2025年の大谷翔平投手は、数字だけで“投球の中身”が伝わるほど圧倒的です。
K/9 11.87の奪三振能力に、BB/9 1.72の制球力が同時に乗っており、さらにHR/9 0.57で被弾リスクまで抑えています。
平均球速98.2mphのパワーを土台にしながら、FIP 1.90という支配的な指標を残したことで、「速いだけ」「荒れる」ではない完成度を示しました。
2025年の主要指標が示す“支配”の正体

2025年の投球を語るうえで、まず押さえるべきなのは「三振・四球・本塁打」の3点セットです。投手の支配力は、ここが整うほどブレにくくなります。
K/9 11.87:打者が“当てにいっても逃げられない”
K/9が11点台ということは、9回換算でほぼ12個の三振を奪えるペースです。
これは「決め球がある」だけでは到達しにくい領域で、カウントを作る球、追い込む球、仕留める球が噛み合っているサインです。
奪三振の量が多い投手は、守備や運の要素を受けにくく、試合の流れを自分で支配しやすくなります。
BB/9 1.72:パワー型なのに“無駄が少ない”
速球派の課題になりやすいのが四球ですが、BB/9 1.72は明確に優秀です。
ボール球で逃げるより、ストライクゾーンで勝負できている証拠になります。
奪三振が増えても四球が増えない投手は、球数が膨らみにくく、長いイニングを取りやすいタイプです。
HR/9 0.57:強打の時代に「一発を消す」価値
HR/9 0.57は、9回換算で被本塁打が1本未満という水準です。
三振を奪える投手でも、甘く入った瞬間に一発を浴びると評価が割れます。
その点、2025年は“当てられた時のダメージ”まで小さく、強さが安定していました。
平均球速98.2mphが意味する「土台の強さ」
平均球速98.2mphは、単発の最速ではなく「毎球の基準値が高い」ことを示します。
球速が高いと、打者は差し込まれる前提でタイミングを組む必要があり、変化球や落ち球の効き方が変わります。
球速は「配球の自由度」を増やす
速い球がある投手は、ストライクを取りにいく場面でも球威で押せます。
結果として、カウントを悪くしにくくなり、BB/9の良さにもつながります。球速が“守り”にもなるのが強みです。
速いだけではなく「再現性」があるのが強い
平均球速が高い投手ほど、フォームやリリースの安定が重要になります。
球速が落ちる日は甘く入りやすく、被弾や四球に直結しがちです。
2025年の指標がまとまっているのは、出力を保ったまま投球の再現性が高いことを示しています。
FIP1.90が示す「実力の密度」

FIPは、投手がコントロールしやすい要素(奪三振・与四球・被本塁打)を中心に評価する指標です。
FIP 1.90という数字は、“運や守備の影響”を取り払ってもなお、投球の質そのものが抜けていたことを意味します。
「三振が多いのに四球が少ない」が最強形
K/9が高い投手は、力むと四球が増えやすいです。逆に、四球が少い投手は、ゾーン勝負で三振が伸びにくいケースもあります。
2025年の大谷投手は、この矛盾を同時に成立させています。奪三振能力と制球が同居している、という評価が最もしっくりきます。
被弾を抑えることで“崩れない投球”になる
どれだけ三振を奪っても、被本塁打が多いと試合の印象は一気に変わります。
HR/9 0.57があることで、点の取られ方が限定され、試合全体の安定感が増します。これがFIPの強さにも直結します。
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大谷翔平の投球がえぐい理由2025まとめ
2025年の大谷翔平投手は、K/9 11.87の奪三振力とBB/9 1.72の制球力が同時に成立し、さらにHR/9 0.57で被弾まで抑えたことで、投球の完成度が一段上がったシーズンになりました。
平均球速98.2mphという土台の強さに、FIP 1.90という支配力が重なったことで、「速いから抑える」ではなく「投球の設計で抑える」領域に入っています。

