なぜ大谷翔平は死球を受けることになったのか?
6月19日(日本時間20日)、ロサンゼルス・ドジャース対サンディエゴ・パドレス戦で、大谷翔平選手がパドレスのクローザー、ロベルト・スアレス投手の100マイル(約160km/h)の死球を受けました。
これを巡り、
という議論が大きく盛り上がりました。
試合中の高まる緊張感とは?
前日の試合では、パドレスのタティスJr.選手がジャック・リトル投手から死球を受け、ベンチクリアリング寸前の騒動に。
続く9回裏に大谷選手が死球を受け、ドジャースファンからは大きなブーイングが起こりました。
これにより球場全体が不穏な空気に包まれました。
大谷翔平は死球に動じず──試合で見せた強さとは?
翌20日(同21日)のナショナルズ戦で大谷選手は「1番・指名打者」で先発。
死球の影響を感じさせず、3度出塁を果たし、第3打席では右前適時打で4試合ぶりの打点をマークするなど、勝利に大きく貢献しました。

MLBネットワークでOBが激論!どう見る死球問題?
米スポーツ局MLBネットワークの番組「MLB Now」では、多くの元MLB関係者がこの問題を熱く討論しました。
- スティーブ・フィリップス氏(元メッツGM)
「ドジャースとパドレスの間には敵意があるのは間違いない。大谷に当たった球は投げる側の肩だ。スターが死球を受けている状況が続いている」。 - ジェイク・ピービー氏(元MLB投手)
「監督も言っていたように、タティスに3度も死球を受けた状況で逃れられると思ってはいけない。内角への攻めは別だが、怪我の危険を冒すべきではない」。 - サッド・レバイン氏(元ツインズGM)
「スター選手が怪我をするのは野球全体にとって良くない。その通りだ。審判の対応が甘かった」。
ジョン・ヘイマン記者(NYポスト)が断言!「大谷に死球は絶対ダメ」
NYポストのジョン・ヘイマン記者は、スアレス投手は明らかに故意だったと主張。その上で
としても、大谷選手には絶対に当ててはならない、“野球のためにいけない”ラインを強調しました。
MLBが下した処分とは?
- スアレス投手は3試合出場停止+罰金(控訴中)
- パドレス監督シャイルド氏とドジャース監督ロバーツ氏は各1試合出場停止
審判対応の是非?リーグも視野に厳格化の動き
スティーブ・フィリップス氏は
と指摘。
意図的な死球には即時退場レベルの対応が必要との意見が出されました。
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大谷翔平報復死球野球のためにやってはいけないまとめ
- ドジャースとパドレスの対立構造が背景にある。
- タティスJr.への死球が連続し、それに続く大谷選手への死球は報復の疑いが強まった。
- MLBネットワークやメディアからは「スターだからこそ当ててはいけない」「安全性を最優先すべき」との声が相次いだ。
- MLBはスアレス投手と両監督に処分を下し、審判の対応強化も含めた議論が進んでいる。
よくある質問/Q&A
Q1:大谷翔平選手に当たった死球は故意ですか?
A1:ドジャース側は「意図的」と見なし、MLBもスアレス投手に処分を下しています。一方、スアレス投手本人は「故意ではない」と主張しており、現在控訴中です。
Q2:大谷選手は怪我しなかった?
A2:肩に死球を受けましたが、大会後のブルペン投球や指名打者としての出場などで、軽傷にとどまっている模様です。今後も様子を見ながら起用される予定です。
Q3:今後もこういう報復死球は起きる?
A3:MLB側は「審判の積極介入」「死球への処分強化」を検討中であり、今後は抑制される流れが期待されています。
Q4:他のスター選手への死球はどう扱われるの?
A4:識者は「大谷選手ほどの影響力のある選手には当ててはいけない」と明言していますが、ルール上は公平であるべきとの声もあります。
Q5:MLBは審判の取り締まりを強化するの?
A5:はい。MLBネットワークなどでは「意図的な死球に対して即退場や厳罰を科すべき」との強い提言が出ています。
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