こんにちは。今回は、ドジャースの大谷翔平選手が全米野球記者協会(BBWAA)のニューヨーク支部が主催する夕食会に出席し、約2分間の全英語スピーチを披露したことについて、ご紹介します。
大谷翔平選手とは?
大谷翔平選手は、日本のプロ野球選手で、メジャーリーグベースボール(MLB)のドジャースに所属しています。
投手としても打者としても活躍し、2023年には史上初となる2度目の満票でア・リーグの最優秀選手(MVP)に選ばれました。
その他にも、新人王や本塁打王など、数々の賞を受賞しています。日本では「二刀流の怪物」と呼ばれ、世界中のファンから注目されています。
夕食会とは?
夕食会とは、BBWAAのニューヨーク支部が毎年開催する、野球界の各賞の授賞式兼食事会のことです。
今年で99回目となる歴史あるイベントで、MVPやサイ・ヤング賞などの受賞者や、野球関係者や記者などが招待されます。
大谷選手は、2019年に新人王に輝いたときにも出席しています。
英語スピーチの内容と反響
大谷選手は、夕食会でMVP盾を受け取った後、壇上で英語スピーチを行いました。
日本語なしで、約2分間の全英語スピーチを披露しました。以下がスピーチの内容です。
Thank you, Dusty. For your kind words and introduction. BBWAA, thank you for hosting such a wonderful night. Thank you for always welcoming us. To all the writers who voted for me, thank you very much. It is a great honor to receive this award. And I deeply appreciate everyone who voted for me. Congratulations to all the winners tonight. I celebrate your season and your careers. And to the Angels, from the front office to all the staff, thank you for these six years. I always appreciated your support and the opportunity to play this game that I love so much. To my teammates and coaches, thank you for helping me and encouraging me throughout the year. I felt your support every day. To the Dodgers, thank you for believing in me. I look forward to the next stage of my career. To the fans all over the world, thank you for supporting not only me but MLB. We appreciate you and we are grateful for you. The reason I can strive to play the game the way I do is because of the country of Japan. You are endless. Passionate support you give me every day have strived me to play the game the way I do. To my team behind me, led by Nez Balelo, his wife is here today too. Thank you for your support from CAA. And of course, Ippei Mizuhara, thank you for always being there for me. And last but not least, to my family and friends, thank you very much.
スピーチでは、MVPに選出した記者やBBWAAに感謝し、エンゼルスやドジャースの球団関係者やチームメート、コーチ陣にも謝意を表しました。
また、世界中のファンや日本のファンにも感謝の気持ちを伝えました。そして、代理人や通訳の水原氏、家族や友人にも感謝しました。
スピーチは、会場から拍手喝采を受けました。
司会者のティム・ヒーリー記者は、
「ありがとう、ショウヘイ。私が数年前からのことで一番記憶に残っていることの一つは、彼が新人王を獲得した際、いつかまたこの場所に戻って来て、英語でスピーチをすることを楽しみにしていると語っていたことです。なので、今のは見事でした」
と感動を語りました。
また、SNSでは、「アメージング」「感動した」「一平さんへの感謝が泣けてくる」「胸が熱くなる」などのコメントが寄せられました。
英語スピーチの魅力とは?
大谷選手の英語スピーチには、以下のような魅力があります。
- 自信と謙虚さのバランスがとれている。大谷選手は、自分の実績や能力を誇らしげに語ることはありませんが、自分の感謝や尊敬を伝えることは忘れません。自分の立場や役割をしっかりと理解し、相手に敬意を払う姿勢が感じられます。
- 相手の立場や感情に配慮している。大谷選手は、スピーチの中で、様々な相手に向けて、それぞれに合った言葉を選んでいます。例えば、エンゼルスには「6年間の感謝」、ドジャースには「次のステージへの期待」、日本のファンには「絶え間ない応援」など、相手の立場や感情に応じて、適切なメッセージを伝えています。
- 英語の発音や文法が改善されている。大谷選手は、以前にも英語でスピーチをしたことがありますが、そのときと比べると、英語の発音や文法が改善されていることがわかります。例えば、2019年の新人王受賞時のスピーチでは、「I hope I don’t need this paper next time I stand here」という文で、不定詞のtoが抜けていましたが、今回のスピーチでは、「I look forward to the next stage of my career」という文で、toが正しく使われていました。また、発音もより自然で流暢になっていました。
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大谷翔平英語スピーチまとめ
大谷翔平選手は、全米野球記者協会の夕食会で、約2分間の全英語スピーチを披露しました。
スピーチでは、自分の感謝や尊敬を伝えるとともに、自分の挑戦と成長を示しました。
スピーチは、会場やSNSで大きな反響を呼びました。
スピーチには、自信と謙虚さのバランス、相手の立場や感情への配慮、英語の発音や文法の改善などの魅力がありました。
スピーチは、大谷選手のメジャーリーグでの地位と影響力を示すものであり、野球の歴史に残る名スピーチとなりました。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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