
数字やサインは、集め始めると増えます。見つけた瞬間に「ほら、やっぱり」と強化され、行動が“迷信の強化”に寄っていきます。
一方で大谷翔平選手の強さは、運を“神頼み”に預けず、「自分がコントロールできる行動」を積み上げる側に重心がある点です。
ここに、開運を現実に変えるヒントがあります。
確証バイアスとは何か|数字とジンクスが“増える”正体

確証バイアスが働くと、人は次の流れに入りやすくなります。
1)一致を見つける力が上がる
一度「17が特別」と思うと、17が目に入る頻度が体感的に増えます。実際に増えたのではなく、“拾う精度”が上がるのがポイントです。
2)成功の理由が「運のサイン」にすり替わる
勝った日だけジンクスを思い出し、負けた日は「例外」にして忘れます。すると原因分析が浅くなり、改善が遅れます。
3)判断がブレる
本来は体調や相手投手、フォームのズレなどを見るべきなのに、「今日はサインが出てないから不安」と、根拠の薄い不安が意思決定に入り込みます。
開運を願うほど、確証バイアスは“見たいもの”を増やします。だからこそ、運を上げたい人ほど「自分の認知のクセ」を先に理解しておく価値があります。
大谷翔平の“開運”は迷信ではなく、準備と修正にある
大谷翔平選手の特徴は、「特別な日だから」ではなく、「いつも通りの準備を高める」方向に思考が向くことです。
ルーティンは“お守り”ではなく、再現性の装置
ルーティンの本質は、気合を入れる儀式ではなく、再現性を上げる仕組みです。
大谷選手は状況に合わせてルーティンを調整し、結果を戻すための“修正”として使う場面が見られます。ここが、迷信との決定的な違いです。
「運が良かった」ではなく「戻すために何を変えたか」。
この視点がある限り、行動は積み上がり、同じ場面で再現できる確率が上がります。再現性が上がるほど、周囲からは“運がいい人”に見えていきます。
目標達成シートが示す「運の定義」|行動に落ちる“開運”の考え方

大谷翔平選手が高校時代に作成したことで知られる目標達成シート(いわゆるマンダラチャート)は、開運を「ふわっとした願い」で終わらせない象徴です。
「運」を要素の一つとして置き、分解して扱う
このフレームでは、中心に大きな目標を置き、周囲に必要要素を並べ、さらに具体行動へ落としていきます。
ここで重要なのは、「運」を“祈る対象”としてではなく、“磨く対象”として扱っている点です。
運は、次のような行動で増えていきます。
- 体調管理と回復の徹底で、チャンスに立てる確率を上げる
- 練習の質を上げ、偶然の当たりを実力の範囲に取り込む
- 礼儀や継続で信頼を積み、情報と機会の流入を増やす
- 失敗の原因を外に置かず、修正点を具体化する
“運がいい”は、最後に付く評価です。先にあるのは、行動の設計です。
開運の敵を倒す3ステップ|確証バイアスを味方に変える習慣
確証バイアスは悪者ではありません。使い方次第で「良い行動を続ける力」に変わります。
ステップ1:サイン探しをやめず、サインの対象を変える
数字の一致ではなく、「良い準備ができたサイン」を集めます。
例)
- 睡眠が整っている
- ウォームアップが予定通り終わった
- 練習の狙いが言語化できている
- 迷いが出たときの修正手順がある
ステップ2:勝敗より“再現できたか”で自分を褒める
運の上下は短期でブレますが、再現性は積み上がります。
今日の評価軸を「結果」だけにしないと、確証バイアスが“成長の証拠集め”に変わります。
ステップ3:ジンクスは“固定”せず、検証して更新する
やるなら、ジンクスを信仰しないで、仮説として扱います。
「これをやると落ち着く」はOKです。ただし「これをやらないと負ける」は危険です。
行動を縛る迷信ではなく、整えるルーティンへ戻していきます。
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大谷翔平開運の敵は確証バイアスまとめ
大谷翔平選手の開運は、数字やジンクスを集めて安心する方向ではなく、準備・修正・継続という“行動の積み上げ”に重心があります。
確証バイアスは、放っておくと迷信を強化しますが、意識して使えば「良い準備の証拠」を増やす味方になります。
運を上げるために必要なのは、特別なサインではありません。
自分がコントロールできる行動を増やし、再現性を上げ、信頼と機会が集まる状態を作ることです。
その積み上げが、結果として“運がいい人”を生みます。

