米大リーグ・ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が、2025年6月22日(日本時間23日)のナショナルズ戦で「1番・投手兼DH」のリアル二刀流出場を果たしました。
右肘手術からの復帰2度目となるマウンドで1回無安打無失点2奪三振、打っては26号2ランを含む5打点の大活躍。さらに、前週に受けた死球によるあざが残る中でも「我慢できる痛みの範囲内」と語り、投打ともに影響がないことを強調しました。
本記事では試合内容と本人の一問一答を完全収録し、今後の展望を深掘りします。
死球のダメージは本当に問題ないの?
大谷選手は試合後の取材で、患部の変色こそあるものの
とコメントしました。
実際、投球・打撃ともにパフォーマンスは落ちず、26号本塁打を含む4打数2安打5打点と結果で証明しています。
ファンやメディアが懸念していた死球の影響は、現時点では杞憂に終わったと言えるでしょう。

復帰2度目のマウンドで何が変わったの?
この日の投球は18球中ストライク12球と制球が冴え、最速98.8マイル(約159キロ)を計測。
前回よりも
と語るように、フォームの安定とボールのキレが向上しました。
左打者中心の打線に対し、フォーシーム、スライダー、スプリットで組み立て、シンカーを1球も使わない“引き出しの多さ”を披露。
ドジャース移籍後初の奪三振もマークし、今後のイニング拡大へ弾みをつけました。
26号本塁打を生んだ打席での修正点は?
大谷選手は
と振り返りながらも、7回の満塁機では右翼線を破る走者一掃三塁打を放ち、8回にはリーグ単独トップとなる26号を左中間へ運びました。
イメージのズレを素早く修正し、球の軌道に合わせてスイングを最適化できる対応力の高さが光りました。
今後の投球イニングはどう増やしていくの?
投球プランについて大谷選手は
と説明。
まずは1イニングからスタートし、反応を見ながら慎重にステップアップしていく方針です。
目標は
という自覚を示し、着実な前進を誓いました。
改善ポイントとコーチ陣との取り組みは?
復帰までの5日間、コーチ陣とフォームの動き方を徹底的に確認し
と分析。
これにより球威と制球のバランスが整い、打者をねじ伏せる投球につながりました。
本人も
と前向きに語っています。
大谷翔平 一問一答全文
――今日のマウンドは。
「前回よりリラックスして全体的に投げられたかなと思います」
――1イニングだった。
「元々そういう予定だったので、はい。ある程度、球数、イニングを今後、増やせていけたらいいんじゃないかなと思います」
――二刀流で打席に良い感じに入れている。
「そうですね、最初2打席とも相手の投手も素晴らしかったですし。なかなか自分のアプローチの打席を送れなかったので、そこは少し反省点かなと思います」
――もっと投げるという意味では時間がかかりそうか。
「思っていたよりも早めに復帰はできているので、今日また投げて、明日以降の反応を見ながら、徐々にイニングも増やしていければ、元の状態以上に戻れるんじゃないかなと。そういう自信は出てきているんじゃないかなと思うので。まだまだ直さないとといけないところは多いですけど、1つ1つ改善していきたいです」
――どれくらい時間がかかるのか。
「イニング、球数に関しては一気に増やすことはもちろんないんじゃないかなと。徐々に増やしていければいいんじゃないかな。今の段階でまずはクオリティを上げていくことと、徐々に増やしていくことが1番大事かなと思います」
――改善したところは。
「1番は動き方が重要じゃないかなと。その過程でロケーションだったりとか、1つ1つのクオリティが決まってくる。自分がどういう風に動いているのかを前回から約5日間くらい、コーチと話しながら改善しました」
■死球の影響は「我慢できる痛みの範囲内ですし、ケアをしっかりしていけば数日でよくはなる」
――今日の1、2打席のスイングは良くない中、三塁打、本塁打へ繋いだ。
「1、2打席目に関しては投げている球も相手の投手が素晴らしかったですし、どちらかと言うと、自分が事前にイメージしていた投手像や球の軌道よりもキレていたというか、よかったんじゃないかなと。イメージのズレでいくと。自分が打ちに行っている球が空振りになっている、またはファウルになっているというところじゃないかなと思うので。自分もそうですけど、単純に相手の投手が素晴らしかったというのがあると思いますけどね」
――シンプルに打って投げるのが戻ってきた。
「単純に嬉しいですし、まだ1イニングですけど、徐々に増やしていければいいかなと思いますし、5回以上を投げられるようになって初めてスターターじゃないかなと思う。そこまでまずは、後退しないように。少しずつでも前進していけたらなと思います」
――デッドボールを受けて影響があったか。
「デッドボールの影響は特にないですね。我慢できる痛みの範囲内ですし、ケアをしっかりしていけば数日でよくはなるんじゃないかなと思います」
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大谷翔平一問一答6月23日まとめ
大谷翔平選手は死球の影響を跳ね除け、二刀流で投打に躍動しました。
投球では1回を完璧に抑え、打撃では26号本塁打を含む5打点。
フォームの改善と慎重なイニング調整で、完全復活への手応えを掴んでいます。
今後イニングを伸ばし、真のスターターとしてマウンドに立つ日も遠くないでしょう。
引き続き大谷選手から目が離せません。
よくある質問 / Q&A
Q1. 死球によるあざはどの程度深刻ですか?
A. 大谷選手本人は「我慢できる痛みの範囲内」と話しており、投打への影響はほぼありません。
Q2. 次回登板はいつ頃を予定していますか?
A. 具体的な日程は未定ですが、コンディションを見ながら徐々にイニングを伸ばす計画です。
Q3. 26号本塁打でリーグ本塁打王争いはどうなりますか?
A. 現在リーグ単独トップ。さらなる量産が期待されます。
Q4. 投球スタイルに変化はありましたか?
A. 今回はシンカーを封印し、フォーシーム・スライダー・スプリット主体で左打者を抑えました。
Q5. 二刀流としての今後の課題は?
A. 投球イニングと球数の増加、そして打撃での安定したアプローチが鍵となります。
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