天覧試合でホームランを放つ――。それは日本野球史の中でも特別な意味を持つ瞬間です。
天皇陛下が観戦される試合という歴史的な舞台で、本塁打を放った選手はごくわずかしか存在しません。
結論から言うと、天覧試合でホームランを打った打者は5人、ホームラン数は合計6本です。
その中心にあるのが1959年のプロ野球史上初の天覧試合、そして2026年WBCでの吉田正尚の一発です。
この記事では、天覧試合ホームランの歴史を時系列で整理しながら、その価値と意味を詳しく解説します。
天覧試合とは何か

天覧試合とは、天皇陛下が球場で直接観戦される試合のことです。
日本のスポーツ史において極めて格式の高いイベントとして知られています。
プロ野球では1959年6月25日の巨人対阪神戦(後楽園球場)が最初の天覧試合でした。
また国際試合では、2026年WBC日本対オーストラリア戦が60年ぶりの天覧試合として大きな話題になりました。
こうした特別な舞台でのホームランは、日本野球史の象徴的な瞬間として語り継がれています。
天覧試合ホームランの記録(5人6本)
天覧試合でホームランを打った選手は次の5人です。
長嶋茂雄
坂崎一彦
藤本勝巳
王貞治
吉田正尚
ただし本塁打数で見ると合計6本になります。
その理由は、長嶋茂雄が1959年の天覧試合で2本塁打を記録しているためです。
整理すると次のようになります。
1959年 天覧試合(巨人 vs 阪神)
長嶋茂雄 2本
坂崎一彦 1本
藤本勝巳 1本
王貞治 1本
2026年 WBC天覧試合(日本 vs オーストラリア)
吉田正尚 1本
つまり、
「打者5人・ホームラン6本」
という形が最も正確な記録になります。
1959年天覧試合|長嶋茂雄の伝説の2本

1959年6月25日、後楽園球場で行われた巨人対阪神戦は、日本プロ野球史上初の天覧試合でした。
この試合で最も象徴的な活躍を見せたのが長嶋茂雄です。
まず5回、阪神のエース小山正明から同点ホームラン。
続いて9回、村山実からサヨナラホームランを放ちました。
天覧試合でのサヨナラ弾は、日本野球史の中でも屈指の名場面として今も語り継がれています。
さらにこの試合では、
長嶋茂雄
坂崎一彦
藤本勝巳
王貞治
という4人がホームランを打ち合う、まさに伝説的なホームラン合戦となりました。
王貞治の同点弾とON時代の象徴
1959年の天覧試合では、王貞治も7回に同点ホームランを放っています。
この一発は、後に「ON時代」と呼ばれる巨人黄金期を象徴する出来事のひとつとして知られています。
長嶋と王という二大スターが同じ歴史的試合でホームランを放ったことで、この試合は日本プロ野球の象徴的な試合として語り継がれるようになりました。
2026年WBC天覧試合|吉田正尚の逆転アーチ
2026年3月8日、東京ドームで行われたWBC日本対オーストラリア戦は、野球の国際試合としては1966年以来60年ぶりの天覧試合でした。
この試合で歴史に名を刻んだのが吉田正尚です。
7回、日本が1点を追う場面で右翼席へ逆転2ランホームラン。
この一発は「令和の天覧アーチ」として大きな話題になりました。
さらに興味深いのは、このホームランが1959年の長嶋茂雄の逆転劇を思わせるタイミングで生まれたことです。
昭和と令和をつなぐ象徴的なホームランとして、多くのファンの記憶に残る場面となりました。
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天覧試合ホームラン歴史まとめ
天覧試合でホームランを打った打者は、歴史上わずか5人しかいません。
長嶋茂雄
坂崎一彦
藤本勝巳
王貞治
吉田正尚
ただし記録としては、
長嶋茂雄 2本
坂崎一彦 1本
藤本勝巳 1本
王貞治 1本
吉田正尚 1本
合計6本となります。
1959年の伝説の天覧試合、そして2026年WBCの歴史的一発。
この2つの試合は、日本野球史の中で特別な意味を持つ出来事として今後も語り継がれていくでしょう。
