山本由伸の「ノート」とは?試合前からベンチでペンを走らせる理由は?
ドジャースの山本由伸投手(27)が10月25日(日本時間26日)、ワールドシリーズ第2戦で再び歴史的な快投を見せました。
敵地トロントでのブルージェイズ戦に先発し、9回105球、4安打1失点、8奪三振で完投勝利。
メジャーリーグでは2001年のカート・シリング以来24年ぶり、ドジャースとしては1988年オーレル・ハーシュハイザー以来37年ぶりのWS完投という快挙です。
しかし、この試合でアメリカの記者たちが注目したのは、山本が試合開始前からベンチで黒いノートに何かを書き込んでいた姿でした。
試合後の会見で本人はこう明かしています。
「いつも、全部の試合でやっています。作戦面のことを書いています」
この“由伸ノート”は、単なるメモではなく、彼の思考と分析が凝縮された「戦術ノート」だったのです。
どんな内容を書いているのか?山本が語る“作戦面”とは?
山本がノートに書く内容は、相手打者への配球プランや直前のイニングの修正点、捕手スミスとのサイン傾向など、極めて実戦的な情報が中心とされています。
一部の記者によれば、試合中にベンチへ戻るたびにノートを確認し、数行のメモを取る姿が見られたとのことです。
米メディアでは、山本のこの行動を
「マウンド上のサムライの戦術書」
と形容。
MLB公式も特集記事で
「Yamamoto’s Notebook: The Secret Weapon of Precision(精密さを支える秘密兵器)」
と報じるなど、その分析力に高い評価が集まっています。
完投勝利につながった“観察と修正”の連鎖とは?
第2戦では初回からピンチを迎えながらも、序盤の失点を最小限に抑えました。
3回に同点犠飛を許した後は、4回から9回まで20人連続アウト。
105球での完投勝利は、圧倒的な集中力と修正力の賜物でした。
特に注目されたのが、4回以降の「テンポの変化」。
山本は試合中に自らの投球間隔やリズムを細かく調整しており、これはノートに書き込んだ戦術プランの即時実行だったと見られます。
監督のデーブ・ロバーツも試合後、
「彼は完全にロックインしていた。あと40球はいけた」
と語るほどの完成度でした。
“由伸ノート”はチームにも波及?ベッツやスミスも称賛
捕手ウィル・スミスは、
「この2試合はこれ以上ないほど支配的だった。すべてが噛み合っていた」
とコメント。
ムーキー・ベッツも
「ヨシは素晴らしい仕事をした」
と絶賛しました。
チーム内では、山本の“ノート文化”に感化され、他の投手もミーティング中にメモを取る姿が増えているという報道もあります。
山本が持ち込んだ
「書く習慣」
が、ドジャースの投手陣に新たな意識改革をもたらしているのです。
なぜノートが彼の強さを支えるのか?

山本由伸はオリックス時代から
「記録魔」
として知られ、練習日誌や打者別の投球傾向を手書きで残すことで有名でした。
メジャー移籍後もその習慣を継続し、試合後には必ずノートを開いて反省点と成功要因を言語化しているといいます。
この“書くプロセス”こそが、彼の圧倒的な安定感と修正力を支えているのです。
アメリカのアナリストも
「データと感覚の融合が彼の最大の武器」
と分析しています。
山本由伸明かした由伸ノート秘密まとめ
山本由伸の“由伸ノート”は、単なるメモ帳ではなく、戦略の集積体です。
相手打者の癖、リリースポイントの感覚、球種の配分、すべてを即座に記録し、次の一球に生かす。
その積み重ねが、24年ぶりの快挙となる2戦連続完投を実現させました。
記録も内容も、まさに「ノートから生まれた勝利」だったといえるでしょう。
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Q&A
Q:山本由伸のノートにはどんな内容が書かれているのですか?
A:試合前の作戦、相手打者への配球計画、試合中の修正点など、戦術的なメモが中心です。
Q:いつからノートを使っているのですか?
A:日本・オリックス時代から続けており、メジャー移籍後も同様のルーティンを維持しています。
Q:ノートを取ることでどんな効果があるのでしょうか?
A:頭の中を整理し、冷静に次の打者へ切り替えることができます。データと感覚の両立を支える重要な要素です。
Q:他のMLB選手も真似しているのですか?
A:はい。ドジャースの若手投手の間で山本のメモ習慣が広がりつつあります。
Q:今後の登板でもノートは続けるのでしょうか?
A:山本本人は「全部の試合でやっている」と明言しており、今後も継続するとみられます。

