2025年6月14日(日本時間)、ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手が、本拠地で行われたサンフランシスコ・ジャイアンツ戦に先発登板しました。
この試合で山本は、4回2/3を投げて5失点、今季最多の5四球を記録し降板。
防御率はリーグ3位の2.20から2.64に悪化しました。
しかし、問題視されたのは投球内容よりも、判定でした。MLBの最新トラッキングデータによって、満塁弾の前に“4球の誤審”があったことが明らかになっています。
なぜ山本由伸は苛立ちを見せたのか?
試合序盤、山本は好調な立ち上がりを見せていましたが、3回に試合の流れが大きく変わります。
先頭のイ・ジョンフをフルカウントから四球で歩かせると、続くラモス、フローレスと立て続けに四球。
二死満塁の場面で迎えたシュミットに痛恨の満塁ホームランを浴びてしまいました。
この回、山本はストライクゾーンに正確に投げ込んでいたにもかかわらず、球審の手は上がらず。
何度も首をかしげる様子や、グラブを地面に叩きつけそうになる場面も見られました。
最新機器が暴いた“4つの誤審”とは?
MLBでは、球の軌道を精密に測定できるトラッキングシステムが導入されています。
- イ・ジョンフ打席の2球目と4球目:ストライクゾーンの端にかかっていたが「ボール」と判定
- ラモス打席の2球目と5球目:真ん中寄りのストライクだったが「ボール」と判定
これらの判定がすべてストライクとされていれば、アウトカウントも変わり、満塁弾の場面すら訪れていなかった可能性があります。
ロバーツ監督も抗議?ドジャースベンチの反応は?
判定に納得のいかない様子は山本だけでなく、ベンチにも波及しました。
ロバーツ監督も身振りを交えて球審に抗議の意を表明。チーム内でも「今のはストライクだろ」といった声が多く上がっていたと報じられています。
このような一連の判定が試合の流れを大きく左右し、結果としてドジャースは2-6で敗れました。
山本由伸の今季成績に与えた影響は?
リーグ7位に順位を下げました。
特に防御率争いが激しい今季において、この1試合の影響は非常に大きいものでした。
ただし、全体の投球内容自体はそれほど悪くはなく、コマンドミスよりも判定に苦しめられた印象が強く残ります。

今後の山本に必要なこととは?
これまでの安定したピッチングは評価されており、ドジャースのエースとしての信頼は揺らいでいません。
また、今後も審判との相性や判定ブレに遭遇する場面は避けられないため、メンタル面の対応力がより一層重要となるでしょう。
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山本由伸データが明かす4球のストライク見逃しまとめ
- 山本由伸はジャイアンツ戦で4回2/3を5失点、今季ワーストの5四球を記録
- 最新トラッキングデータで“4球の誤審”が明らかに
- 満塁弾は誤審による流れの悪化が大きく影響
- 防御率は2.20から2.64へ悪化し、リーグ3位から7位に後退
- 山本は冷静さを保ち、次戦での巻き返しに期待
よくある質問/Q&A
Q1:山本由伸が判定に怒っていたのは事実ですか?
はい。実際の映像でも、首をかしげたり足にグラブをぶつける様子が映っており、判定に対するフラストレーションが見て取れました。
Q2:なぜ誤審が発生したのですか?
球審の位置や見え方に左右されるため、際どいコースは誤審が起きやすいです。ただ、トラッキングデータでは明確にストライクと判定されていた球が含まれており、改善の余地があります。
Q3:誤審の責任は誰にあるのですか?
公式には審判団の判断に委ねられており、誤審があっても試合の結果は覆りません。MLBではAI審判の導入も検討されています。
Q4:山本の評価は下がりますか?
この試合での失点はありましたが、投球内容やシーズン全体の成績は高評価を維持しています。今後の巻き返しに期待できます。
Q5:次回の登板はいつですか?
ドジャースのローテーション通りであれば、中5~6日後が予定されています。再び好投を見せる可能性は十分にあります。
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